ボイス 110緊急指令室

｢表情で全てが語られる｣と言っても過言ではなく、口元しか見えてない様な時も自分の生物としての本能なのか？(笑)、｢こいつ、やばすぎる！！｣と、人としての違和感と恐怖を感じながら毎回観てました。申し訳ないですが主役よりも目がいってしまいました！なんか気持ち悪いのにまた観たくなる。人間って｢怖いもの見たさ｣ってのがありますがまさにその通りだと感じる演技でした。

芝居に定評のある役者さんなので、殺人鬼の役がハマっていました。最初は、顔が分からない演出から徐々に顔以外を見せていく映像だったんですが、途中から、この役はもう伊勢谷さんしかあり得ないなと予想がつくほど、人物像と伊勢谷さんの見た目が一致していて、本人が登場した時、鳥肌が立ちました。冷徹で躊躇なく人を殺す姿や、歯をカチカチならす仕草、無表情と殺人を楽しんでいる笑顔に恐怖を感じました。
でも、父親に「人を殺した時、笑っていたよね」と言った時の表情は、悲しいような、これで正しいんだよねと問いかけるような、何とも言えない顔をしていたのが印象に残っています。父親との関係から殺人鬼へとなってしまった悲しみも感じさせてくれた良い演技をしていたと思います。

綺麗な顔の人がこういう役をすると迫力があっていいですね。表情の作り方が上手だからだと思いますが、ホントに怖い。でも父親に対する時はちょっと切なげな感じで、ただただ壊れた人ってわけではない奥行きがありました。あと基本スーツなところもかっこよかったですね。

顔が出ない、背中からの姿だけですら、異様な存在感があった。アクションも迫力があったし、何より表情。画面ごしに怖さが伝わってくる、すさまじい笑顔は、目にやきついてしまうほど。主人公たちを食ってしまう勢いがあった。

韓国の原作のドラマを見ていたので、ドラマが始まる前からこのキャストは誰になるのか気になっていました。
スタイルもよく、カッコよく、なおかつ演技力も高くないと演じられない役だと思ったので下手な演者だとつまらないと思っていたので、伊勢谷さんとわかった時は「なるほど」と声が出てしまいました。
言葉の言い回しや、動きだけじゃなく、サイコパスの役は表情や身にまとう空気が絶対的に必要だと思うので今回の伊勢谷さんの演技は納得いくものでした。
あの目力はサイコパス役にはもってこいだと思いました。
犯罪を犯すときの鬼気迫る空気や、口元しか映らない時にも身の毛が立つほど恐ろしく感じたので凄かったです。

かっこいいのに、めちゃめちゃ怖い！どうしたらあんな性格に育ってしまうんだろう？落ち着いてる時は普通のいい人に見えるし、ギャップの恐ろしさだな……。憎たらしいのに外見がいいから憎めない、複雑な気持ちになる。

目は口ほどにものを言う。と言いうが、伊勢谷の場合、画面にアップされた笑った口元だけで、その凶器さが伝わってくる。
元々いい人のようなふりをした悪人顔だとは思うが、この人は本当にサイコパスではないのか？と思わせる不敵笑みが今回のドラマでは光っていた。

日本版キャストの中で唯一本家越えしそうな勢いのある怪演状態。最終回の演技が楽しみ。

暴力性を秘めたセクシーさが地で出ていて存在感が強いです。

とにかく顔のインパクトがありすぎで悪役を演じているが似合いすぎです。兄弟をも手にかけるシーンはなかなかの名演技で迫力、仕草、間の取り方など放送が終わっても画像が頭に残りそうな雰囲気を演出できている点はかなりの高評価です。