緊急取調室 第3シリーズ

2019年4月期
総合評価: 4.16 / 5.0 (回答者数45人) 176 位 / 1088件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.3 /5.0(86.2%) 138/1088件中
キャスト 4.7 /5.0(93.4%) 76/1088件中
演出 4.4 /5.0(87.2%) 109/1087件中
音楽 4.0 /5.0(79.6%) 232/1088件中
感動 3.5 /5.0(70.6%) 277/1083件中
笑い 3.0 /5.0(60.4%) 434/1083件中
スリル・興奮 3.8 /5.0(76.4%) 217/1080件中
45コメント
45 | | 2019-07-01 21:33:01

犯人役の吉田鋼太郎が「シェークスピア俳優」感を前面に押し出しすぎ、熱演すぎて笑ってしまうほどだった。
同級生を毒殺した被告人役の吉川愛も不気味な役を熱演し過ぎて冷めてしまった。
二人の人間性を対比させて物語に深みを持たせようとしたのだろうが、私には失敗に思えた。
残念なのは、その吉川愛がなぜ同級生に毒を持ったのかの必然性が良くわからなかったこと。
殺害するまでの意図は無くても結果として3人も人が死んでいるのに、動機が軽すぎて理解できなかった。
この理解できないところが被告人の人間性だと言いたいのだろうが、その人間性の描き方が薄く、共感も反感も持てない半端な感じを受けた。
それでもキントリメンバーの演技が良いというかチームワークが好きなので、それなりには楽しめた。

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44 | | ユエカロ | 2019-06-26 17:41:01

吉川愛の狂気っぷりに圧巻だった。吉田鋼太郎が出てくる辺り、一筋縄ではいかないストーリーになるとは思っていたが、演技バトルでも全然負けていなかった。回想シーンでは、シリアスで重たい空気の中、その雰囲気に吉川愛の静かな狂気が漂っていて観ていて怖かった。吉田鋼太郎は出てくるだけで、画面が引き締まりドラマにも緊張感が出るのはさすがだと思う。この回については、二人に完全に持っていかれてしまっている。天海祐希の印象も薄くて残念。

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43 | | こむこむ | 2019-06-22 12:26:01

染谷先生の犯行動機が、意味はわかるけどちょっと理解に苦しむ。結局は自分の教え子に対する恋心への後ろめたさが原因かな?でもそれだけでここまでするのかは疑問です。吉田鋼太郎さんの演技は素晴らしくて、染谷先生の心の奥に秘めた葛藤がじわじわ伝わってきました。最後で自殺しようとするけどあれはどうなんだろう。私はハッタリだったような気がしています。ここまできて、死ぬ理由ないんじゃないかな。

あと北山未亜ちゃん。サイコパスかと思ってたらそうじゃなかった。同窓会会場で人が倒れていくときに見せた驚きの表情、あれが彼女の本心だと思うと少し安心しました。

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42 | | シェリー | 2019-06-22 10:26:01

とにかく見え隠れする真実が気になって仕方がありませんでした。
どんどんヒートアップして体当たりの演技をしていた吉川愛さんの気迫ある演技は、映画館で観ているようでした。
悲しい運命のめぐりあわせがぎっかけで、この事件が幕を開けてしまったのだと分かり、なんとも言えない気持ちになりました。
結局あの山荘で生き残った全員が犯罪者となってしまうのは、悲劇だと思います。
最終的に、事件が解決し、キントリが一致団結して終えられたのが良かったです。

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3
41 | | みっちりねこっこ | 2019-06-22 10:03:01

さすが最終回、事件にもヒネリがあって面白かったです。結局、藤井の犯行が殺人ではなく毒物生成だけだったり、染谷元校長が犯人ながら、動機が指導者としての狂気か不倫隠しかというところまで描かれていて、人間のいろいろな局面をきちんと取り上げているのが良かったです。
後半は染谷役の吉田鋼太郎の、シェイクスピア調の独白演技にかなり美味しいところを取られた感じもありましたが、真壁と梶山の微妙な関係や、キントリが今後どうなるかも気を持たせる描き方をしていて、最後まで楽しめる展開でした。

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3
40 | | 2019-06-21 22:35:58

最終回もハラハラドキドキ面白かったですが、藤井の同級生殺害事件が人違いだったとか、「藤井」と「ジジイ」を聞き間違えたとか、伏線の回収がちょいちょい雑なところが気になりました。が、事件も無事に解決したし、キントリの解散もなくなりそうだし大団円のラストで良かったと思います。続編を期待出来そうな明るい終わり方、好きです。

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3
39 | | 2019-06-18 18:35:02

ドラマが始まった瞬間からベテラン刑事の小石川が命名したあだ名の、東大卒の無能な上司の刑事部長の磐城とキントリメンバー勢揃いの対面した所から、あの最大級の異様な被疑者だった北山未亜に繋がっていく事件になる流れは面白く、ピリピリしたキントリメンバーたちに対して、いつもの刺々しさがなく至って冷静な磐城の話し方が際立っていて、キントリ編成の事を話す時の磐城は若干寂しそうな雰囲気に見えたのが面白く感じた。
真壁が自信満々に未亜と対峙した時に、藤井との接点を言わせた時にはもう少しと思ったが、逆に翻弄されて、深く考えればわかると真壁に頭を下げれば教えるから、土下座の強要を迫力満点の叫び声をあげる場面は凄いの一言だった。

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38 | | らんきんぐ | 2019-06-18 01:21:01

吉田鋼太郎、出てくるだけで嫌な予感がする。いい人っぽい役が似合わなくて笑っちゃう。やっぱり本当は悪い人、っていうキャラなんだろうか。
水害事故のことをいつまでも覚えていてほしいとか、亡くなった人にいつまでも感謝していてほしいとか、気持ちはわかるけど他人に強制するのは違うと思う。
無理やり連れてきてまですることじゃないような。押し売りみたいなお参りされても亡くなった人もうれしくないと思う。なんか気持ち悪い展開だった。

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3
37 | | 2019-06-17 16:35:34

未亜役の吉川愛さんの怪演が凄かったです。感情が読み取れない淡々とした口調や真壁たちを手のひらで転がして楽しんでいるようなニヤリとした笑み、藤井が人を殺したと聞かされた時の狼狽ぶりなど、様々な表情で未亜の狂気や心の闇を感じさせました。真壁と堂々と対峙する賢さと、若さゆえの未熟さ、危うさのアンバランスさがより未亜の得体の知れない怖さを印象づけていて、圧巻の演技だったと思います。

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36 | | シェリー | 2019-06-15 17:47:01

荒れた天気と緊迫した空気の演出には、背筋が凍りそうなくらいの気迫を感じました。
目をカッと開きながら、「膝をついて頭を下げろ」と要求する吉川愛さんの演技には、迫力と怖さがあってドラマのあらゆる登場人物を食ってしまう勢いでした。
誰が言っていることが真実で、誰が嘘をついているのかが読めず、興味をそそられました。
嵐の中での事故もただの事故ではなかったようで、吉田鋼太郎さん演じる先生が、どんどん黒に近づいてきたし、気になるところがたくさんある回でした。

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3
35 | | 2019-06-15 14:47:01

キントリ最後の事件として、これまでの単純で分かりやすい事件とはまた違い、謎めいていて面白い。犯人と思われる人間と過去の出来事が、事件の鍵になっていていろいろ推理できるのも楽しい。以前、北山未亜が登場しその時のインパクトが強くて気になっていた。最終回の事件につながっていたんだと分かり、納得。エキセントリックな演技で真壁と対峙する姿、女の戦いはとても迫力があった。キントリチームがお互いのことを信頼しているのがよく分かった。解散してしまうのが悲しい。

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3
34 | | みっちりねこっこ | 2019-06-15 10:07:01

キントリ最後の事件ということで、シーズン頭の未消化だった犯罪に戻ってくる仕掛けが憎いな、と思いました。天海祐希と吉川愛の対決が、本来のイメージとは逆で、天海祐希が懇願しと吉川愛の方が吹っ切れた狂気の演技だったので、衝撃でした!ほのかに真壁と梶山管理官の裏にある恋愛感情のようなムードも素敵でした。
染谷元校長が徐々に悪役に転じていくのが事件としてはビックリしたのですが、演じる吉田鋼太郎の演技が絶妙で良かったです。

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3
33 | | 2019-06-13 23:47:01

キントリチームが初動捜査を始めるのが新鮮で、捜査一課の刑事の監物と渡辺との掛け合いが、ツンツンした監物には冷たく、友好的な渡辺には温かくと話しかける場面の面白さは抜群だった。
窓際におかれた女性社長を殺害した木崎に、よくしゃべる梅田、部下に責任丸投げの橋下の窓際社員たちと、キントリチームの再編に伴い外れそうなベテラン刑事の小石川と菱本たちの、共通した「居場所」という言葉を上手く使い、事件解決になった後にいつも自分自身の事を語らない小石川が思わずキントリへの思いを漏らしそうな微妙な所で、言葉を飲み込んだ場面はキントリが自らの居場所であると語っていた気がして、いいドラマだった。

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32 | | 佐世保発! | 2019-06-13 05:16:01

第1話から伏線を張り、毎話終盤にその伏線に触れる。最終話に近づくにつれ、伏線に触れる頻度を増やし、視聴者が忘れない様にするとともに視聴の興味を逸らさない様にしむける。そして、最終話で一気に伏線を回収して、今までの謎をすべて明らかにするという手法は、大変斬新かつ新機軸なドラマだと思う。ドラマ自体は、決して複雑ではなく、たいていの場合は容疑者の犠牲心や義憤による真犯人の庇いを取り調べ官が容疑者の心根に深く入り込みときほぐす。
塚地氏は新入りだが、しれっとメンバーに馴染んでいる。

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31 | | 2019-06-12 16:58:01

グループ企業で初めての女性社長となった宇佐美は新しい風を吹かせる期待をしていたから選ばれたはずだと思うが、過去の栄光を引きずる木崎に殺害されてしまうという状況は、宇佐美が過去にいたワンマン社長と結局は何ら変わらない存在だったことが皮肉だと感じた。
木崎の他に梅原や橋下のダメな窓際社員を描いていたが、最もダメなのは責任逃れのために部下に全ての事を押し付けたパワハラ全開の橋下で、即解雇しても構わないくらいに見ていて腹が立ってしまった。木崎よりも橋下を犯人にした方が内容に最も合っていた気もする。

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30 | | あきし | 2019-06-06 14:23:02

第3シリーズともなると、内容が安定してきて予定調和になるかなって感じなのですが。今回のシーズンは想定外の切り込みが多くて、スリルを感じます。
演技の経験の少ないお笑い芸人をメインゲストにするなんてどうなのって不安だったのですが、大久保佳代子の寂しい独身女性観がリアルに表現されていてシビれました。演技というより、素のキャラを活かしての臨場感。上辺だけのきれい事を述べる無表情な感じとか、嘘をついたあさましい理由を語る切迫した表情とか、追い詰められたおばちゃんってこんな雰囲気だよねって思わずあるあるって思っちゃいました。

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29 | | ひよこ | 2019-06-01 22:51:01

今回善さん(大杉漣)が振り返り映像やセリフで出てきて胸が熱くなった。今でもキントリメンバーの一員として扱われている演出や脚本が素敵だった。
組織編成への抵抗をみせる有希子とそれに従う春さんが事件に対しても噛み合わずすれ違うシーンからの取調べシーンで、長年積み上げてきたチームワークを目配せで感じさせるシーン、そしてラストシーンで春さんと有希子2人だけでお決まりの手を合わせてウェィ~とする、全体を通しての流れがとても良かった。

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28 | | マックス・ネット | 2019-06-01 22:01:01

あんまり器量の良くないバツイチ女だが、ジュエリーショップで成功した経営者役として、オアシズ大久保佳代子が取り調べ対象になったわけだが、大久保のキャラが活かされた、かなり絶妙なキャスティングだなおいと思う。このドラマの定石である塚地のヒント、キントリ内と一課内の軋轢のち仲直り、取り調べ時の心理戦からの陥落と、話しは進むわけなんだけど、天海氏はどんな役柄でも1ミリも役作りを変えないご奇特なお人だ。ドラマもコマーシャルもバラエティもみんな天海祐希のままだ。

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27 | | 2019-06-01 15:58:01

年下の男に惚れこんでしまう年配女性役にベストなキャスティングでお見事。愛情欲しさに殺人の罪までかぶってしまうなんて、ストーリーはよくある話で目新しさは無かったけど、大久保佳代子がゲストでそれがとてもリアルで面白かった。真壁と小石川の意見の対立は珍しく、それがあったからこそキントリのチームワークの良さ強い絆が感じられて、グッと締まったエピソードになっていてとてもよかった。天海祐希も小日向文世も演技でじっくりと魅せてくれて感動させてくれて、大満足。

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26 | | 2019-05-31 18:20:01

最初から「きっと身代わり出頭なんだろうな」と予想がついたし、ストーリー自体は特にひねりもなく新鮮さもなかったですが、若杉が嘘をついてることや坂本と繋がっていたこと、すべて分かっていたのにそれでも彼に愛されるかもしれないと信じた佐知恵が哀しくて切なくなりました。ゲストの大久保さんは演技が上手とは言えませんが、不慣れだからこその淡々とした台詞まわしが佐知恵の人間不信ぶりを際立たせていて良かったと思います。

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25 | | 2019-05-30 11:21:01

幼い少女の凛を庇おうとする保育士の柴田に、凛が事件の発端を作ったと考えて追い込んでいく、刑事の真壁と小石川の駆け引きは面白く感じたものの、解き明かそうとする事件の部分においては、保育士の柴田と刑事の真壁が考える、「凛のイタズラ行動」と考えてしまうのは無理があると感じられた。凛が単に遊んでいて、物を片付ける事をしなかっただけの可能性もあるはずで、それを、イタズラと決め付けた時点で間違っていると思う。
取調室を外のブースから見ていたキントリ新人の玉垣が、嘘の自供をした柴田に「すぐ解決」と言ったり、取り調べを任された時には柴田の高学歴から保育士という職業に就いた事を差別的に話すなど、偏見がある考え方なのに重要な取り調べをする、キントリに配属された理由がわからず、無能さ故の行動が目立っていて、このキャラクターを入れた意味が全く感じられないのが不思議だ。

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24 | | ぷに | 2019-05-25 09:28:01

実際に現代の保育で抱える問題に沿った内容になっていて、共感した。優しく責任感のある保育士だからこそ、りんちゃんの気持ちを一番に考えていたんだと思った。両親がりんちゃんのことをもっと考えていて、触れ合っていたら起こらなかった事故だったと思う。自分の子供にも寂しい思いをさせているのかもしれないと、改めて考えさせられる内容だった。りんちゃんと話すときの天海祐希の優しい表情や哀しい表情、倉敷カナに取り調べするときの鬼気迫る演技がとても良かった。

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23 | | けいか | 2019-05-18 19:06:01

七海役の倉科カナさんが初めはとても不気味で驚きました。こんなにかわいい人が、表情一つで何をやらかしてもおかしくないような危ない人に見えるなんてびっくりです。ふつうそこまでやらないだろう、という彼女の保育士としての熱心さ、そして過去に園児を死なせた疑いがかかったことがあるなど、彼女の異常性にクローズアップされることですっかりミスリードされてしまいました。本当は誰よりも園児を愛する七海は有希子たちの正義を上回っているようにも見えました。

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22 | | こ | 2019-05-18 18:33:01

ななみ先生の子どもへの愛情があふれすぎて、ちょっと怖かったです。
取調室での鬼気迫る表情がホラー映画かと思ったくらい。
子どもに愛情を注ぎたい気持ちはわかるけど全力すぎて。あれは保育園の先生だからできることですね。親じゃないから。
あんな先生が担任だったら子どもは喜ぶのかな。
でも最後に保育園に行った時の子どもたちを見る目が本当に優しくて
愛情たっぷりなんだと思うと涙が出ました。
凛ちゃんを守りたかった気持ちが間違った方向に行ってしまったのが残念です。

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21 | | シェリー | 2019-05-18 15:03:01

一件、正義感が裏目に出て敵を作りやすい保育士が、問題ありの家族と大トラブルの末・・・、と思いきや、とても悲しいストーリーでした。
誰か悪意を持った人間が殺害したのではなく、幼い娘のちょっとしたいたずらが父親を殺めてしまうという現実を何とかして、代わってあげたいという保育士の愛情には、涙が出てしまいました。
実の子ではないからこそ、いつか忘れられていく存在だからこそ自分がやるしかない、と考える保育士は相当な覚悟だったと思います。
最後のお別れのシーンが案外あっさりしているのは、そんな保育士の存在を表現しているようでうまいなあと、感心してしまいました。

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20 | | 2019-05-18 01:58:01

姑の昌子と嫁の彩矢だけが部屋の中で料理をしている雰囲気がすでに怪しさが漂っているのが面白く、キントリチームの管理官の梶山も離婚理由に嫁姑問題があったなど、随所にどの時代にもあり続けて身近な問題に、姑の昌子の理解しがたいサイコパス要素で物語を盛り上げているのは良かった。
ただ、真壁と昌子の一騎討ちのような流れが、昌子が真壁と同じ母親という立場に共感した事で、犯行のいきさつを話し出すのは予想外過ぎて面白さが無くなってしまい、ガッカリという意味で驚いた。

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19 | | 2019-05-17 18:26:46

ウサギの着ぐるみが子供を誘拐という斬新な始まりでどんな展開になるかワクワクしながら見ていましたが、いつものキントリらしくない突っ込みどころ満載のストーリーで拍子抜けしてしまいました。いくら熱心な保育士で過去を悔いていたとしても、赤の他人の子供のために罪をかぶろうとするかなと個人的に動機がイマイチだったし、七海はどうしてウサギの着ぐるみを購入したのか、何故事件当日に車に積んでいたのかなど気になる点が次々出てきて観終わったあともモヤモヤした気持ちが残ってしまいました。

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18 | | みっちりねこっこ | 2019-05-17 16:23:01

事件が練れているうえにキントリの生き残りもかかっていて、スリル満点で見ることができました。
嫁姑の確執かと思いきや、夫の陰謀も絡んでいて、事件をつかむのが難しかったのでワクワクしました。
しかも、キントリが母・息子に翻弄されているのかと思いきや、実は殺人事件ではなく、被害者である嫁が生きていた、というのが良かったです。
何でもかんでも殺人事件というのではつまらないですよね。
犯人の裏をかいた設定が、さすが!という感じでした。

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17 | | 2019-05-15 18:14:17

真野響子さんの怪演が素晴らしかったです。世間話をするような軽さで事件の真相を語る姿には狂気を感じてゾッとしました。凶器のカボチャをスープにしてそれを息子に食べさせるという異常な神経も、真野さんの平然とした口調と態度でより怖さが倍増されたと思います。国分さんの感じの悪い嫌味な嫁もハマっていました。第1話の浅野温子さんをはじめ、このドラマは毎回ゲストの熱演がすごくて見ごたえがありますね。

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16 | | 2019-05-11 12:08:01

キントリのチームワークの良さや掛け合いは愉快痛快、ラストはやられた!感があって充実の内容に満足。天海祐希と真野響子の対決が見応えありすぎで贅沢だった。真野響子演じる昌子の自分の犯した罪について全く悪びれず、「何がいけないの」みたいな態度が怖すぎた。平然としてる恐怖感やすごみが出せるのはさすが大女優だと思った。それに負けない天海祐希もカッコよかったし、久しぶりに国分佐智子がドラマに出たという話題性もあり勝気な嫁を好演してて、面白かった。

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15 | | シェリー | 2019-05-11 11:08:01

「女の内に秘めた怖さ」が如実に描かれていて、背筋がぞっとしてしまいました。
表向きは仲が良さそうにしていても、嫁と姑は基本的にいがみ合うものだというのがよく分かりました。
殴打され死んだと思われていた嫁も、殺人未遂を犯した姑も笑っているようで目は笑っておらず、不自然に口角が上がるしぐさが全く同じだったところに綿密な演出を感じました。
狂気に使ったカボチャを調理して振る舞うといった姑のサイコパスっぷりがトラウマになりそうです。

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14 | | 2019-05-10 14:58:02

松本まりかの怪演たるやすごかったです。この女優さん以外この役は考えられないくらい名演技でした。そもそも深くて悲しすぎる話すぎて、予想展開が相当難しかったです。虐待が一歩間違えると精神的にマウントが成り立つんだなと、祖母の圧倒的支配下に置かれると人間はこうもかわってしまうんだと恐怖を感じました。一種の洗脳に近いのかなと。それにしても、キントリメンバーの団結力はかっこよかったです。メンバーに入れて欲しい。このキントリが解散とかいやです。

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13 | | 七 | 2019-05-09 17:18:02

やっぱキャストがいいドラマは安心して見られるわ…。最近毒親取り上げた系のドラマ多いけどここまで10ゼロで親が悪いパターンも珍しいな…。松本まりかヒステリー感ある女の役してるイメージしかなかったけどやっぱこの手のドラマでもシャウトするのね…。見た目も相まって女に嫌われる女感の再現度高すぎて笑うのよね、毎回。取り調べ室の透明化っていう割とリアリティ溢れるテーマで始まったはずなのに捜査方法がどんどん現実離れしてってるの最高に面白い。

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12 | | 2019-05-08 13:58:01

ただの精神的に病んでしまった荘介の犯行を、知的レベルが高く隙の無い姉の茜が庇っているだけで、ベテラン交渉人の女性刑事の真壁が率いるキントリチームが追い詰め解決する、ちょっとだけ練られた物語と思っていたが、予想を遥かに越えた深さに誰も結末を推察できたとは思えない。
弟の荘介の約束を強固に守る異様な精神に、鋭く頭の切れる姉の茜の強い言葉を放つ態度に、真壁と小石川コンビの巧みな追い込みに、茜が一転して怯え震え弱々しく語り出す姿に、事件の真相が何処にあるのか見失い、慌て出す捜査一課の刑事コンビの監物と渡辺が、寝たきり祖母の布団の真下に連れ去られた女子高生が生きていた事にホッとした瞬間、ムクッと立ち上がる祖母にゾッと寒気をさせて、祖母が主犯だったとわかった時には恐怖という言葉以外は存在しない。
祖母という存在は、孫の茜と荘介の姉弟を大切に可愛がるという先入観と、布団に寝たきりの祖母という映像が、事件に関わっているはずがないという視聴者の強い考えを植え付け、その全てを逆手に取った巧みすぎる脚本に脱帽、祖母と荘介に茜をそれぞれ演じられた俳優陣の演技力の高さは素晴らしく、これ以上の物語は今後生み出される事がないと思っている。

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11 | | まり | 2019-05-06 23:10:01

シーズン1から見ていますが、脚本・キャスト・演出ともに一切衰えていません。スリル、緊迫感、動機の意外性だけでなくちょっとしたコメディ感もあり、満点以外付けようがありません。
嘘をつき続ける犯人をあらゆる手を使い揺さぶり、犯人が抑えていた感情を剥き出しにして反抗を自供する姿と、それを受け止める主人公の対峙の緊迫感がたまりません。
キャストが一部死去により変わっていますが、一切衰えていない脚本です。解決したと思ってもまだまだ裏があるというどんでん返しもスッキリします。

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10 | | 2019-05-03 18:04:24

茜を演じた松本まりかさんの圧巻の演技に引き込まれました。両親を亡くし、祖母の介護と弟の面倒を見てきた悲劇のヒロインぶりから、徐々に本性を出して狂気じみていく様は迫力があり、また眞壁とのやりとりを通じて小さな子供のように怯えて取り乱していく姿からは、祖母に心を壊され支配された哀しさも感じられて、犯した罪は絶対に許されないことだけど観ていて胸が痛くなりました。

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9 | | 2019-05-01 19:21:02

平井かすみが一番大切に思っているのはお金ではなく、デイトレーダーとしてコンピューターの前でマウスをクリックした時に稼げるか稼げないかの博打打ちのようなスリルと語る時の異様な雰囲気が凄く、その演技力に背筋が寒くなった。
かすみの母親はお金は怖いものという台詞は過去に苦労をしたから言っているだけでなく、変わり果てた娘のかすみの現在に繋がっていて、真壁がかすみに伝えても全く反応の無いかすみに、お金は怖いものと思わされた。

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8 | | みっちりねこっこ | 2019-04-28 07:55:01

仙道敦子演じる平井かすみの、どこまで裏があるかわからない悪女役と、一見あっけらかんとしているように見える天海祐希演じる真壁有希子との女のバトルが緊張感があって良かったです。また、一見負けに転じているように見えて、最後にキメの一手を置いたのが、一番ぼんやりしているように見える塚地武雅演じる玉垣松夫だったのも、意外性があって面白かったです。それでも殺人犯は別にいたので、かすみは詐欺容疑でしか問えないのが、事件としては残念でした。

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7 | | 2019-04-22 15:21:01

犯人らしき人がある程度絞れている状態が続くのが、このドラマの面白いところ。それぞれのキャラクターが生き生きとしている。
今回は、どちらが犯人か、という状態が続き、両方とも怪しいが、両方ともちがうかもしれない、という何とも奇妙な状況だった。見ていて、こっち?!いや、こっちか!?とハラハラドキドキさせる演出は、さすがシリーズ物!というところ。喧嘩したかと思いきや、調べるために動き回っていたり、メンバーの中の良さがそれとなくわかるので、見ていて気持ちがいい。毎回、恋愛事情が気になるところだけど、その核心に触れることはなく、ドギマギする。好きなの?ちがうの?と思ったりしながら見るのも楽しい。

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6 | | シェリー | 2019-04-21 23:10:01

女同士の争いは怖いなとつくづく思ってしまいました。
冷静沈着なベテラン美人棋士と、人気急上昇中の実力派若手棋士の腹の探り合いは、妙にリアルなところがあり、どっちが犯人なのか目が離せませんでした。
そんな決して粗を出さない二人に対して、取り調べも将棋と同じく心理戦の要素を取り入れて行っていた演出には感服しました。
女のプライドが交錯していて見ごたえがありました。
まさか二人とも本人が全く知りえない形で、悲運にも協力しあってしまっていたのには驚きでした。

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5 | | 2019-04-20 13:01:02

緊急取調室のメンバーは菱本や小石川などのベテラン警察官に、元SITの交渉人をしていた真壁などの精鋭部隊の設定だったが、今回から新しく配属されたのが情報解析のエキスパートとなっている玉垣でどんな能力を見せるのかと思ったら、スマホを向けて表情を見るだけと何の工夫もなく、何処を見て判断しているかは秘密と言ってしまった時には唖然となり登場させる必要がなく、世代間による考え方の違いを出したければ、政府が進める女性活躍の社会を利用して若い女性警察官にしておいた方が、菱本と小石川の昭和考えとの対立に、真壁と女性同士の対立と、面白さが膨らんだ気がする。

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4 | | おかか | 2019-04-19 15:55:01

浅野温子が怖かった!表情も暗いし低い声で感情なくしたように淡々とキントリメンバーの予想をどんどん覆して、頭いいけどずるいなぁ
大杉連さんがいなくなってしまったのでどうなるかと思ったけど、塚地さんがいい雰囲気出してるね。
画像解析のプロというか、オタクっぽい感じがすごくなじんでてよかった!
詰めの取り調べシーンで流れるいつものテーマ曲が、キントリの醍醐味だと思う。
最後に浅野温子を天海祐希が戒めるシーンが最高だったな。

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3 | | 2019-04-17 19:03:01

ドラマの冒頭で大杉漣さんが退職したというシチュエーションで一瞬登場したのは嬉しかった。大杉さんの空いた席に塚地さん、キントリの中では若いのでこれからどのようなポジションをキントリ内で取って行くのかが楽しみ。キントリメンバーは流石、の安定感。浅野温子との演技バトル、最後、正当防衛でもない、誤射でもない、と明らかにされ、女性が組織で這い上がって行く思いを吐露する場面は何かが乗り移ったのではと言うくらい迫力があった。

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2 | | 黄色い風船 | 2019-04-17 13:35:02

ますます天海祐希が好きになった。凛とした真壁警部補のひたむきさが彼女のフィルターを通すとこんなにも魅力的に引き込まれるキャラクターになるということを知った。ゲスト出演した浅野温子との対峙からは、大女優同士の一歩も引かない演技勝負が、熱いながらも少しクールな感情表現を見事に表現し、説得力のある場面へと誘わせてくれた。どんな状況でも拳銃に慣れているはずの刑事にとってそれを放つ際の緊張感は並外れたものではないと、ちょっとした感情でそれを生かすことも殺すこともできるんだとも教えてくれた。新入りの玉垣刑事はこの先どのように容疑者をマル裸にしていくのだろうか想像してしまうが、これまでのオタク要素のある役柄とは一味違う役割が、今作を見ても余裕で演じているのが芸達者だと感心した。

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1 | | まんぼう | 2019-04-13 01:41:01

さすがに芝居のうまい役者がそろっているだけあって面白かった。被疑者の取り調べという動きが少なく、盛り上げるのが難しいシチュエーションなのにも関わらず、取り調べシーンはいずれも緊迫感があり、それぞれ緊急取調室の面々の個性が現れた聴取になっている。特に警視庁の参事官が被疑者という設定だっただけに、プロ対プロの攻防らしく言葉数は少なくても、要所を抑えた反応にしたシナリオが素晴らしい。これだけの役者とシナリオなら今後も面白いと期待できる。

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