ホクサイと飯さえあれば

上白石萌音さんの、豊かな演技力に魅了されました。全体的にほっこりしたドラマで、疲れた日々の深夜に癒しの時間を提供してもらえました。ブンちゃんとホクサイの関係もとても良く、最終回の展開もとても良かったと思います。

ちょっと安っぽいかなと思いました。しゃべるぬいぐるみが出てくる漫画を実写化すると、それだけで安っぽくなってしまうので、難しいとは思いますがもう少し安っぽくないドラマにして欲しかったです。お料理のシーンが明らかにお料理のプロの方の手を使っているなと分かりやすかったので、出来るだけ主人公の方がお料理した方が良いと思いました。あと、お料理が一人暮らしの大学生には高い食材だったりしたので、少し残念です。

山田文子が素直なまっすぐな子でかわいかったがインパクトがあまりなかったです。
料理は勉強になりました。
知らないことが結構あって勉強になりました。
ホクサイは印象的で面白かったです。
クスクスと笑ってしまうことを言うので突っ込みたくなりました。

原作は料理を「作る楽しさ」に重点がおかれていて食べるシーンがあえて描かれないのですが、映像としてその部分が昇華できていなかったのが残念です。主人公である上白石萌音さんのキャスティングは原作のイメージぴったりで良かったと思います。

内気で人付き合いが苦手な大学生ぶんちゃんが料理を通して人との交流が少しずつ広がっていく様子が、とても親近感持てました。ぶんちゃんが自分の食べたい料理を語る時、まわりの通行人やお店のお客さんの想像力を掻き立て、ぶんちゃんの想像に巻き込まれていく様子がとても面白かったです。あんな演技が出来る上白石萌音さんもすごいと思いました。ドラマを観ながら、私もぶんちゃんの作った料理や語った料理をめちゃくちゃ食べたくなりました。特に炊飯器で煮込む牛スジカレーは是非作ってみたいです。

料理がもっと美味しそうであればよかった。原作を見ていないので、機会があれば見てみたい。内容はただご飯を作り食べるというもので、特に感動したりなどの抑揚があるわけではなかった。グルメドラマが多くなってくれればうれしい。