※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(80.4%) | 292位 /1088件中 |
キャスト 4.2 /5.0(84%) | 365位 /1088件中 |
演出 4.0 /5.0(80.4%) | 257位 /1087件中 |
音楽 3.5 /5.0(69.8%) | 543位 /1088件中 |
感動 4.1 /5.0(81.4%) | 86位 /1083件中 |
笑い 3.4 /5.0(67.4%) | 291位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.5 /5.0(70.8%) | 341位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(80.4%) | 292位 /1088件中 |
キャスト 4.2 /5.0(84%) | 365位 /1088件中 |
演出 4.0 /5.0(80.4%) | 257位 /1087件中 |
音楽 3.5 /5.0(69.8%) | 543位 /1088件中 |
感動 4.1 /5.0(81.4%) | 86位 /1083件中 |
笑い 3.4 /5.0(67.4%) | 291位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.5 /5.0(70.8%) | 341位 /1080件中 |
もともとあまり期待はしてなかったのですが、一話見てみると面白い、またもう一話みるとさらに面白いと結局最終話まで見てしまいました。
伊東英明扮する松本医師が語る仏教の教えは、ケータイに保存したくなるほど考えさせられる事が多かったです。
若い人も健康な人も年配の人も病気の人も犯罪者も人としての生き方、どんな風に生きていけばいいのかを、毎話すごく前向きに展開されていたので、これを見た人はきっと差別的な考えもなくなるのでは?と思えました。
見終わるといつもなぜか生きようという前向きな気持ちになりました。
最終回は、心があたたかくなり号泣してしまいました。
宮寺の入院中に、先生たちが入れ代わり立ち代わり病室を訪れて楽しく最期まで過ごすことができた様子もとてもよかったです。
濱田先生が冷血な人間だと思っていたのが、宮寺と接することで少しずつ人間らしい顔をのぞかせていく様子も微笑ましかったです。
松本先生と宮寺の絆がとても深く、友達以上親子未満の特別な関係をうらやましくも思いました。
照君の念仏が楽しみだという言葉で、長年松本先生が抱えていた苦しみからようやく解放されたのではないかとそんな気がしました。
ふざけたドラマ名とは裏腹に深く重い内容も多かったドラマでした。
松本先生のことを息子のように可愛がっていたおじさん(泉谷しげる)がガンを患い、治療もあまり意味がない状態だということが分かった時には、自分の親のことが頭に浮かびました。自分の親も元気だけれど、急にこうなることだってあるのかもしれない。考えるだけでただただ辛いことでした。松本先生の辛さや医者なのに助けることが出来ない悔しさが痛いほど伝わってきて、大切な人の死とどう向き合うのかということについて考えさせられました。
松本先生と憲次の信頼関係に涙が止まりませんでした。
憲次は、松本先生の生き方そのものに影響を与えた人だし、松本先生は、生きることを諦めていた憲次を変えました。もう友達を超えた存在になっていたのがよく伝わってきます。しかも憲次は、濱田先生とも良好な関係を築いた結果、松本先生と濱田先生の関係性にも変化が生まれたのも良かったです。松本先生と濱田先生は、お互いを悪く言っているようで医師としての腕を認めているし、なんだかんだ似た者同士うまくやっていきそうな感じがしました。
このドラマのいいところは救命救急にありがちな患者の命を生存させたら完成!ってやつじゃないところ。そりゃ死んでしまったら元も子もないんだけど、考えてみたら急な事故や病気で救急に行って命を取り留めてからがスタートなんだよね。命があって心臓が動いているってだけてはゴールではない。後遺症とか辛いリハビリとかそういうのがあって日常が戻るんだよね。そういうことをちょこっとした会話の中にいつも入れてくれているのがよかったと思う。
松本が大切な友達の最期を前に、冷静でいられない姿がとても人間くさくてよかった。僧侶だしもっと偉ぶっていて、人に教えを唱える悟った人物だと思っていたら全然違って、煩悩だらけだしだらしないところもあり、人情にあつくて、かわいい部分もあって、憎めないキャラだった。二枚目過ぎないところがすごくよかった。
命の大切さや、理不尽な出来事に自らも悩み、患者さんにそんな自分の気持ちを素直に打ち明け真摯に向き合う彼が素敵だった。
医師が自殺を止めようとし怪我した犯罪者を助けるということに、嫌悪感を隠さず治療にあたる田中と児嶋には正直引いてしまいました。田中はいつも思ったことを口に出すタイプなので驚きはしなかったですが、児嶋はどんな状況でどんな相手だろうと"命を助ける"ということに一所懸命になる人かなと思っていたので少し残念でした。
そんな医師2人とは違い、目の前で自分を庇った母親が刺された尚の叫びは心を抉られるようでした。大事な人が、何も悪いことをしていない人が死ななければいけない理不尽について答えられなかった松本が、結局考えても答えが出なかったところが人間らしくてとてもよかったです。
最後のオペで松本が濱田と出逢った時のことを覚えていて、突然その話をしたことに驚きました!濱田と一緒に"覚えてたなら言えよ"と突っ込んでました。
泣けるけど笑える演出が素敵な作品でした。
通り魔事件の犯人を助けてしまうのは被害者としては複雑でしょうね。私も死ねばいいのに、と思いました。それを助けてしまうのが松本先生らしいんでしょうが。その後他の病院に行ってから彼がどうなったのか描いてほしかったですね。命を助かったことでなにか改心したらいいですが、そうでなかったら複雑です。宮寺のおじさんの最期はとても穏やかでよかったですね。あんな死に方をできたら理想的だなと思いました。医者もみんな病室に集まりすぎでしたが。そんなに暇なのか?でも彼の人柄が表れていますね。
うんと、結局どういうことが言いたかったのかなー。なんかメッセージ性があるのかなと思ってたけど最後にいくほどぼんやりとしてきてよく分からなかったのは私だけだろうか?まぁ泉谷さんはいい死に方ができたよね?ってぐらい。てるくんと縁を繋ぎていたから病院でもVIP待遇でスタッフ全員にもてはやされちゃうんだもんね。今は死んだ息子に会えてのんびり過ごしているかもね。人の命は平等って言ってたのに身内びいき酷くない?って思った。
濱田先生が立ち直れてよかったですね。松本先生の助けがあってこそかと思いますが、砂場でのパンダはもっと丁寧に描写すればよかったのにと感じました。あれは美咲ちゃんの代わりに遊んだということなんでしょうが…。濱田先生は本当に心は優しい人なんだなというのはよくわかる話でした。タイミングよく人が倒れてそれを助けて…という展開はあまりにできすぎている感がありましたが。宮寺のお父さんと松本先生の釣りのシーンもよかったですね。息子さんのことを忘れないことが二人の友情にとっては大事なんだろうなと思いました。
この救急は結構患者が死ぬよね?それって結構リアルなんじゃないかなと思う。大きな事故が起こってそれで全員助けてとかって嘘くさいと思うんだ、救急に運ばれた人が次の日からちゃんと喋れるわけないもんね。今回もちょっとそこまでとでかけた主婦がひき逃げに遭って娘が一人ぼっちになるって「あーあるかも!」と納得。今核家族が多いからそんなこともあるかもだよね。私も幼子がいるのでちょっとそこまででも身分証ぐらい持って出なきゃダメかもななんて変なことを考えてしまった。幼子が1人で留守番していた部屋のぐちゃぐちゃ加減もリアルで良かった。
予告だけ観たときに一体どんな展開になるんだろうとハラハラドキドキしていました。
もし本当に病院でこんなことがあったらと考えながら観ていました。
正義ではなく子供の命を優先するというのは良いのか悪いのか、難しい問題です。
けれど必要悪というのは確かにあると思います。
最終的には罰を与えられ子供の命も助かり結果オーライで良かったです。
コミカルな要素も多いドラマですが、やはり生と死をテーマとしたドラマなので考えさせられました。
小児ハートセンターを作るという目標のために動く濱田先生はすごかったです。正義のために必要な悪という意味がよくわかりました。それを演じきったムロツヨシさんも素晴らしかったです。いけすかないところもあるけれど筋が通ってるところはかっこいいですね。自分の利益のためにペースメーカーを埋め込むような医者は本当に怖いと思いました。医療界の黒い闇ですね。本当にそんなことはないと思いますが近いことは行われているんじゃかいかと想像できます。子どもが犠牲になるのはつらいので美咲ちゃんには元気に生きてほしいです。
松本先生が、憲次とキャンプに訪れるシーンは、本当に家族というか友達のようで、うるっときました。憲次や、末期がんで搬送されてきた鮎子の生きざまをみていると、死生観について考えてしまいます。どんどん弱っていくときに、人に迷惑はかけたくないという気持ちと、最期まで頼ってほしいという家族の気持ちはどちらもうなずけてしまうからです。なかなか鮎子さんのように、最期に恨み節を聞いて死にたいという人はいないかもしれませんが。ただ、最期までネイルをしたりと、おしゃれをしたい気持ちはとても共感しました。
上辺以上の付き合いをして疑似でも寄り添ってきた人に家族じゃないって言われるってこれほど絶望することってないと思うんだ。親友のお父さんは自分の病気の治療でみっともない無様な姿を晒したくないって言ったけど、治療なんかしなくたってもうメッキは剥がれたじゃん。自分のせいなのかは分からないけど一緒に遊んでいて死んでしまった親友の代わりにならないことを分かってはいながら続けた親子ごっこをそんな一言でぶち壊すってもう理性は崩壊してるじゃん。私なら離れるなー。
終末期のはどう生きるべきか考えさせられました。無理な治療をしてお金をかけてまで生きるべきなのか。それぞれの価値観が問われるところですね。おじさんへの説得は果たしてよいことなのか、松本自身の自己満足じゃないかと私は感じてしまいます。あと突然奥さんが出て来てびっくりしました。娘さんとふたり暮らしだと思ってました。あと末期乳ガンの鮎子さんにしても娘さんがタイミングよくいたのでこれもびっくりです。死に目にちょうど会えてよかったですね。
三宅の元カレである和田を演じた吉沢悠さんの病人の役作りや演技が素晴らしくて感動しました!
三宅と何度話しても考えを変えなかった和田が、子供には難しすぎたサイの話で盛り上がり僧侶として"死"という言葉を当たり前に使った松本に心を開いたシーンは印象的でした。その後、娘に対して押し殺していた気持ちを伝えた和田の姿に涙が止まりませんでした。
でも"治療はしない"という言葉を全て、患者の嘘だと考えるのは如何なものかと思いました。
治療してほしいとか長生きしてほしいという考えは残される側のわがままだとも言えると思うので、おじさんの話も聞かずに嘘だと決めつけた松本の考え方には納得いかなかったです。なのでおじさんがしっかりと考えて出した選択を変えす、はっきりと娘と松本に伝える流れがみたいなと思いました。
三宅先生の元カレさん、元気になってよかったです。ラストで三宅先生にお礼をいうシーンはジーンときました。医者は患者の気持ちがわからないのか、というテーマでしたが、普通はわからないものじゃないかなと思ってます。患者としては理解してくれたら嬉しいけれど、今そういうお医者は少ないでしょうしね。特に今回のような特殊で死に向かうような病気はつらいだろうなと思います。このつらい、という感情もきっと当事者じゃないとあじわえないでしょう。医者と患者の距離は難しいですね。ちなみに前回助かったけれど、死ねばよかったのに、と言っていた人はどうなったんでしょうか。1話完結なのはいいんですが、虐待児童の話しかり、そういうところが中途半端でもやもやします。
松本が助けられなかった女の子を虐待していた義父を殴ったのは、玉井も言っていたように正直誰か殴ってくれないかなって思っていたのでダメなことなのはわかっているけれどスカッとしました。正直ちょっと足りないと思うくらい胸くそ悪かったので、救命は常に人が足りていないしもし殴ったのが警察の前でなく、逮捕されてなかったら謹慎処分はあったのかなぁと考えてしまいました。殴られた義父は逆ギレしただろうけど、自分がしでかしたことの証拠が明確に示されていたら黙っただろうし、涙を流しながら松本が説教する展開の方がクソみたいな義父の件でもっとスッキリできた気がしました。
謹慎中が解けて殴ったことは我を張っただけでしたとさっぱりしたような顔で言っていたけれど、濱田に対して変わらず喧嘩腰だったのを見て同じような状況になったら松本はまた殴るんじゃないかなと思ってしまいました。
いつもは三宅や田中からウザがられたりしてるのに松本がいない時ほど合掌ポーズが流行っている救命緊のメンバーに思わず笑ってしまいました。
あの濱田の雰囲気には松本さえも手を焼いているのに恐々ながらもあっさり救急に行きたいと願い出た眞白の勇気が凄いなと思います。
理事長、澁沢の救急縮小の意見は演技だと思いました。
まだ濱田とどんな取引をしているのかはわからないけど甘く見られないための言葉なのかなと感じました。
でも澁沢のあのテンションは一瞬止まってしまう場面でした。
そこを考えると濱田のあのキャラは実は裏の顔で本当の顔はあの担当患者の女の子に見せていた優しげな顔なのかな、とも思ったところです。
三宅が結構いいとこ突っついてて事情を早く入手しそうな雰囲気に思えました。
ガヤガヤした石川のお爺さんの自宅は一家族の理想像だったと思います。
僧侶が早々といるのも微妙なところでしたが、お爺さんの最期の涙が印象的でした。
しっかりとみんなの声が聞こえていた証拠だったと思っています。
松本と宮寺が命の話をするとどうしても哉に行き着くのは仕方のないことだと思います。
それをお互いが否定し合ってる姿も「思いやり」が感じられて優しくていいシーンでした。
救急に「のっぴきならない」は付きものだと思いますが「救急バカ」と言い放つアタフタした玉井の言葉のチョイスが松本にドンピシャで絶妙だったと思います。
全てを松本に背負わせないフォローも優しさが溢れてました。
せっかくいい関係になりつつあった有賀さんとはもっと色んなシーンが見たかったなぁとしみじみ思うところでしたが。
今はまだ息抜きとして見れるような濱田のピロシキ10個も子供のケンカみたいでした。
それ以上に松本が濱田に怒るタイミングも速攻で面白いところでした。
前回ラストで死んでしまった愛羅ちゃんの家族がどうなったのかが描かれていなくてもやもやしました。義理の父親はひどいことをしておいて、娘が死んだとわかったらどんな反応したのか見てみたかったです。あと虐待受けていた弟くんの行方も気になってます。謹慎になって松本先生にとってはいろいろ考えるきっかけになったようですね。私もあんなひどい男を殴ったのは当たり前だと思ったけれど、やはり大人としての対応ではなかったですよね。しかも坊主としては。
さりげなく闘病していたおじさんが死んでしまい悲しいです…。
「虐待」についての話でしたが、今までの話の中で一番終わり方がモヤモヤしました。義理の父親から性的虐待をされていたにも関わらず、最後の最後まで「お父さんは悪くない」と訴えている姿が悲しかったです。フィクションではありますがこのようなことは実際に起きていることだと思います。涙を流しながら亡くなった女の子のことを思うと本当に心が苦しくなりました。それと同時に自分勝手な父親の姿に腹が立ちました。あんな親を見て殴らないなんて私でも無理だと思いました。
松本の意見は理想だけど夢物語なんだろうなっていうのは誰にでもわかる。もしそれができることなら松本と同じ考えの先人たちがすでにしてるはずだから。でもなっていない、それでも夢を語るのは諦めないぞと松本が自分を奮い起たせるためだと思っていました。だからこそサトリ世代のはずの田中がいちいち松本の意見を否定してるのが気になってました。言い争いなんて避けるタイプに見えるのにわざわざ無理とムキになるのは、自分がそこまで患者さん一人ひとりに思い入れを持ちたくなかったり、責任を感じたくないという考えがあるからかなと思っていたので、患者さんとその家族に触れて考え方が変わったのを見て本当は素直な子なんだなとほっこりしました!
浮気症の旦那が植物状態になるくらいなら今死んだ方がいい、という奥さんの気持ちはわかる気がします。医療の発達で救える命は増えたけれどそれで幸せなのかというのは考えなければいけないことだと思います。松本先生は命を救うことが大切だと思ってるようですが、それがすべての人の考えと一致しないと私は感じました。難しいところですが。最後に女の子が死んでしまうとは思わずかなりつらい展開でした。虐待受けた上に命を奪われてしまうなんて。松本先生が殴る気持ちもよくわかります。親がバカだと子どもは悲惨なことになりますね。
児童虐待だけで1時間作れそうなものを後半だけに持ってくるのがすごい。しかもすごいエグいやつ。アレをメインでやって親をもっときつく叱ってほしかったなと思うけど見てるこっちが辛くなっちゃうかもね。ニュースで見るとほんの一瞬のことも一つ一つが衝撃的なんだとガツンとやられた気分でした。虐待された子供の気持ちになったらあんなパンチ1発では全然足りないけれど殴ってくれてよかった。あんなバカ親でも殴ったらこっちが悪いって腑に落ちないな。
松本の言っていることは理解できるけど、自分自身がまだまだ煩悩だらけとわかっているのに理想が高すぎるので時々学生気分が抜けてない新人のように見えてしまいます。だから夢見ていない三宅や、現実しか見てない濱田の言っていることのほうが厳しいけど正しい感じがして、見方っていろいろあるなと考えさせられました。
でも手術室で児島の弱さや甘えを叱咤して医者としての能力を引き上げた松本はカッコ良かったし、児島の成長も期待できそうだと感じました!
一方で松本を意識しすぎてたりモラハラやパワハラが酷かったりする濱田は医師としてどんなに優秀でも尊敬はできないなぁと思ったので、松本と関わることでこのキャラが変化したらいいなと思いました。
濱田先生は本当嫌味で嫌~な人だなと思いました。
腕はいいけれど、人を見下していて、ストーリーを盛り上げてくれる、いい具合にむかつく存在です。
けれど、そんな濱田先生を嫌がっている松本先生は、意外と濱田先生と行動や考え方が一致していて笑いました。
表裏一体ということで、本当は似たモノ同士だということでしょう。
そして、終盤の三宅先生の師匠でもあった藤森さんの突然の死には心が傷みました。
三宅先生がもうダメとわかっても諦めきれずに必死に心臓マッサージをしてるところで、涙腺崩壊です。
三宅先生は、松本先生の向こう見ずな無茶をすることの意味が分かった瞬間だと思いました。
今回は三宅先生の身近な人が目の前で亡くなってしまい切なかった。消防隊員という仕事なのでそういう場面と隣り合わせとはいえ、悲しいでしょうね。
一方で助かったのに自殺をはかろうとした人もいる。確かに本人はつらいことがあったでしょうが、心配してくれる家族もいるのに自分の命を犠牲にするのはやはり納得いきません。救急医の皆さんが頑張って救ってくれた命を大事にしてほしい。
命というのは何があるかわからないんだと、このドラマを見るとひしひしと考えさせられます。
人の命を救う仕事って消防だって救急だって大変だよね。今日仕事でミスっちゃってさーなんて軽々しく言えない仕事。そのミスがその人の死なら私なら耐えられるだろうか。うまくストレスを逃さないと心も病んでしまうだろうな。今回の救急はいつも心臓マッサージをしているイメージだけど救急って蘇生率低いのだろうか?自殺をはかった人を治療する場面であなたの意思を尊重します、だけど僕にできるだけの仕事をしますって言ったのが印象的だった。救ってしまうことがまた本人の苦行の始まりってこともあるもんね。なかなか悩み深い職業だね。
最初に運び込まれてきた人がナオト・インティライミさんだったので今回はこの人の話なのかなと思っていたらそれ以降出てこず、松本の過去とリンクした溺水した男の子の話になってしまったのですっかり忘れていました。でもラストで意味深な再登場をしたのを見て、やっぱりブレーキもかけず壁に突っ込むなんて理由がないわけないよなぁと3話で松本がどう関わり救うことができるのかと、展開が楽しみになりました。
溺水した男の子の話は松本が過去と向き合うために必要だったと思うので、植物状態にならず丸山がボールペンを持ってきたタイミングで目が覚めた奇跡も納得ができたし、丸山が探してきたボールペンが父親の形見じゃなかったというオチも良かったです!
「ちょっと困らせる」の雰囲気ではなかったような、20分も見つからなかった友人を不敵な笑みを浮かべて見ている丸山が怖かったです。
はっと我に返る姿に心底悪い子ではないんだろうとも思いました。
言い方を間違ったらそのまま否定するような丸山の気持ちを素直に告白させた松本の話の持っていき方がうまかったと思います。
試されてる感が半端なかった手術場面は命が掛かってる状況で濱田の意見の違い以上に言い方に凄く圧迫感あって見ていても疲れました。
いつも法話をしている話のプロでもあるからか松本の言葉って的を得てるなと感じます。
松本の「小姑」は笑えました。
とにかく松本に言われる一言に反応する濱田のキャラがまた違う面白さがあっていいと思います。
濱田が手伝い始めてからも2人の中では色んな葛藤があるんだろうと考えながら見ていました。
理論的な考えで言えば確かに濱田の言葉は最もだと思うけど人を助ける仕事に就いてるからにはどんな状況でも助けてあげたいという松本の思いがやっぱり好感持てます。
煩悩ありまくりの怒りは最高でした。
あと何故か吉田くんに妙に厳しいところも同じく僧侶であることを忘れてしまう場面です。
普通さを持ってるからいいんですかね。
岡崎が意識を戻したことは過去の経験を持っている松本自身にとっても勇気になったんだと思います。
最後に岡崎が父親のペンとは違うと言ったのもほっこりするところでした。
哉の父親に電話し飲みに誘った場面はすごく緊張していたけど前進が見えた感じで良かったです。
このドラマの何がいいって救命救急で命を取り止めたら終わりってならないところ。水で溺れた子が救命で心臓が動き出してもそれで終わりではないんだよね。そこから普通の生活に戻れるってまた奇跡みたいなもんで一生目を開けないかもしれないもんね。知ってるようで知らなくて現実はもっと大変なんだろうなと思いました。当たり前だけど、冷たい水で溺れたらその冷たい水に飛び込んで救助してくれる人がいるんだと教えてもらいました。ありがたいことだなと思いました。そういうところをきちんと見せてくれるのが好きです。
溺れた少年が助かってよかったです。松本先生も少しは救われた気持ちになれたんじゃないでしょうか。友達は戻らないけれどそれ以外の人の命を救い続ける彼の生き方はすごいと思いました。友達のお父さんも嬉しいだろうな。今回はムロツヨシさんの嫌み演技が光りましたね。よかったです。私も正直ホームレスだったら助けなくても、と思ってしまいました。医療費持ち出しなんですね。知らなかった!でも最後にご家族に会えてこの人は本当に生き直すことができるんじゃないかなと思います。だから命は尊いんですね。考えさせられます。
僧侶でもあり救命救急医でもあるっていう異色さよりもできることをしたいだけと言って何連勤もして病棟で倒れる異常さが怖かったです。救急に運ばれてきた患者さんの一人が僧侶の格好をした松本の存在に異常に反応して、気を失っていた描写も気になりました。今の若者なら自分の怪我の具合とか場所を考えずに写真撮っていい?とか見たことのない状況を他の人と共有しようとするくらいのがリアルだと感じました。
でも手術で足を切られた加害者の男性を念仏を唱えることで黙らせたシーンは面白かったし、子供ではなく一人の人間として将太に接していたのがとても良かったです。
交通事故による、急な悲しい親子の別れはとても辛かったです。hitomiさんが苦労する地味なお母さんの役だったけれども、最初は全く気づかないほど馴染んでいてびっくりしました。
それにしても、僧侶の松本先生の行動は現実じゃあり得ないことの連続でちょっと笑ってしまいました。
ICUで念仏を唱えるのは、リアルにも程があります。患者が自分が死んだと勘違いしてしまったシーンにはクスッときました。
よくあのまま病院の業務をすることに許可がおりてるな、とツッこまざるを得ません。
医療ドラマが好きなので観てみたのですが、救急医療と言う、迅速さが必要とされる医療現場にも拘わらず、皆仕事のペースがのんびりしていて、「今診ている患者さん、あなたたちが雑談している間に死なない?」と心配になってしまいました。
ただ、僧侶姿の医師、という、死者と生者、相反する人間を相手にする職業を1人で担っているキャラクター設定は斬新で面白かったです。医療モノとしてではなく、キャラクターものというか、ヒューマンドラマとして楽しむ作品なのかなと思いました。
医者がお坊さんなんて、やっぱり縁起が悪いと思っちゃう。しかも大音量で念仏唱えてるし、実際にこんな病院があったら問題になりそう。でも、松本は悪いことしているわけじゃないし、お坊さんって真面目で堅物っていうとっつきにくいイメージがあるけど、彼は煩悩だらけだったり人間臭くてクスッと笑えるところもあって、そこがよかった。
院内で同時に起こっているシーンをリンクさせた場面では、病院って唯一、人の生と死が同時に起こっている場所なんだなって、しみじみ感じることができた。
お坊さんの格好のまま襷をかけるシーンがあったので医療現場でもこんな感じの爽快コメディーだと一瞬思ってしまいました。
医師の時はゴツゴツとした頑なな雰囲気だけど話は極楽に通ずる言葉だったりギャップがいい感じです。
脳死の選択を13歳の息子、将太に判定させるところは松本の僧侶としての職業病が出てしまったように見えてしまいました。
松本に言われ母親の手をあえて握り返さない将太の一生懸命な姿が印象に残りました。
最後に心臓が動いたのも親子の絆が見れて良かったし、将太自身が松本に手を置いたところも家族の意志が見れたところだったと思います。
松本に歯止めを掛けてくれる存在の三宅の「坊主」の言い方も遠慮なしでしたが「念仏くん」が親しみがあって好きでした。
谷村と同乗者の男性の関係性を奥さんが説明に来てるところも妙なドロドロ感が無くて良かったです。
不倫を疑ってはいたけれど将太の姿を気にしていたのでフッとよぎるものは最初からあったのかな、と思いました。
松本との出会いは濱田のトラウマになってそうな感じで無表情の演技にちょっと怖さがありました。
病棟クラークの素直そうな性格のみゆきが松本の行動におどおどするところは新人らしさ、可愛さが全面に出てたと思いました。
医療ドラマではありますが、救急の現場ということで人間ドラマの要素もふんだんで見ごたえありました。
坊主で救急医というのはどういうことかと思っていたら病院で働く住職なのですね。確かにそれであれば成立するのかなと思いました。
伊藤英明さんの坊主姿がなかなか似合ってます。ムロツヨシさんの嫌みっぽい感じの医者姿もはまっていました。
ゲストのhitomiさんがほとんど寝たきりで死んでしまい演技を見れなかったのが残念でした。
子役の子の演技に初回から思わず涙でした…
タイトルからしてコメディ系なのかなと思っていましたがしっかりとした心情的な要素もあって、とてもつくりが上手かったです。
所々挟む松本の煩悩まみれなところとか、三宅先生のおちゃめなところとかそこも観てて面白かったです。
あとは松本とムロさん演じる濱田先生がどういう風に動いていくか、気になります!
今期お医者さんのドラマが乱立してるから少しでも個性を出さなきゃいけないのはわかるし、坊さんと医者を両立させちゃいけないとは思ってないけどやっぱり病院では袈裟は脱いでほしいし、病室ではお経を唱えないでほしい。多重事故が出てきたけどいつもは病院に着いてワチャワチャしたら後はすんなり回復を待つだけだけど、このドラマではまた悪化したりするのがリアルだなと思った。事故は一瞬だけど治るには時間がかかるんだよね。そういう葛藤もちゃんと作ってくれるのがいいと思う。