沈黙法廷

原作との乖離にびっくり。俳優さんの演技は良いと思いましたけど、このストーリーではつまらないという人もいるのがよくわかります。ドラマでわかりやすくしようと粗雑な脚本になっています。原作とマッチしてるのは永作さんだけ。原作の良さを丁寧に描くためには時間がないという制約があったんでしょうけど。

連続殺人・毒婦と言われ裁判にかけられるが主人公が、最後になり本当の気持ちを打ち明けるのだが、「かつての恋人を裏切ってしまったから、本当の事が言えなかった」という理由は、殺人事件が起きているのに自分をかばう理由としてはかなり弱い。自分に容疑がかかっているのにそれと天稟にかけるほどの動機にしては甘すぎる。最後、二人で船に乗ってハッピーエンドっぽい終わり方は沈黙法廷というタイトルとはかけ離れた終わり方で正直拍子抜けだった。

毎週楽しみに観ていただけに最終回のつまらなさに本当にがっかりしました。なぜ山本美紀が黙秘するのか、相当大きな秘密があるかのように盛り上げておいて大した内容でもなく、真犯人も馬場の息子というありきたりなオチ。あと馬場さん殺害は無罪でも、あと２人不審死してますけどあれも本当に偶然なだけ？色々と雑な終わり方でとても残念でした。

つまらないの一言。役者はがんばっていたとおもうが。途中で見るのをやめた。

4話はほとんどが山本美紀の裁判シーンで、クライマックスへの序章といった感じでドキドキしながら観ていました。1話以降あまり出番のなかった人達が証人として再登場してきて真相に絡んできそうですし、山本美紀が矢田部に何を話したのか、何故証言をこばむのかなど、最終回に向けて様々な謎や伏線がちりばめられ、ラスト1話への期待感が高まる回でした。

３話は山本美紀の過去が次々と明らかになって事件の真相に近づいてきましたし、伊室の過去にも何か秘密がありそうな伏線があって新たな謎も生まれ、ますます面白くなってきたと思います。同時にインタビューを都合よく編集して視聴者に偏った印象を植え付けるマスコミの怖さも感じた回でした。

2話は永作さんと市原さんの出会いが描かれたり、田中さん演じる弁護士が事件に関わってきたりとストーリーが進んで人間関係も広がり、ますます面白くなってきました。美紀がなぜ偽名をなのっていたのか、本当に殺人犯なのかなど謎が多くて続きが気になり、あっという間に1時間が過ぎてしまいます。

まだ1話しか観ていないのですが、人間関係も殺人も、どちらも謎が多くてとても引き込まれます。全体的に暗くて重たい雰囲気ですが、過去と現在の場面転換が多くてストーリー展開も早いので観ていて気持ちが沈むこともなく、推理小説を読むような感じで楽しんで観ることが出来ます。キャストも演技派の方ばかりで見ごたえがあります。

第３話まで視聴。今の所状況証拠は限りなくクロ。また、次回第三の殺人発覚か？。これまでのストーリーとして、容疑者が多重人格者あるいは、精神状態になにか衝撃的な変化をもたらす事案があったのかと感じたれた。もしくは、双子？。とにかく、これまでのストーリーと違った展開を次回期待したい。