ケイジとケンジ～所轄と地検の24時～

店が立派すぎて、もったいなかった。少し小さいけど、気品を感じさせる店で、狭い中での対面という設定のほうが、奥貫さんが生きたと思うけど、「相棒」みたいになるのを避けたのは理解出来ます。あの規模の店の主人を活かせる演出が無かったのか、続編に期待。

バーや喫茶店の店主がカウンターの客とつかず離れずの距離を保ちながら、でも客の話をよく聞いていてときに的確なことをズバッと言う。そしてその言葉で物語が進んでいく、ということが一般的にドラマで描かれることが多いが、このドラマではまさに彼女がその役回り。堅い前職から180度ちがう職業に就いているのに、どちらも「ありえる」と思わせるようなたたずまいを表現できるのはさすが。いずれにせよ何らかの「過去」がありそうなところがミステリアスで気になる。

着物が似合っていていいですね。劇中に裁判官は出ないけど、おかみさんの元裁判官としての意見が小料理屋で聞けるシーンがあるのは面白いと思いました。実は裁判官が罪を決めるからいちばん重要らしいですが。ごはんがとても美味しそうで見ていてお腹すいてきます。バランスよい料理でいいお店そうです。