白い巨塔

江口洋介の里見先生がとても好きなんですが、また違った松山ケンイチならではの里見先生で、凄くハマっていたと思いました！里見先生の優しさ故の不器用さも、強さもよく表現されていたと思います！

里見先生役の江口洋介の存在が大きく、印象強くて、かっこよかったです。
松山ケンイチのなよなよした声と棒読み演技では里見先生の良さが全然感じられませんでした。

江口さんより、良かった！

演技上手い

真面目で素朴な演技が、物語の内容とよく合ってっていた。例えば、持病が悪化しただけだと決めつけて受診している患者（柳葉敏郎）に、医師である松山ケンイチはその気持ちを闇雲に否定することなく、その一方でがんの可能性を見出し、精密検査を受けさせる。ややこしい検査を拒む患者に対して、気持ちに寄り添いながら粘り強く説得し、がんという最悪の疑いを確認しようとする姿は理想的な医者の態度であり、こういった真摯な人柄と松山ケンイチの風貌や演技がよく合っていると思った。

演技について、ですよね。凄く上手い、将来楽しみな役者さんと思いました。確かにキャスティングは若い感はありますが、それでもほぼカバーされていた様に思います。

したいことは分かります！はい、分かりますが、、、、結局年齢設定。。、教授狙う財前の同期なんですよねぇ。財前を岡田くんにしたなら。せめて妻夫木君くらいの年齢設定にはできなかったのかしら。。違和感が否めない。。でもしたいことはすーんごく分かりますけど！！

正しい医療の道から外れない真っ直ぐさが画面を通して伝わってきた。ただ真面目なだけでなく、組織内の政争に巻き込まれない強さも感じられた。後半、岡田准一がどんどん腹黒く重苦しくなっていくなか、松山の爽やかさは際立っていた。ドラマの唯一の良心を体現できていたと思う。髪型等の外見も現代的で違和感が無く、こういう感じのエリートいるよなぁと思いながら見ていた。

真摯に患者さんに向き合う医師役の松山ケンイチ、すごくはまってました！ドロドロした人間の欲が渦巻くような白い巨塔のドラマの中で、唯一清廉潔白という里見先生の存在が輝いてたと思います。力むことなく、飄々と演じてたところが前回の江口洋介よりも私は好きでした。

さすが松ケンでした。心にしみいる演技。
切なさ、あったかさは、松ケンの人柄だからこそ！表現できるもの。唯一無二の存在。

原作にある里見先生そのままの、やさしくて実直な誠実さそのものの存在感でした。ただビジュアル的には、ちょっと貫禄がないというのか、若すぎたのか、ヘタをしたら医学部生か研修医くらいの頼りなさに見えたりも。岡田さん演じる財前の強烈なキャラクターと好対照な、静かだけれどもとても魅力的な里見像を作り上げておられたと思いました。

出世のためなら何でもやる財前との対比を協調したかったのか、何だかずいぶんとほんわかした天然系の雰囲気。はじめのうちは、どうにも影が薄い感じで、あまり印象に残らなかったが、回を重ねていくにつれ、次第に誠実な人柄が伝わってくるようになった。