西郷どん

老婆の演技がたまらなく良かった。
参りました。

同世代の女優さんということもあり，昔から彼女の演技をみてきました。悪くはないのですが，何を演じても「ナンノ」という感じだと思っていました。しかし久しぶりに見た西郷どんでの彼女はまるで役が乗り移ったかのような，いつもの「ナンノ」とは違っていました。「控～えよ」の決め台詞も完全に自分のものにし，視聴者の心をつかんでいました。腰の曲がった老婆の姿も，よく研究されたのだろうなと思いました。

不倫騒動の斉藤由貴の代役だということですが、私的には南野陽子さんの方がむしろ役柄にぴったりだと思いました。話が進むにつれて天璋院（北川景子）の登場するシーンが無くなり、それによって、幾島の登場シーンも無くなっていたのですが、久々に天璋院・幾島が再登場しましたね。江戸城が無血開城されることを見届けてから、二人が手を携えて去っていく姿が大変印象的なシーンでした。

顔にシミやしわのメイクをしっかり施し、老婆のように丸まった背中やしわがれた声で年月の経過を感じさせる演技がとても良いです。自分を綺麗に見せることより役としてちゃんと存在しようとする姿に好感が持てます。正直、ここまでちゃんと演技が出来る方だとは思わなかったのですが、威厳と品があり、どこかコミカルさも感じさせるチャーミングな幾島を作り上げていたのが素晴らしかったです。

とても良かったです！
急なキャスティングとは思えないほど。
アイドルの印象が強かったのですが、見直しました。

物凄くよかった！
斉藤由貴から代わって正解❕

次の出番はもうないのですかね？

アイドル時代からファンだったので、あまりこう言う役はやって欲しくはなかったのですが、とても上手に指南役をこなしていたので、歳をとったらとったでまた違う魅力がでてくるのだなと思い、なかなか良い感じだった。出番が終わってしまって少し残念。

なかなかの怪演で面白いです。
アイドルだったのに良い女優さんになられましたね。

同世代から見ても美しさのなかに、凛々しさが有りました。演技力も、ドラマの中に引き込まれる実力、良かったです

常に冷静で品があるものの、人間的な温かみよりも冷たく感じさせる雰囲気を、言葉の話し方や立ち振舞いから、凄腕の教育係という設定が良く伝わってきました。
また、篤姫は利用されるだけである事を知ってしまった時の表情から、同じ女性である辛い思いと、利用される女性の立場の悲しみが感じられて、言葉ではなく厳しく指導する事で、自分の事は自分で守れるようにして欲しい思いを伝えようとする場面は、心に迫るものがありました。

予想以上に良いです！

12話で篤姫の輿入れが決まり、「身も心も強くなれ」とますます厳しく稽古をつける姿が良かったです。心を鬼にして感情を必死で抑えているような、涙をこらえているような表情が印象的で、何があっても負けないよう強くなって欲しいという幾島の深い愛情が感じられました。

代役とはいえ、登場シーンから意表を突いた演技で驚きました。正直、演技の下手な女優さんだと思っていたので、こんなコミカルな演技ができるんだと驚きの連続でした。度々出てくる「ひか～えよ～」のセリフがとても印象的です。

吉之助、篤姫の、「もす」という言葉に反応して、ピクリとする仕草に、これからの、教育係としての怖さをとても感じました。言葉づかいが、ネットリとした感じですが、逆に、面白さを感じました。篤姫よりも、前に出すぎないながらも、存在感を強く感じました。

幾島のイメージがずいぶん変わりました。なぜあんな語尾を伸ばすしゃべり方になってしまったのかとても気になります。薩摩ことばでもすもす言っているのを嘆かわしく教育している姿に厳しさよりもおかしさを感じています。

10話で初登場でしたが熱血でコミカルさが強めの、今までみたことない幾島像だったのが新鮮でした。オーバーなリアクションやキビキビとした独特な台詞まわしでインパクトが強く、存在感も抜群です。