24 JAPAN

こんなに下手でしたっけ？って思った

海外人気ドラマのリメイクということで、その時点で非常に難易度が高いと思います。元と全く同じでも違っても不評になります。オリジナルをリスペクトしつつ、独自性も表現されていて「唐沢さん頑張れ！」と素直に応援ができます。
演技が元々とても上手というわけではないので、無い物ねだりさえしなければ唐沢さんの魅力をとても楽しめます。

唐沢さんはかっこいいのですが、いかんせん獅堂さんは結構クズなところがあるなと感じてしまい、いまいち応援できないです。初回はいいパパだと思っていたのに、途中でまさか社内で部下と付き合っていたとは。。そこから彼の評価は下がりまくり、妻と娘のためにと言っても説得力を感じないのが残念です。手段を選ばないところはちょっと怖いですね。

良い役者さんだと思うのですが、獅堂役には合っていなかった気がします。まず、演技、特に走る、アクションするシーンで、「ドタドタ」感を受けて、スピード感がない印象を受けました。その印象がドラマのイメージと合っていませんでした。また、セリフや演技も一本調子に感じて、見ていてちょっと疲れました。

どうしてもジャック・バウアーと比べてしまう！
特に走るフォームがかっこ悪いです。。。

演技力もそれなりにあって、個人的にはとても好きな俳優なのだけれど、残念ながら今回の役はちょっと…という印象。役柄的には、もっと大袈裟に言えば、元特殊部隊にいた過去を持つような、頭脳だけでなくアクション的にももっともっと精鋭な印象であって欲しいのに、拳銃をかまえても撃っても走っても機敏さがないから切迫感がないと思う。無理して頑張っているけど、見ているとどこかのそくさい中年感が気になり、役に合っていないと思ってしまう。

アクションがなぁ
おじさん過ぎて流石にきついかなぁ

犯人を捕まえようと奮闘し、銃を持って追いかけるシーンが素敵でした。若い警官を守ろうとし、体を張って悪い人を追いかけている姿はよく似合っていました。奥さんへの電話で、「俺だ」という場面はグッときました。

拳銃を構える姿が様になっていてかっこよい。どんな表情をしてもすべての顔が二枚目なので、美しくて見とれてしまう。職場の水石との浮気が原因で問題が起こってしまったが、獅堂ならなぜかあまり腹が立たず許せてしまうキャラクターである。感情をあまり顔に出しすぎない抑えた演技もうまくて素晴らしかった。

獅堂現馬が何を言ってるのか聞き取りづらいときがある。美有の問題に対するときと朝倉麗の問題に対するときとで同じような演技しかしてないのがイマイチだと思った。身内の人と話す場合と、職場の人間と話す場合は温度の違いってあると思うから、その辺の演じ分けはしてほしいと思った。

唐沢さんがジャックバウアーの役をやるということでとても楽しみにしていましたが、まさにぴったり！上司役でもあり、子どもを心配する親でもあり、部下に的確に指示を与えるところなど、なんともかっこいいおじさま！です。アクションもあるのに、子どもには何とも優しい表情を見せたり、といろんな方向から楽しくドラマを楽しませてもらいます！

日本版２４が企画されているというニュースを聞いた時、ジャック・バウアー役は誰がやるのだろうと思っていましたが、唐沢寿明さんと聞いて納得しました。過去にアクションクラブに所属していたこともあるぐらいなので、アクションはお手の物なので、ぴったりのキャストだと思います。第一話ではあまりアクションシーンがありませんでしたが、二話以降のアクションシーンを楽しみにしたいと思います。