平成細雪

やっぱり関西弁が根本的に違うのでそれが気になってしまい、演技の上手下手まで感じられませんでした。一言一言自分で言い直してしまいました。残念。

まず何をおいてもセリフの関西弁が下手でした。他の姉妹３人の女優さんが上手に喋っておられたから余計に目立ちました。それに、お腹から声が出てないのか、発声もよくなかったです。あんなに演技へたくそだったかなあ、とがっかりしました。上から下まで年の離れた４姉妹の長女ということで、 董が立った感じはよくハマっていましたけど。

ごりょんさんとして、一族を守らないかん、と気張っているのはよく伝わりましたが、四姉妹の中でくたびれ感がすごく目立ちました。最終話、四人で自社ブランドのお洋服を着てお茶を発ててもらうシーンでも、彼女だけお洋服が似合ってなくて残念でした。

いつも着物を着ているのですが、凛とした感じで堂々としている感じが良かったです。
セリフが全て関西弁なので少し違和感がありましたが、そこはある程度仕方がないのではないかと思います。
セリフの違和感よりも見た目がバッチリだったので全体的によかったと思います。

１話、２話ではそれほど目立ちませんでしたが、３話では、いとさんの寂しさを感じました。本家のごりょんさんとしてしっかりしなければと思い妹に厳しくしつつも、妹たちがいなくなって寂しい、長女の矛盾した思いが表現されていて良かったです。

四姉妹の長女役で、しっかりとした女性の役をソツなく演じています。着物姿も板についていて美しく、立ち居振る舞いもとてもエレガントです。昔とちっとも変わらない若々しさは健在で、あこがれてしまいます。関西弁も自然です。