ブラックペアン

素の二宮さんも性格悪そう・・・と思わせるほど、主人公の持つ深い影を自然に演じていました。ハマリ役でした。

この役は無理です、演技が浅過ぎ、悪ガキにしか見えません

二宮さん、自分なりの渡海という役を解釈して演じているように感じます。少々、声を荒げるところは、ニノのワンパターンのような気もしますが、でもなんだかんだ惹きつけられてしまいます。さわやかな役でなく、陰を持った役を上手にこなしている気がします。また、カエサルという機械を見事に操っているシーンは、ニノのゲーマーの技術を見ているような気がしました。器用さがよく出ていると思います。

今回の役は、クールすぎるというか、”性格悪い”医者の役です。そのブラックな感じがとてもよくだせていると思います。手術シーンの手技もとてもうまいように見えました。とても勉強していると好感がもてます。ドラマのほとんどが”仏頂面”になっていますが、少しの表情の違いで役の感情を出せているのがいいと思いました。

ハマり役だなと思います。
一緒には働きたくない人柄ですが、あのドスの効いた言葉がとても響きます。考えていることや態度は非常にキツいですが、どんな時でも常に患者のことを救いたいと思っているので医者として、とても良い先生だと思います。
ブラックな二宮をもっと他の役でも見たいです。
優しい役もいいかもしれませんが、個人的には性格の悪い役のほうが好きです。

ただ暗いだけの役柄かと思っていたのですが、暗い過去をもつニヒルな役柄で、いつもの元気な二宮さんとは別の顔がみれます。自分のことしか信じないというような感じなのに、竹内涼真さんへの愛を感じる場面もあり、複雑な役柄を上手に演じられていると思います。

「嵐」として活動しているときも、ちょっと他の人にはないアイドルと、感じていました。その要素を、活かしているように思います。それが、お金を要求する医師。医師として患者を生かすという信念を持ちながらの、ブラックぶりが、不愉快でなく、逆に気持ちが良いくらいに思えます。ゾクゾクします。

最初はクールな感じが出ていていいなぁと思いましたがだんだん演技がわざとらしく思えてきました。
「邪魔」というセリフがよく出てきますが全体的に迫力が無くて、言葉に深みがない気がします。もう少し実力派の役者さんが主人公だったほうがいいと思いました。

佐伯大センセイに対しても断固母親の手術を拒絶する、あの横柄な態度。誰にでも、ぶっきらぼうに「ジャマ」と言い放つ、傲岸不遜さ。いやー、演技とは思えない自然さですね～。もしかして素でしょうか？　孤独を愛する、ゲームオタクニノのパワー全開、てとこでしょうか。

演技そのものもは心の暗闇を象徴するようで素晴らしいです。「助けてやるからいくら払え。」は特にゾッとします。しかし、母から送られる米を大事にするシーン等がチグハグに入っていて、実は心が優しい医者なのか、ただの悪魔なのかの見極めが複雑に描かれていて視聴者に「実はどっちなのか」と考えさせるというよりは「こういう面もあるがこんな一面もある、どうですか」と雑に投げかけられている印象があります。せっかくの演技力が活かしきれていないと思います。

手術シーンが多いので、ほぼ目の演技や声での演技が要求されると思うのですが、シーンごと声のトーンが違ったり、「手術室の悪魔」の名に恥じぬなかなかの悪魔っぷりなのに、それに加えて鮮やかな手さばきなど医者にしか見えない演技に毎週ドキドキハラハラしてみています。
正直医療系ドラマは溢れていますが、新しい医者像なのではないかと思います。悪魔みたいなのにお母さんの言いつけを守ってちゃんと食べてるお米のシーンがほっこり和みます。

普通の男の子の役しか合わないと思っていたけれど、こんな役も上手なのね。

ダークヒーローな役柄が二宮くんのキャラクターにピッタリだと思った。
憎々しい態度ながら、最後は痛快に場を収めて、誰にも文句を言わせない態度が観ていて気持ちが良い。
手術室を行き来したり、手術の途中に突然手術室に現れたり、ちょっと非現実的な場面が多いが、それを興ざめさせないようなハラハラするストーリー展開に引き込まれる。
二宮くんのマスクをして目だけで語る手術シーンは圧巻。

このところ好青年や朴訥とした感じ、真面目な好青年の役が多かった二宮さん。今回のブラックペアンのオペ室の悪魔、渡海先生がとにかくカッコいい！口が悪いけれども神業の手技、捨て台詞の巧さ、時々見せる憂い、パーフェクトです。
原作も読んだことがありますが、二宮さん？と思った当初の印象を覆すハマりぶりです。
良いですね。

悪役を演じさせても上手。悪役の中にもなぜか少し優しさがあるように思えるし、憎みたくてもなぜか憎めない役所がすごい。
ちょっと謎に秘めてる所があり、そこをじわじわ感じさせながらも、がっちり悪役を徹底させているところがいい。

陰があるような役柄ですが、とても自然に演じられています。皮肉めいていて、孤立してる感じもうまく表現できていて、対応や応答はやる気ない感じだけれども、技術や手術に対しての信念はキッチリもっている感じがうまく表現できているなと感じました。

まさに､鬼気迫る､というしかない演技だと思います。渡海の斜に構えたところとか､ひねくれた感じ､ふだんの二宮和也さんの地とよく似ているな､なんて感じます。だからこそ､演技なのか素なのか分からない迫力が出るのではないでしょうか。久々にニノの演技巧者なところが見られて､大満足です。

今回は裏のある悪い感じの外科医ですが、意地悪な感じがとても出ていいと思います。顔は穏やかだから余計に「そんな人だったの？」と思わせる所がいいと思います。

クセのある天才外科医で、話し方やトーンがいつもと違う二宮さんの演技に引き込まれてしまいました。手術シーンはマスクをして顔がほとんど隠れてしまうのに、目の演技も素晴らしかったです。
病院内の会議ではあくびして話を聞いていなかったり上司である教授にも飄々とした受け答えをしているのに、手術の時は天才でもあり悪魔とも言われるその言動とのギャップがすごいと思いました。

今までの役柄の雰囲気とは少し違いながらも、どことなく説得力のあるブラックな雰囲気がよく似合っていました。いい意味でイケメンジャニーズ感がなく、原作ファンも納得するキャラクターをしっかり見せられていると感じました。

ジャニーズ嵐の二宮和也ということで「どうせ…」という感じに高を括っていたのですが、実に嫌らしい悪役っぷり。今までのジャニタレは悪役でもどこか好感度を残した感じだったのに、かなぐり捨てた演技が面白い。今後「実は良い奴」的な展開があるのかもしれませんが、このまま嫌らしいまま突っ走って欲しい。

このドラマで演技している彼はいつものバラエティー番組などでみかける二宮和也とは別の見え方で主人公を表現しているなと感じました。目的のために手術に徹する冷徹で非情な役どころを本当に嫌な奴だと思えるように演じていました。相手を追い込んでいき、大声で怒鳴るシーンなどは、その冷徹さと怒りを爆発的に表現するあたりに緩急が感じられ、演技に凄みを感じました。

お金への執着や人間関係が厳しそうな病院の中で珍しく孤高な存在感、ニヤッと意地悪な笑みの中の冷めた表情はイメージに合っていました。教授への態度が他と少し違ってミステリアスな雰囲気を出していたのがとてもうまいなと思いましたし、だったらお前がやれとキレた風に大きな声を出したところが意外でよかったです。

ブラックヒーローの不気味さ、怖さを味のある演技でうまく表現しています。顔はカッコいいのに親近感は全く感じられず、冷酷な天才的な医師なのに不思議な魅力を感じます。目や表情で演じるのが上手く、ひとつひとつの言動に心が動かされる演技で素晴らしいです。