絶対零度～未然犯罪潜入捜査～

男前だし演技が素晴らしいしアクションカッコいいです。
井沢さん大好きです。
続けて欲しい。

主人公の割に謎の多いキャラを演じていて、人たらしな笑顔とちょっと不気味なニヤリの両方に萌えます。色系シャツにベストという服装もめっちゃかっこいい。冬だというのに頑なにベスト。世の中のオジサマは、ファッションを見習って欲しい。完全無欠なデキる上司キャラなのに、時折見せる弱さが母性本能くすぐりますね。もっとボロボロに傷ついて欲しい。切ない涙希望です。

やっぱり沢村さんは上手いな、というひと言につきます。普段の穏やかで優しい伊沢さんがボーダーを超えた時の狂気の表情が本当に怖いです。そしてそんな怖い顔をしている中で 人を殺してしまいそうな自分と、殺してはいけないと葛藤する自分を同じ表情の中で表現していてそれが台詞なしで見える所が凄いです。沢村さんのアクションシーンもキレがあって素敵です。決してファンな訳ではないのですが、この方のドラマは自然と見入ってしまいます。

この作品だけでなく、他の作品でもそれぞれの役柄でその人柄を表情ひとつでがまったく違う人物に見させるのが本当にすごいなと思います。絶対零度では、そのふり幅が大きく、しかも精神状況で瞳の色まで変わって見える…横山君の首をしめているシーン。あそこが凄かった。本当に心が何処かへ行ってしまった人の瞳ってああいうふうなんではないかと思いました。心がそこに戻ってきたときの悲鳴も瞳に宿って見えました。すごい役者だ。

凄かったです！
憎しみと悲しみを織り交ぜた様な表情も、全身から出てる様なオーラも。
「我を忘れる」ってこんな状態だろうな、って思いました。
そこからふっと元に戻っていくのも違和感がなくって、さすがは沢村さんだな、と思いました。

井沢さんもかっこよすぎます。

たまに「心の中の爆弾」を抱えている様な雰囲気を醸し出すところが感じますね。
ミハンのメンバーと話している時は『通常モード』なんですけれど、時折見える『爆破モード』が怖いです。
どちらも沢村さんがサラッと演じているのが凄いと思います。

妻子を殺害された苦しみを抱えながら、捜査官として犯罪者を追い詰めるなかで見せる怒りや狂気が、真に迫っていて凄いと思います。普段はそんな過去を想像させないヘラヘラした態度でいるので、そんな時は余計に痛々しく見えます。良い部下に恵まれ信頼関係もあるものの、自分の手の内を見せないというか、境界線を張っているのが仕方ないのだろうけれど残念。あと、アクションシーンが素晴らしい！身長があって、ほどよく筋肉もあるので様になっていると思います。

目の演技がとにかくすごいと思った。さっきまで笑ってたのに一瞬にして目に光がなくなる。怖さを感じるくらいメリハリをつけている。アクションもキレが凄まじく、余裕な感じでやってのけているのがとてもカッコいい。

役を生きているという印象をこのドラマの中で一番感じています。黙っているシーンも、感情が伝わってくるんです。犯人に激しく怒って銃を向ける時の鬼気迫る演技はもう格別で、役と同じ経験をしたことがあるのかなと思うほどでした。

チームを盛り上げまとめる姿やふざけたりして場を和ませる姿は柔和な表情も相まってとても安心感がある。
長身を活かしたアクションシーンもとても見応えがある。
だが家族の喪失に苦しみ、自分自身が制御出来なくなる怒りの表情は、それまで見せていた役のとガラリと変わり、ハッとさせられる。

初回ながら、彼が演じる伊沢の表の顔と過去に妻と娘を殺された事がきっかけの裏の危険な面の、特に裏の発砲音を聞いてパニックになったり、相手が死んでしまうかと思うくらいに殴りつけたりとその2面性が印象に残りました。

井沢役の沢村さんが一番好きです。ただのいい男でもお調子者でもエロおやじでもない。毒があって影があって、なんとか正気を保っている様子に毎回しびれます。前のシーズンで少しはほぐれるのではないかと思っていた家族への想いが、相変わらず幻影と暮らしている様子。かえって出口のない深みにはまってしまったようで、いつ狂気の域に入ってしまうのか。ドキドキします。

地味な話を、沢村一樹が支えていると思った。そうでなければ空中分解をしたかもしれない。まだ1話目だが。
ただ脚本上「一線を越える」という表現や、狂気のシーンが何度も出て来るのでそれは出しすぎだろうと思った。
しつこくて印象が散漫になってしまう。
もう少しユーモラスであってくれればもっと好きだが……。もう少し明るさのあるシーンを入れて欲しい。

沢村一樹さんは凄いですね。
普段はチームの為に優しい雰囲気の伊沢。そして事件の琴線に触れてしまうとトラウマが出てしまい全く真逆の凶暴な伊沢。
難しいと思うんですがサラッとこなして見えます。
もしかして殺人も？と思わせる空気感もあってさすがだな、と思います。