海のはじまり

先週ワーワー泣いてた割に今週の夏くんからは弥生さんへの思いが微塵もなくてなんか笑った。好きで別れたはずなのに切り替え早すぎでしょ。もう少し余韻とかないわけ？海のことでいっぱいなのは分かるけど弥生としたら寂しいでしょうね。

別れると決めたのにドアの前でふいに弥生を掴んだり駅まで行くと言ったり、今まで海ちゃん中心だったから見えなかったのですが夏の中で弥生への思いが見えて良かったです。普段からもっと弥生に向けられたものがあったならと切なくなりますね。

ドラマでしか知らない方ですが、こういう役がすごく合っていると思います。本人もこんな感じなのかと思わせられてしまいます。繊細すぎ、優しすぎ、みたいの上手いと思います。こんな彼氏がいたら最高だと思います。でも現実でこんなお人好しでかっこいい人見たことないので、リアリティーのないキャラだなと思う。

目黒さんが体調不良でお休みされていたと報道がありましたが、あの夏くんを演じるには相当神経が削られる場面が多いと思うので無理はないかなと思いました。セリフが少ない分表情だけで心情を表す場面が多く苦労するでしょう。全てが受け身なのも大変。そうじゃないのにという反論も言わせてもらえないのはつらいですね。夏くんの復活をお待ちしております。

感情を思い切り出せたら楽なのにそれを思うように出せない夏くんを演じるのは大変だろうと思います。時には透明人間のようになってしまう時もありますが、だからこそ他の人の感情を邪魔せずいられるような気もします。

意思表示が乏しいから朱音に引っ張られすぎているように見えてしまう。押し切られると断れない人みたいになってしまっている。自分が父親になるかという大きな決断をしなきゃいけないんだから、もう少し主体性があってもいいんじゃないかと思う。

事実に真剣に向き合おうとしている人を表現しようとしているのだろうけど、ただの優柔不断、煮え切らない男に見えてしまう。熟慮しているというより周りに流されているだけ。話の内容としてはすごく重い事なので、突然降ってわいた事実に苦悩している姿をもっと表現する芝居をして欲しい。

まぁ急にいろんなことが起きて人生で最大の出来事に振り回されているのでしょう。とにかく誰にでも誠実でありたい気持ちは伝わってくる。でもピントがズレていたりするところにイライラする。みずきの祭壇に手を合わせた弥生にお辞儀するってもう向こう側ってことだもんね。悪意のない行動がさらに傷つける。嘘がない行動がしんどい。

子供と接したことのない男の人の辿々しい接し方が上手いなと思った。どうやって仲良くするという考えより海という人物を観察しているように見えるのも夏くんっぽいと思いました。海ちゃんにお父さんやらなくていいよって言われた時緊張の糸が切れたように一瞬だけど座り込んだところがリアルだなと思いました。

みずきが妊娠したと聞いた時から泣いてくれる男の人っていいなと思いました。妊娠した不安を全部分かろうとしてくれている態度が誠実に見えて夏くんは海ちゃんを放っておくことはできないだろうなと思った。海ちゃんへの近づき方も不審者にならずいい距離感だったと思う。