竜の道 二つの顔の復讐者

全然ダメです。表情はずっと一つです。まったく感情を注いでません。共感できません。玉木と髙橋の演技より全然下手と思います。

最初は男性陣との年齢差が気になって無理があると思っていましたが、せつない演技が良かったと思います。
ＣＭ等で笑顔のイメージしかなかったけど、薄幸感も出せる女優さんだと感じました。

演技が下手だったわけではないけれど、幼すぎ。高校生くらいにしか見えない。妹なので、可愛いキャラなんでしょうが、主役のお兄様方が惹かれるには魅力が足りなかったかな。本人は悪くないけどミスキャスト。

二人の兄を、復讐劇から守ろうとする妹のかわいらしさ、そして必死さが松本さんの表情からすごく伝わりました。小学校の先生として頑張っていて、兄の竜二の婚約者による嫌がらせにも真正面から対抗していく、でもその中にも優しさは忘れていない、という最後まで兄二人を守り抜くことを考えている素敵な妹です。

私は松本穂香さん演じる美佐の立場で観てしまうので、どうしても彼女に感情移入してしまいます。何故、二人の兄が復讐という愚かな行為に走ってしまったのか？来週はいよいよ最終回ですが、美佐の悲しみが伝わってきてやりきれないです。

１０歳も年齢の離れた、守ってやるべき愛らしい妹というのには納得できる。けど、大人になったからって竜一や竜二が恋心を抱くような対象というには、ビジュアル的にちょっとムリがある感じ。「大人の女」って感じの見た目じゃないし、１０年以上ぶり（？）で会った竜一が一瞬で心を奪われてしまうほどの魅力も、まったく伝わってこないもの。

演技がどうこうというよりは、ストーリーとしてこの役は難しい役どころだと思う。。竜一と竜二の関係は一対のもので「妹」の存在意義は二人を隔てる「壁」であり同時に「鏡」。竜一は竜二に向けられる美佐の笑顔に焦燥感を感じ、竜二は竜一が美佐に信頼されていくことに焦燥感を感じている。この二人のバランスは美佐がフラットな立場だからギリギリに成り立っている。美佐が二人以外の誰か(やっぱり晃か？)に恋したら終わりの始まりかな？

竜一が自分の後を付けてたとか、おばさんに聞いた話だけで、竜二が両親の復讐をしようとしてると思いつくとは、大した想像力の持ち主。まあ間違ってはいないけど、あれだけのヒントでそこにたどり着くのは少々飛躍しすぎでしょ。竜一にまでしつこく警告に行くのは、竜二を心配してのこととはいえ、この子も自分の正義感を振りかざしすぎな感じ。

松本穂香さんの本当の人となりを知っているわけではないのでどのあたりから役を作っているのかは定かではありませんがお兄ちゃんたちから愛されるいつまでも可愛い妹役がぴったりの人です。しかも内に芯が強くしっかりした心を持っているとなると松本さんはとても上手いと思います。

不自然な顔の角度、上目遣い、いつも口元がだらしなく空いている、表情が乏しい。役作りとかしていないのでは？と思うくらい浅い演技。

はっきり言って華がない女優さんなので役不足だと思ったのですが、回を重ねる度に綺麗になり、持ち前の演技力を駆使して存在感が増してきました。弱いようで実は芯の強い美佐役にはピッタリなのではないか？とまで感じています。

自分に絡んできたホストの勤める店を突き止めて、会いに行ったのは何をするためだったのか気になる。まともに話しができる相手だとでも思ってたとしたら、世間知らずもいいとこ。
あんなに小さな子供の頃に貰ったぬいぐるみを、２０歳をとっくに超えてる今も常時持ち歩いてるというのも、普通じゃ無さ過ぎ。
兄が信頼している人だとは言え、自分の出自や極プライベートなことを、会って間もない猛にペラペラしゃべるというのも、なんだか理解しがたい振る舞いって感じ。

日本の女優さんによくいる、自分の顔のコンプレックス/どう映っているかを気にしているのがわかるので集中できない。演技するのが仕事なのにそんなの気にしないでほしいです。下手ではないと思うので、ぜひコンプレックスを乗り越えて吹っ切れていい女優さんになってほしい！

両親を亡くして育った環境とか、教師という職業柄もあってか、とてもしっかりした考え方をしてる子ですね。でも、見た目がイマイチというか、表情に締まりがなくていつもボーっとしてるような顔つきと、そのしっかりした性格や発言とのバランスが取れてない感じで、見ていてものすごく違和感。竜二とのシーンでも、妹らしい甘やかさとか可愛らしさみたいなものが感じられない。

親代わりとなった二人の兄がよっぽど大事に育てたのか、掃除のアルバイトをしながら大学に通うような苦労をしていても、おっとりした雰囲気ただようお嬢さんという感じ。
でも、いくら性格もおっとりしていたとしても、顔かたちがかわったくらいで、兄を目の前にして言葉まで交わしてるのに、全然何も感じないのかなぁ？　血のつながりがないこととか、亡くなったと信じてたら、誰でもそんな感じなのかしら。