べっぴんさん

自分の道は自ら切り開いていく。堂々としていつも自信満々。でもやさしく思いやりがあるステキな姉でした。戦前からキャリア志向の職業婦人を目指していたかと思うと結婚後は潔く専業主婦になったり，闇市の親分に恐る恐るクレームを付けたりする。難しそうですが，とても自然でした。

美人な女優さんだけど、垢抜けを完全にしきれていない素朴な雰囲気を感じさせるところがあるのが好きです。演技力の面で言えば、主演の女優さんよりも上手いと感じました。どちらかというと、年上の方から可愛がられるタイプそうなので、見ていても不快に感じるところはなかったです。

エピソードによっては主役級の活躍をしていたので、このドラマで一番印象に残る女優さんでした。主人公をはじめ、夫や姪を支える演技は包容力に溢れていて、画面に登場する度に安心感がありました。自立した女性として仕事をしたいけれど思い通りにいかなかった戦後の時代の姿はとてもリアリティがあり、そのもどかしさが手に取るように伝わってきて涙が出ました。

蓮佛美沙子さんは、坂東すみれのお姉さん役で出演してます。役としては、仕事をとても熱心にやっているのですが戦争が起きることで自分の心境に変化が起きていくというお姉さんの役を演じました。演技はとても上手く、悔しい気持ちや悲しい気持ちなどの複雑な気持ちを上手に表現してくれました。

NHKの朝ドラを毎日楽しみにしています。ヒロインすみれの姉役として頑張っています。ヒロインを陰からじっと見守る姉の役に、また姉もまた一人の女性であるという演技が各シーンで見事に演じられていて、だからいいドラマになっているのだと思います。ヒロインも別品ですが蓮佛美沙子さんも別品です。

べっぴんさんでは、芯が強く聡明な「ゆり」役がとてもハマっています。女性がまだ色々な事を我慢していた時代に自分の意見をはっきり言うゆりさんをとても素敵に演じられていると思います。時折見せる不安げな顔や照れてはにかむ表情等、上手いなと思います。

お嬢様ならではのプライドがあり勝ち気な役柄を上手く演じていると思います。理不尽な場面でも黙っていられなくて立ち向かう姿は応援したくなりました。強さの中にもか弱さもあり普段は見せないようにしている所が可愛いです。子供が出来てどう変わっていくの楽しみです。

強気で周りのことを気にせず自分のやりたいことをやるというキャラクター性にあった感じの演技でした。関西弁も比較的違和感が無い所も良かったです。戦後の苦労を描いている作品の設定的にあまり華が無い感じもするのですが仕方ないところかとも思います。

幼なじみのことを好きなり積極的に告白し結婚までこぎ着けたり，彼が仕事をする女性が好きと言えば全力で頑張る。それでいてシッカリと自分の意見も持っているという複雑な女性の役ですがとても自然に演じています。見ていると彼女の気持ちが理解でき共感できます。とても良いです。

主人公すみれの姉、ゆりの役で出ていますが、芯の強い女性の感じが好きです。女性ながら、ヤミ市のボスに反発したり、デパートの社長に強気の姿勢で営業をかけたりと、度胸の良さには感心しました。赤ちゃんが生まれたら、どうなるかこれから楽しみです。

妹に比べ、喜怒哀楽がはっきりしており、力強い女性を演じていると思います。印象に残っているシーンは戦後の闇市で、元締めの親分さんへ立ち向かう所や、子供を産んだ後のシーンです。仕事一筋だったのに、子供が一番大切になり出産後涙するシーンにグッときました。