イノセンス～冤罪弁護士～

頼りなさげな雰囲気があるのに、法廷に立つとその雰囲気がガラッと変わりギャップにやられる。冤罪に苦しむ人を守りたいという姿勢と、真犯人に辿り着くための苦労を惜しまないし、時に命をかけてまで追求する姿勢にただひたすらかっこいいのひとこと。

亡き親友・浅間のため、刺された楓のために奔走する必死な姿がよかったです。がんばりすぎて周囲がどうしても協力したくなるような真摯な態度は、坂口健太郎にすごく似合っているな、と思いました。法廷のシーンで、親友や被告人の無罪について発言しながら涙ぐんでいるところがよかったです。

弁護士としての行動よりも、事件を検証しているときの演技の方がイキイキとしていました。弁護士を演じるならお手本になる作品や役者さんがたくさんいますが、検証や普段の様子の演技はなかなか個性的で印象深かったです。どちらかというと、可愛いなと思われる演技でした。

服装がだらっとしてて弁護士に見えなく、冷徹な役なのかと思いきや、たまに見せる満面な笑みを見ると、こっちまで笑顔になりとても癒されます。そんな彼が真面目な顔をするととても見入ってしまいます。ギャップがあってとてもいいです。

感情や思いを前面には出さず、抑え気味の演技で、淡々とした人物を上手に表現されているなと思います。
強さやかっこよさを出していないのに、秘めた強さやクールと情熱を併せ持った雰囲気がよく出ています。
ちょっとした表情で、こう思っているのかなと想像できます。素晴らしです。

いつものように裁判を覆すと思っていましたが、まさか有罪なんてびっくりです。十分すぎる証拠があったのに有罪なんて...。拓の落ち込み具合が酷すぎて見ているのが辛かったですし、遺族もどこに怒りを向けたらいいかわからないですよね。次回はすっきり解決してくれるように祈ってます！

物腰が柔らかくて、上から目線じゃなくて、弱い立場の人の気持ちに寄り添ってくれて、カッコ良くて、頭も良くて、理想的な人だと思った。
職場に住みついてるところとか、子供心を忘れていない感じが可愛らしいと思った。
大きいカバンに色々いれて持ち歩いているのもなんだか可愛かった。

まさにタイトルを表すように、坂口健太郎さんはとてもイノセンスな目をしていて、それだけで偏見の無さを十分に感じさせます。もちろん芝居でやっている表情なわけで、目だけで演技できるというのは素晴らしいと思います。

初めてドラマ見ました、話を見れば見るほど坂口健太郎が以前出演した、シグナルと言うドラマの刑事ではなく弁護士版みたいな感じて、正直新鮮さはなく…何か前もこんなドラマ出てなかったけ？と思うような感じの内容だったような気がします。
納得いくまで調べ尽くすやり方が彼のやり方なんです！みたいな変わり者の弁護士と言うニュアンスで言われてましたが、素人からしたら、有罪か無罪かを誘導出来るのが弁護士だけなら、弁護士がみんな納得いくまで調べ尽くしてもらわないと困るしそれが本来の仕事なのではないのかなぁ？と思います。確かに案件はたくさんあるだろうけど、それは言い訳にしかならないわけなので、、、。
坂口健太郎も違う役柄や少し変えた感じの演技を出せばまた違ったんでしょうけど、、同じ人間だからそうそう簡単には代わりせんかね、、、。

仕事場を自分の家のようにして暮らしていて、見た目はこの人は本当に弁護士なのかと思わせる雰囲気が素敵だった。人を振り回す天才っぽくて、子供っぽさが抜けない感じもよかった。やっと坂口健太郎の当たり役が回って来たなと思った。

ふんわりした雰囲気と、今どきにの若者にみられる生活感のようなものが、無理のない演技につながっているようです。主人公は変わりものではありますが、人の気持ちに寄り添いながら解決していく様子は、関心と楽しみがもてます。