わろてんか

本当にぴったりな役柄で、優しいけれど長男として芯は強くてそこはお父さんに似たあの頑固さも持ち合わせているところにグッと惹き込まれました。しかし、身体が弱く若くして亡くなってしまったことは本当に残念な気持ちになりました。

わろてんかでの千葉雄大さんの演技がとてもよかったです。
主人公てんの兄の新一役で、物語の中で本当に妹を大事にしているんだなというのが伝わってくる優しいお芝居でした。
てんの笑いはまわりを明るくするから笑っていてほしい、というセリフから愛情が溢れ出ていたのをよく覚えています。
病気が悪化し、わろてんかがスタートして早々に新一が亡くなってしまったのは予想外で非常に悲しかったです。
物語の序盤にしか出演していませんでしたが、たくさんの登場人物が出てきている今もわろてんかの中でいちばん好きなキャラクターです。

強い父親と、妹・てんとの、間を取り持ったり、てんの、相談相手であったりと、家族の潤滑油のような存在に感じました。とても、優しさがにじみ出ていて、癒されました。病気のために、早々と、死んでしまったのは、とても残念でした。

千葉さんは、かなり序盤で亡くなる役でしたが、それでも存在感がとても大きかったと思います。
厳しい父親の背中を必死で追いかけながらも、妹には優しい兄という役柄を、違和感なく演じていたと思います。
見ているこちらが、その死に本気で悲しんだほどでした。

優しい兄としての主人公を見守る眼差しが、千葉雄大さんの柔らかな雰囲気と相まって観ていてホッとするような、少し寂しいような。何とも言えない気持ちにさせてくれます。てんをかばって初めて父親に歯向かいぶたれるシーンでは身体が弱い事をわすれる程にとても強くかんじました。

てんの笑った顔が好きだと言ってくれた優しいお兄ちゃんが大好きでした。優しい口調、笑顔、どれも素敵でした。病に倒れるなか、みんなの笑い声を聞いて、微笑みながら涙するシーンは見ているこっちも朝から号泣。ナレーションで亡くなってしまったのがあっさりしていてちょっと残念でした。

ホントに素敵な演技でした。てんの元気で活発な性格とは対照的な病弱で物腰が柔らかいなんでも受け止めてもらえそうな優しさをまとった千葉くんの演じるお兄さんは私の理想の兄像です。まさかあんなに早くに死んでしまうと思わなくてホントに悲しかったです。お兄さんの妹を思うがための言葉は名言だと思います。

病気で亡くなってしまったものの優しくて家のために自分の身を犠牲にしてまで尽くしていた感じが好きです。演技も優しいお兄ちゃんを演じていたので自分自身とても好きでした。もう見られないとなると少しさみしいです。

線が細いので、病弱で勤勉な大店の長男、いかにもな役柄でハマリ役だと思います。妹のてんを見つめる優しい笑顔は本当に愛情がこもっていて、兄妹のシーンはほっこりと癒されます。口調も、妹のハツラツとした感じと真逆で、静かに優しく、諭すような話し方で、兄の人柄をにじみ出しているお芝居をされているなぁと思います。