ヒトヤノトゲ 獄の棘

主演の窪田正孝さんをはじめキャラクターや個性の強い人間が多く、監獄を舞台にしたドラマは民放ではなかなか見られない作品で新鮮だった。物語の大きな起伏はないがのめり込んでしまうような世界観で、事件や監獄内部で起こる人間同士の争いが本当にありそうに描かれていた。泉谷さんの役がはまっていてちょうど良かった。

泉谷しげるが下品で嫌いでしたが、このドラマではそれがとても活きていました。
正直、窪田正孝を主人公にしなくても他の俳優陣が豪華で上手な方ばかりだったので、キャストは満足ですがキャスティングはイマイチだったと思います。
内容も終わりがイマイチ見えませんでしたが、上手な終わり方で不満もなく流石でした。

言いたい事は分かるんだけどいまいち話にのめり込めなかった。
話は単純なのに色々な事を盛り込みすぎていて解り辛い気がしました。
出来ればシリーズ作品にして1部はイジメ2部は隠蔽?の様に分けて一つ一つを掘り下げて撮ったほうが面白い気がしました。

キャストが豪華で楽しめました。ストーリーは第１話では期待薄いかな？と感じていましたが、見続けていると意外と引き込まれていって最後まで楽しめました。
キャラクターの個性もしっかりしていて、WOWOWドラマの良さが出ている感じがしました。音楽もしっくりくる耳馴染みのいい軽快な音楽で記憶に残りました。

自分的には、刑務所の刑務官に視点を当てたドラマは初めて観たので、それだけで斬新に感じました。ただ先入観的には、メインは、収監されている犯罪者にスポットを当ててのドラマかと思いましたが、刑務官の人間模様が中心のストーリーなので、いい意味で予想を裏切られました。泉谷しげるも相変わらずいい味だしているし、なにより、窪田正孝さんの新人刑務官ぶりがいいです。窪田さんは今みたいに、前髪は上げたほうがいいと思いました。