『頭取 野崎修平』での松嶋菜々子 (立川祥子役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
松嶋菜々子 (立川祥子役) は 「2020年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
あの時代に女性で銀行を一時きまわしていたと謂われる位の清濁併せ呑む女傑である立川祥子は、松嶋菜々子でなければ演じられなかったであろう。天海祐希や真矢みきでは、清濁併せ呑む演技はなかなか難しいと思う(彼女たちは正(濁の部分が見えない)のイメージが強すぎる)。
あてつけがましく「おおぞらさんはお世話になった銀行ですから~」とニッコリ微笑んだり、買収の話を進めている時も「まさか門前払いとはならないでしょうね?」と圧をかけたり、丁寧で物腰も柔らかなんだけど、言葉の端々にちょっと嫌味っぽい棘を滲ませて、絶対に買収してやるという執念を感じさせるところがただでは転ばない立川らしさが出ていて良かったです。立ち方や歩き方はもちろん、グラスの持ち方や食事の仕方など、所作一つ一つが優雅でスマートところも立川の完璧で隙のないキャラクターに合っていたし、容姿やスタイルの良さだけでなく、そういった所作も含めて美しい人だなあと改めて実感しました。
野崎に坂本に不正を指示したかと訊かれた時に「見解の相違ですね」とシレっとした表情で返すシーンがいかにもしたたかな立川らしくて良かったです。野崎の目をあまり見なかったり、口調も以前よりさらに事務的になっていたり、端々の態度が野崎との間に大きな壁を作っているように感じさせるところも上手いです。
言葉は悪いかもしれませんが、前シリーズよりもガツガツした印象が強く、頭取まであと一歩という確信と自信が感じられるところが良いと思います。合併を反対する野崎に「合併しかない」としつこく食い下がったり、辞任を要求されても「辞めるつもりはない」と胸を張って堂々と答えたり、立川の自分の意志を曲げない強さと出世欲を色濃く感じさせる演技も良かったです。
上昇志向が強くて野心家で、それを隠していないのにギラギラし過ぎず品のある佇まいが素敵です。頭取に就任した野崎と再会するシーンのわざとらしい明るい話し方や笑顔が、前シリーズで状況を読みながらコロコロ態度を変えていた立川のしたたかさを思い出させたのも良かったです。地味な色のスーツで髪型もアクセサリーもシンプルなのに、ただ立っているだけでもパッと目を引く華やかさと存在感があるところもさすがです。
あの時代に女性で銀行を一時きまわしていたと謂われる位の清濁併せ呑む女傑である立川祥子は、松嶋菜々子でなければ演じられなかったであろう。天海祐希や真矢みきでは、清濁併せ呑む演技はなかなか難しいと思う(彼女たちは正(濁の部分が見えない)のイメージが強すぎる)。
あてつけがましく「おおぞらさんはお世話になった銀行ですから~」とニッコリ微笑んだり、買収の話を進めている時も「まさか門前払いとはならないでしょうね?」と圧をかけたり、丁寧で物腰も柔らかなんだけど、言葉の端々にちょっと嫌味っぽい棘を滲ませて、絶対に買収してやるという執念を感じさせるところがただでは転ばない立川らしさが出ていて良かったです。立ち方や歩き方はもちろん、グラスの持ち方や食事の仕方など、所作一つ一つが優雅でスマートところも立川の完璧で隙のないキャラクターに合っていたし、容姿やスタイルの良さだけでなく、そういった所作も含めて美しい人だなあと改めて実感しました。
野崎に坂本に不正を指示したかと訊かれた時に「見解の相違ですね」とシレっとした表情で返すシーンがいかにもしたたかな立川らしくて良かったです。野崎の目をあまり見なかったり、口調も以前よりさらに事務的になっていたり、端々の態度が野崎との間に大きな壁を作っているように感じさせるところも上手いです。
言葉は悪いかもしれませんが、前シリーズよりもガツガツした印象が強く、頭取まであと一歩という確信と自信が感じられるところが良いと思います。合併を反対する野崎に「合併しかない」としつこく食い下がったり、辞任を要求されても「辞めるつもりはない」と胸を張って堂々と答えたり、立川の自分の意志を曲げない強さと出世欲を色濃く感じさせる演技も良かったです。
上昇志向が強くて野心家で、それを隠していないのにギラギラし過ぎず品のある佇まいが素敵です。頭取に就任した野崎と再会するシーンのわざとらしい明るい話し方や笑顔が、前シリーズで状況を読みながらコロコロ態度を変えていた立川のしたたかさを思い出させたのも良かったです。地味な色のスーツで髪型もアクセサリーもシンプルなのに、ただ立っているだけでもパッと目を引く華やかさと存在感があるところもさすがです。