カインとアベル

最初のほうは山田涼介の顔が邪魔している気がしました。顔が良すぎてリアリティがなかったのです。
でもだんだんと回を重ねていくと、兄を憎む表情や好きな人に振り向いてもらえない切ない表情が出てくるようになって、とても上手な演技をしていました。

ドラマの役にハマりきってない。そもそもの、ドラマの配役に無理があったと思うけど、あまりにも安っぽいドラマになってしまった感が否めない。
山田くんのことは嫌いではないが、今回の役は山田くんには合っていないと思った。学生服がまだ似合う男の子が、仕事出来すぎ！

最初の話では、純粋な笑顔で可愛らしいという感じでしたが取締役になってきた頃から段々表情がちがくなり闇を抱えているようなミステリアスな感じに思えたのでどんどん表情がちがくなるのはすごいなと思いました。また、切ない表情もあって見入ってしまいました。

どちらかというとのんびりとしていて優しい性格の彼の演じている役が、どんどん冷徹なビジネスマンに変貌して行くさまを表現する力がすごいと思いました。この役のために短時間の減量にも励んだそうで、演技に対する気合が素晴らしいと思います。

こんなに表情の演技が達者な方だとは思っていませんでした。梓を見つめる切ない表情や、仲間と無邪気に笑う姿、仕事の面白さに気づいていく様子など役の内面の成長を表情豊かに表現していたと思います。特にお兄さんに「おはよう」と声をかけて無視されたあとの笑顔からの真顔にゾクッとしました。

演技は上手で、特に後半の仕事に没頭し始めてからの目が前半と違いびっくりしました。しかし、営業マンが茶髪というのと、なんとなく山田さんがサラリーマンという役がピンときませんでした。後半は慣れてきたのでのですが、最初は違和感がありました。