『誘拐の日』での斎藤工 (新庄政宗役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
斎藤工 (新庄政宗役) は 「2025年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
ここに来るまで単純だけど情が深くて行き当たりばったりな行動が多い、政宗を演じてきたからこその幼少期の優秀な少年とのギャップが生じて話に引き込まれていく。ここの違和感に繋がるのかとすっきりさせるのも役者の力だと思う。
凛に身代金の安さを指摘されて「すいません」て素直に謝ったり、ぬいぐるみ買う時も「お金貸して」って何の躊躇いもなくお願いしたり、言われるがまま洋服を試着しまくって「どう?」ってお伺いを立てたり、良い大人が子供相手に何してんだってシーンが多いけど、違和感を全く感じさせないところが凄い。政宗がしっかり情けなくて鈍臭いから凛の天才ぶりが際立つし、たまに見せる頼もしさや肝の据わりっぷりも普段のお人好しな姿とギャップがあってより政宗を魅力的に見せていると思います。
いつ見ても顔に怪我を負っていて血だらけで、身なりもボロボロで汚いし、格好良いシーンはほぼゼロなんだけど、それでもちゃんと主人公に見えて存在感があるのがさすが。凛と話す時の口調や態度が大人に対するそれと同じところも、凛のことを子供ではなく対等な仲間、バディとして見てるのが伝わってきて良いと思います。
須之内の拳銃を帽子で隠して返したり、立ち去る時に申し訳なさそうに両手を合わせたり、見張りに気付くとあからさまに挙動がぎこちなくなったり、何をしていても人の良さ、素直で不器用な性格が滲み出るところが良いですね。良い大人がだいぶ情けなくてお馬鹿さんっぽく描かれてるけど、それをあざとさや違和感を一切感じさせず演じているところもさすがだと思います。
芽生のことが何より大切だけど、凛のことも放っておけなくて、一緒に逃げようって提案する姿が政宗の根っからの人の良さを感じさせました。提案するまでは頼もしくて格好良かったけど、まさかのノープランで「どうしたら良い?」って結局凛に頼ってしまう情けなさもいつもの政宗らしくて良かったです。
凛ちゃんといる時は凛ちゃんの賢さが際立つように、汐里といる時も汐里がいなきゃ何もできないというようにいつも相手の演技が引き立つように計算されているように思います。凛ちゃんと走る時もすごく気を遣っている。余裕があるからできる技です。
汐里の涙にも凛の涙にも、言葉は悪いけどコロっと騙されるというか、相手の望むような言動・行動をするように上手く誘導されてしまう姿が、政宗の優しくて単純な性格も感じさせました。見た目も演技もとことん情けななく間抜けに見せているところも、凛との凸凹コンビっぷりと、天才少女ぶりを際立たせていて良いと思います。
主に対峙する相手が子どもだということもあり、逃げる時にも子役の速度に気を遣って、追跡者の方を振り返るなどして間を作ったり、手を引かれるシーンも歩調をうまく合わせたり、役者としての気遣いを感じる。まあ本当はそれを感じさせないようにしないと、ドラマのリアリティとしてはダメなんだけどね。 政宗のあまりにもおバカすぎるキャラには首を傾げるけれど、斎藤さんの芝居としては、周囲をよく見た芝居ができるところを評価したいなと思います。
このどうしようもないグダグダでダメダメな感じが上手すぎる。少し考えが足らないところも優しすぎるところも本当によく合っていると思う。子どもが大好きなのも、その距離感がおかしいことも、政宗ならそうだろうなというところに落とし込んでいると思う。
うますぎるからなんだろうなー、凛ちゃんに言われていた通り麺をふーふーするところは気持ち悪いと思ったしこんな状況でも子供に会いたいと感情を爆発させる場面は大丈夫?と心配になるほどだった。政宗のダメダメな感じがリアルだ。
「芽生に会いたい」って駄々をこねたり、警察から逃げる時も凛の言いなりだったり、「政宗」って呼ばれても普通に返事したり、凛と接する態度が子供相手というより対等なバディという感じなのが良いですね。振り回されて情けない姿も、薄汚れていかにも臭ってきそうな見た目も妙に似合っているし、中途半端に格好つけたりせず、とことん役になりきる姿勢も好感が持てます。
妻の言いなりで誘拐までしようとする政宗。頼りなくて妻の言いなりだから断れないけど、いざとなった時のパニックが小心者って感じですっかりいい人だという印象を植えつけました。だからこそ最後の殺人の前科があるってことに驚いたしギャップに惹かれました。
凛を縄で縛るのを躊躇したり、ご飯を食べる姿を嬉しそうに眺めたり、アレルギーを起こして倒れた時も、誘拐のことなんて頭から吹っ飛んだように慌てて病院に連れて行ったり、娘と重なるからというのもあるだろうけど、それだけではない政宗自身が元々持っている心根の優しさや人の好さが滲み出ているのが良かったです。大人びた子供に振り回される姿もハマってたし、基本シリアスだけど、ちょっとだけコミカルさを滲ませるその絶妙な塩梅もさすがだなと感じました。
ここに来るまで単純だけど情が深くて行き当たりばったりな行動が多い、政宗を演じてきたからこその幼少期の優秀な少年とのギャップが生じて話に引き込まれていく。ここの違和感に繋がるのかとすっきりさせるのも役者の力だと思う。
凛に身代金の安さを指摘されて「すいません」て素直に謝ったり、ぬいぐるみ買う時も「お金貸して」って何の躊躇いもなくお願いしたり、言われるがまま洋服を試着しまくって「どう?」ってお伺いを立てたり、良い大人が子供相手に何してんだってシーンが多いけど、違和感を全く感じさせないところが凄い。政宗がしっかり情けなくて鈍臭いから凛の天才ぶりが際立つし、たまに見せる頼もしさや肝の据わりっぷりも普段のお人好しな姿とギャップがあってより政宗を魅力的に見せていると思います。
いつ見ても顔に怪我を負っていて血だらけで、身なりもボロボロで汚いし、格好良いシーンはほぼゼロなんだけど、それでもちゃんと主人公に見えて存在感があるのがさすが。凛と話す時の口調や態度が大人に対するそれと同じところも、凛のことを子供ではなく対等な仲間、バディとして見てるのが伝わってきて良いと思います。
須之内の拳銃を帽子で隠して返したり、立ち去る時に申し訳なさそうに両手を合わせたり、見張りに気付くとあからさまに挙動がぎこちなくなったり、何をしていても人の良さ、素直で不器用な性格が滲み出るところが良いですね。良い大人がだいぶ情けなくてお馬鹿さんっぽく描かれてるけど、それをあざとさや違和感を一切感じさせず演じているところもさすがだと思います。
芽生のことが何より大切だけど、凛のことも放っておけなくて、一緒に逃げようって提案する姿が政宗の根っからの人の良さを感じさせました。提案するまでは頼もしくて格好良かったけど、まさかのノープランで「どうしたら良い?」って結局凛に頼ってしまう情けなさもいつもの政宗らしくて良かったです。
凛ちゃんといる時は凛ちゃんの賢さが際立つように、汐里といる時も汐里がいなきゃ何もできないというようにいつも相手の演技が引き立つように計算されているように思います。凛ちゃんと走る時もすごく気を遣っている。余裕があるからできる技です。
汐里の涙にも凛の涙にも、言葉は悪いけどコロっと騙されるというか、相手の望むような言動・行動をするように上手く誘導されてしまう姿が、政宗の優しくて単純な性格も感じさせました。見た目も演技もとことん情けななく間抜けに見せているところも、凛との凸凹コンビっぷりと、天才少女ぶりを際立たせていて良いと思います。
主に対峙する相手が子どもだということもあり、逃げる時にも子役の速度に気を遣って、追跡者の方を振り返るなどして間を作ったり、手を引かれるシーンも歩調をうまく合わせたり、役者としての気遣いを感じる。まあ本当はそれを感じさせないようにしないと、ドラマのリアリティとしてはダメなんだけどね。
政宗のあまりにもおバカすぎるキャラには首を傾げるけれど、斎藤さんの芝居としては、周囲をよく見た芝居ができるところを評価したいなと思います。
このどうしようもないグダグダでダメダメな感じが上手すぎる。少し考えが足らないところも優しすぎるところも本当によく合っていると思う。子どもが大好きなのも、その距離感がおかしいことも、政宗ならそうだろうなというところに落とし込んでいると思う。
うますぎるからなんだろうなー、凛ちゃんに言われていた通り麺をふーふーするところは気持ち悪いと思ったしこんな状況でも子供に会いたいと感情を爆発させる場面は大丈夫?と心配になるほどだった。政宗のダメダメな感じがリアルだ。
「芽生に会いたい」って駄々をこねたり、警察から逃げる時も凛の言いなりだったり、「政宗」って呼ばれても普通に返事したり、凛と接する態度が子供相手というより対等なバディという感じなのが良いですね。振り回されて情けない姿も、薄汚れていかにも臭ってきそうな見た目も妙に似合っているし、中途半端に格好つけたりせず、とことん役になりきる姿勢も好感が持てます。
妻の言いなりで誘拐までしようとする政宗。頼りなくて妻の言いなりだから断れないけど、いざとなった時のパニックが小心者って感じですっかりいい人だという印象を植えつけました。だからこそ最後の殺人の前科があるってことに驚いたしギャップに惹かれました。
凛を縄で縛るのを躊躇したり、ご飯を食べる姿を嬉しそうに眺めたり、アレルギーを起こして倒れた時も、誘拐のことなんて頭から吹っ飛んだように慌てて病院に連れて行ったり、娘と重なるからというのもあるだろうけど、それだけではない政宗自身が元々持っている心根の優しさや人の好さが滲み出ているのが良かったです。大人びた子供に振り回される姿もハマってたし、基本シリアスだけど、ちょっとだけコミカルさを滲ませるその絶妙な塩梅もさすがだなと感じました。