未解決の女～警視庁 文書捜査官～

年齢相応の自然な演技だったと思います。ベテランの演技派の俳優さん達の中で、気負わずに役柄の雰囲気を出せていたのでは。熱血漢だけど暑苦しくなく爽やかで、媚びてないけどギスギスした感じもなく、中性的な印象でした。

目が大きいのは武器になる。
役中に上司より、その目の大きさをあだ名として呼ばれるシーンがありますが、
マッチしていて毎回そのシーンを楽しみにしています。
重要なセリフの時にクワッと見開いた目が劇中のアクセントとして
より、女優としての利用価値向上に繋がっていると思います。

天然で明るく、理想はあるけど未熟な後輩という感じが出ていてよく合っています。まだ未熟という感じを出すためなのか、一人で突っ走ったり上司に突っかかる部分がありますが、そこも良い。他の役者さんがみんなベテランで重たい感じですから、この役柄があるお陰でドラマが明るくなっています。

熱い警察官をちょうど良い感じで演じてると思います。アクションなどもかっこいいし、犯人を説得したり思いやるシーンもいいですし
鈴木京香さんとのコンビネーションも楽しいです。
ただ彼女の言葉遣いが「?なんスか」という感じなのですがちょっと似合ってない感じがします。
基本波瑠さんが上品すぎるのかもしれませんね。もうちょっとやんちゃでガサツな感じが出るようになったら完璧だと思います。

元々クールな印象があったので、やたらやる気だけあって空回りでうざったいのが最初は違和感がありました。でもだんだん嵐のように巻き込みながらいいように周りのベテラン勢を動かしているようで、ベテラン勢もそれを楽しんでいるようで見ていて楽しくなってきます。

ホルス呼ばわりされるのは、見た目通りでとても似合っていると思います。ただ、柔道をやっていた設定は動きがぎこちなく、見た目も華奢過ぎて違和感があります。他キャストたちとの会話もなぜかぎこちなく、聞きずらき感じてしまいます。

まずは疑問があったら動く、という同僚の鈴木京香さんと正反対の刑事の役をとても可愛らしく演じていると思います。きれいどころもできる美貌を持っているとは思いますが、こういう三枚目の役のほうが波瑠さんには合っていますね。

知性派の鳴海に対して、矢代は、事件関係者に対する感情と、ちょっと突っ走り気味な行動力は、ハラハラしますが、事件を解決したいという想いが、伝わってきます。ベテラン鳴海を、振り回しているところは、なんだか可愛く見えます。

波瑠さんが体育会系バカをやるのって多分初めてですよね。元々知的なイメージ、仕事が出来そうなイメージの彼女にこのキャスティング？と、はじめは思ったのですが、慣れてくると、うん、結構いい。
オウム返しや理解したのかしてないのかわからない「なるほど」の多用は、実は極めて繊細に言葉を受け止める鈴木京香さんとコントラストを鮮明にするためで、演出の要求に見事に答えた役作りの末のことなんじゃないかと思えてきました。言葉を深く理解しない芝居をするという逆説的な名演技と言えるのではないでしょうか？

何故に大怪我から復帰したストーリーからのスタートかが疑問？今後その謎が明かされるのか・・・。キャラブレがなかったので第1話は良かった。特に言葉遣いや立ち居振る舞いが一貫していて好感が持てた。柔道技が彼女の武器と思われるので、今後もいざという時の見せ場になること間違いなし。

波瑠の演技がちぐはぐに感じられます。捜査にやり過ぎがあり、怪我をして飛ばされたのにもかかわらず、とてもやり手だっとは思えません。脚本や演出のせいがあると思いますが、彼女の演技力が生かし切れていないのが残念です。