※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.9 /5.0(77%) | 403位 /1088件中 |
キャスト 3.4 /5.0(68%) | 825位 /1088件中 |
演出 3.6 /5.0(72%) | 550位 /1087件中 |
音楽 3.0 /5.0(59%) | 810位 /1088件中 |
感動 3.2 /5.0(63%) | 493位 /1083件中 |
笑い 1.8 /5.0(35.8%) | 957位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60%) | 635位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.9 /5.0(77%) | 403位 /1088件中 |
キャスト 3.4 /5.0(68%) | 825位 /1088件中 |
演出 3.6 /5.0(72%) | 550位 /1087件中 |
音楽 3.0 /5.0(59%) | 810位 /1088件中 |
感動 3.2 /5.0(63%) | 493位 /1083件中 |
笑い 1.8 /5.0(35.8%) | 957位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60%) | 635位 /1080件中 |
岡田さん演じる財前は、最初、ジャニーズの印象が濃く、無理だと思ったのですが、だんだんと、岡田さんの財前五郎が見えてきて楽しめました。
ただ、里見先生と柳原先生の私の中の第二の主役が残念でした。里見先生が名医のわりに若い俳優さんが演じているので、財前が信頼している里見先生とは程遠く、経験の積んだ医者には見えません。江口洋介の里見先生は、存在感があり、信頼されるキャラが確実に出ていましたが、松山ケンイチは、抑揚のないぼそぼそ声でいつも眠たそう。何をしたいのか、全く伝わってきませんでした。
東先生の娘、里見先生の妻、財前の妻、亀山君子の女優さんの外見や役の性格が似ていて、面白くなかったです。
唐沢版と比較すること自体、失礼なのかもしれませんが、定期的にドラマ化されている以上、それは、視聴者側からしたら仕方のないことなのだと思います。厳しい意見、ごめんなさい。
財前五郎の最期が分かっているだけに、そこへ到達するまでの過程を楽しみにしていましたが、ラストは、思いのほかライトなイメージでした。
五郎の「教授」というステータスにのみすがりついていた財前の義父と妻でしたが、五郎の容態が悪化すると心底労っていたところには救われました。
さらに、捉えどころのなかった五郎の妻が、郷里の義母に電話をする際に見せたほんの僅かな優しさにも心が洗われる思いがしました。
医学の進歩のため、献体を申し出る五郎の姿は一貫したものがあり、彼のプライドも感じられる素晴らしいシーンだと思います。
原作小説と比べると、全体的に登場人物が、特に見た目が若すぎる感は否めなかったけれど、主演の岡田准一さん演じる財前はなかなかの迫力で雰囲気もよく出ていて、とても良かったと思います。傲岸不遜な態度や表情も、財前そのものという感じ。そして彼を財前に持ってくるなら、里見役にはもうちょっと違う意味で迫力のある人が良かったかも。太陽と月ではないけれど、「医学部生?」と訊きたくなるくらいの幼い感じの松山さんの里見では、岡田さんの財前の同期、友人、ライバルというポジションにしては迫力負けしすぎでした。ついでに、寺尾聰さんの東教授は、ちょっと年齢行き過ぎな”演出”でしたね。舞台を現代に設定してるなら、定年退官するといっても今時の大学教授はもっと若い雰囲気でいいと思いました。
愛人ホステスの演出が嘘くさかった。お客さん入がっているお店で、カウンター越しにタバコをふかしているのは高級店であるほどあり得ない話だし、演技してます感がしんどかった。
今はどの病院もガラス越しにオペ室をみるような場所はないとのことでリアリティーにかけたし、また岡田君がベッドに横たわるシーンでは「ちっさ!」と思わず声に出た。
若手の俳優陣はもう少し違っても良かったのではないかと思った。
松山ケンイチでなくても良かったと思うし良さが出ていなかった。
本妻の演技も中途半端で大根だったと思う。
見終わって昔の白い巨塔は良かったなあ、重みがあったと少し残念だった。
前回の唐沢寿明の時を見てなかったので、今回の財前は大好きな岡田君で良かった。背が低いから…とか言われてたけど、演技力がめちゃくちゃ高いから迫力があって、私は良かった思う。
妻と愛人、本当に愛されてるのは愛人なのに、実際に病気だとか、事故だとかになると、本妻にしか連絡が行かない、側にいてあげることも、助けてあげる事も出来ないって、何か辛いなと思った。
癌の末期で死ぬって時に、妻が伝えに来たシーンが感動!こっちも辛いんだろうなと。
里見先生は松山ケンイチで大正解でしたね!真面目で純粋な役柄、人柄が良かった。世の中、良い人程出世出来ずに疎まれてしまうんだなぁ。でも、佐枝子さんが好きです!と告白したのが嬉しかった。結婚してるから、ひっつくわけには行かないけど、あのシーンも良かった。
財前の、闘う姿と母親に電話してる時のギャップが良かった。
財前役を演じている岡田准一が、何と言ってもカッコいい!カッコよすぎる!
ドラマの中では悪役だが、やはりなぜか憎めない。というか、このまま成功してほしいと思ってしまった。
最後に自ら病に侵され、自分が裏切ってしまった親友にオペを担当してもらうことになる場面は涙が出た。
愛人役の沢尻エリカも光っていた。あの役にピッタリはまっている。岡田准一と沢尻エリカという2大俳優の演技はやはり素晴らしい。目の保養にもなるドラマだった。
5夜連続放送。もともと小説が好きだったこともありたのしみにしていました。が、キャストを見たときから若干不安が。ドラマが始まり、不安が失望にかわりました。田宮映画、唐沢ドラマをみていますが、比べるべくもなく薄っぺらい内容。音楽も演出も、迫力とシリアスさに欠けます。5夜目(最終話)まで見切る自信がなかった。正直仕方なく見たという感じです。本来、小説版を知っていても感動するはずの題材なのに、岡田演じる財前の死の間際すら、それほどの感動はなかった。
長編小説をどうまとめるかと思っていたけど、全然まとまってなかった。教授選や医療過誤裁判の出来事のみが淡々と描かれていて、登場人物の心情が置き去りだった。財前の苦悩はどこ行った!いつも睨みをきかせてて、ただの悪徳医師にしか見えなかったよ。沢尻エリカとの絡みは色っぽかったから、いっそサイドストーリーで二人の話のみでよかったのではと思っちゃう。あんな美人の恋人がいたら男は家には帰らないよね。全体通してまるで白い巨塔の総集編を見せられているようだ。
山崎豊子先生がご存命だったとしたらご立腹だったと思う。前作の唐沢版の時も山崎豊子先生は「あなたが財前を演るの?(笑)いい根性してるわね(笑)」と仰ったのは有名なエピソード。原作によると財前は大男だとしっかり明記されているから岡田くんじゃ違和感を覚えるのもしょうがないかな。財前だけじゃなく、全体的にキャスティングも弱かったし、肝心なところが省かれていてちょっと演出が雑だと思った。もう少し丁寧に取り扱うべき作品なんじゃないかな。
でも、柳原医師役の満島真之介は素晴らしかったと思う。むしろ前作の伊藤英明より良かった!柳原医師に関してはその後まで描かれていたのが嬉しかったね。それから、佐々木庸平の妻役だった岸本加世子もめちゃめちゃハマってた。どうしても前作と比較してしまうんだけどかたせ梨乃より個人的には好き!忘れちゃいけないのが沢尻エリカ!黒木瞳よりハマり役だと思う!
逆に、ネットでは絶賛されているのが不思議なんだけど、佐々木庸平の息子役は全然良くなかったと思ってる。この人だけミュージカル俳優みたいで違和感があった。
全体的には、この話独特の怖い感じがよく描けていたと思います。ただ、どうしても前の唐沢寿明さん主演の時と比べてしまいました。岡田准一さんは、なんとなく優しそうに見えてしまって。強欲な表情をしても、こちら側の感情が入っていけない感じでした。
かなり短時間に詰め込んでいるので仕方ないですが、最後に判決が原告勝訴になる流れを、もう少し丁寧に描いて欲しかったです。原告の家族のお店が、どんどん大変な状況に追い込まれていくところがもっと出てきたら、逆転勝訴の感動がより輝いたと思います。
良かったのは、里見先生と財前教授との絆です。普通なら壊れて絶縁状態になるところですが、最後まで人間として見捨てないところが感動でした。
昔からの人気小説、しかもキャストを変えて何回もリメイクされているので、見方は人それぞれだと思いますが、私は良かったと思います。
楽しいというより重たいテーマなので、笑いや陽気な雰囲気はありませんが、その分キャストの皆さんの迫真の演技に、胸が締め付けられるほど釘付けになりました。
電子カルテや禁煙傾向にある状況、女医さん設定を取り入れるなど、今の世の中にある設定にも注目しました。
しかし、時代が違えど、権力を欲しがる人間、財力に物を言わす人はいるものですし、人の命や温かい友情や信頼できる仲間の存在など、不変に思えるストーリーはしっかり描かれています。
長編小説をコンパクトにまとめており、もう少し時間をとって、時間をかけて観たかったという思いです。
前回の唐沢寿明版より放送回数も少ないので比べて見劣りするのでは?と思っていましたが、むしろ、短いからこその見応えがありました。配役もいちいち比べてしまう自分が嫌でしたが、どの俳優さんもドラマの役に入り込んでいて魅力的でした。
時代が違っても原作が通用するのは、人間の心の基本はいつの時代も変わらないのだと痛感します。大学病院の在り方や人間関係はもちろんですが、「結婚とは?」「仕事とは?」「家族とは?」深い深い部分をえぐった内容です。どの登場人物にも共感でき、終わった後もしばらく余韻で立ち上がれませんでした。
全体的にキャストがイメージより若過ぎて違和感がかなりあったかなぁ、、、岡田くんも沢尻さんも他のドラマでは演技力高めなのに、年齢が合ってないからか無理して演技してるなって感じだった。夏帆も教授夫人にしては見た目も若くて違和感あり過ぎ!内容はこれぞ名作って感じでどハマりするくらいワクワク・ハラハラするのになんだかもったいないなーって印象。あと、BGMが安っぽい。うるさい。もう少し選曲を慎重にお願いしたいところ。
岡田版白い巨塔面白かったー。皆さん演技派ばかりでとても見応えがあった。岡田くんのイメージがいい意味で崩れた気がする。死ぬ間際の表情とかすごかった。敵ばかり作ってきた財前教授だけど、家族や仲間に看取られた最期は切なかった。確かに問題がある人だったかもしれないけれど、自分の人生に本気だったから里見先生も最後まで見捨てなかったんじゃないだろうか。ふたりの友情に、本当に心を打たれた。
どんなに上にのぼり詰めても死んでしまったら終わりなんだよな...。
素晴らしい原作本の世界観と登場人物のキャラクターをそん色することなく、とても見ごたえのある作品に仕上がっていたと思います。たった5日間の放送で随分端折ったりもされてましたけど、何よりも主演の岡田准一さんの財前が良かったし、極端に言ってしまうと、彼一人の一人芝居を見ていたかのような強烈な印象でした。原作通りにもっと細かくじっくりと時間をかけられるドラマ造りであれば、もっともっと練られた岡田さんの財前役が見られたのかもと思います。最近の、大人の視聴には耐えられないペラッペラの日本のドラマの中で、突出して見ごたえのあった作品でした。
岡田ワールド炸裂で終わりました、という感じで視聴しました。
白い巨塔ファンであれば必須の見どころとして、財前が病に倒れるところから財前なりの悟りに至るプロセスをどのようにアレンジしてしまうか、または出来るだけオリジナルに忠実に描くのか。大きなポイントだったかなぁと思います。
その部分については大きく改変されていまして「あっ、そうか。だよね」と思ってしまいました。
全体にキャストが魅力に欠けていたことが残念でした。小林薫は顔が善人顔が全く抜けきれておらず又一が持つ毒を表現するキャラではなかったし松山ケンイチはいつも笑っているような口の形なので、最後まで「お前は誰だ」としか思えませんでしたし、別局で「東京独身男子」に出演中の斎藤工が善意の弁護士役とは、これいかに。インポテンツがコンプレックスのストレスフルな男、そのギャップを埋められないまま終焉となりました。
岡田准一の力量を知ることができるいい機会ではありましたが、そこ止まりという印象です。
「白い巨塔」は田宮二郎篇に深い思い入れがあったが、唐沢篇もちょうど時代背景にマッチした脚色ぶりでさほどの違和感なく楽しめたものでした。そして今回の岡田篇は、かなり思い切った脚色に裏打ちされた令和ならではのデフォルメを感じます。ですからどちらかというと原作重視の構成ではなく視聴者主体であり、かつ元号改変で世の中がなんとなく浮足立つ時代背景をよく把握して作られたイメージです。ぶっちゃけ違和感は多いのですが「作られたドラマを楽しむ姿勢」で見るならば大いに結構な出来だと思います。東教授が執刀した膵神経内分泌腫瘍のオペでは見事に失敗し、それでも五郎に本音を指摘しつづける東に対してすかさず「あなたにとって、今こそ引き際、潮時だ」と告げる五郎の度胸は、まだまだ怖いもの知らず野望あるのみというポリシーの現れであり、宣戦布告の狼煙をあげたようにも受け取れ、押せ押せでばく進する五郎に圧倒されながら視聴しました。
いよいよ財前と東教授の戦いが本格化してきました。互いを陥れようとする様子には緊迫感があります。何としてでも教授選でのし上がりたい財前の、まわりの人物への根回しがすごい。あまり品があるとは言えない義理の父親も手伝ってのガツガツ感がすごいです。しかし東も負けてはおらず、かつての弟子の技術に嫉妬し、出世の道を閉ざすべく画策する姿はえげつない…。まさか自ら掛け合って、他大学から候補を探してくるとは!その人物と財前の一騎討ちとなった教授選の行方は果たして?!
前評判に期待して待ちに待った放送でした。冒頭が滝村の喜寿を祝うセレモニーが開催されているがそこですでに滝村がヘソを曲げるハプニングが起こっていた。松重豊がキャストの一人だったことは大歓迎だったけど、大勢の中で長身過ぎて岡田准一に語り掛ける時は背をかがめてセリフを言っていた。それはまるで子供に話しかける大人のような光景でちょっと見るに堪えなかったかな。岡田が低身長過ぎるのか松重・寺尾が長身過ぎるのか。できれば岡田准一に高めのシークレットブーツをはかせた方がよかったのではないか。とにかく松重はコミカルだ。一方岡田演ずる財前は魂がこもっているように感じました。女の嫉妬やドロドロ、面白いけれど医療ドラマのドロドロ確執もやっぱり痛快。
原作や過去のドラマを知っているので、5話連続とはいえドラマ進行が速いな、と感じました。また、人間的な面を描くのはいいのですが、医療ドラマよりも政治ドラマという感じが強くて、もう少し病院内のシーンが欲しいな、と思いました。
岡田准一の財前はいいですね。感情やジレンマを上手く出していると思います。野心はあるけれど、東教授から見捨てられなければ極端な行動に出るということもなかったかなと感じられる、いい演技です。