68歳の新入社員

高畑充希さんが好きなので、観ました。やっぱりいつもながら、感情移入できる演技に、今回も笑って泣いて、応援しました。グーパンチの時もTVの前で、グー握ってしまってました。
でもね、ドラマだよね。現実にはやっぱりありえないよね。あんなに理解のある上司なんて実際はいないし、仕事ができる部下は叩かれる。
家に帰って、癒される存在のパートナーがいてくれる人なんて、どのくらいいるのだろう。職場での人間関係より、それぞれのパートナーに癒されていることが、非常に羨ましく思えた。

女性で若くして仕事ができてしまうとやっかみやプレッシャーなど本人が感じている以上にきついと思います。甘えたくても甘えさせてもらえないし、肩肘張って頑張るしかないことも多くてだんだん悲鳴をあげていきます。そんなところにお父さん以上に気持ちにより添ってくれる人が現れたらものすごく助かります。嫌がらせをしていた上司達も本当は一緒に頑張りたいけどプライドもあるし。そこをうまくまとめてくれるのはなかなかできることではありません。社長からは仁井本さんはおまけって言われちゃっているのがずっこけましたが心がとっても温かくなりました。

デシダル機器に囲まれて仕事をする世代と、アナログ世代が、お互いを尊重しながら、仕事に取り組み、成功していく様子は、とても良かったです。現実でも、参考にしたいことですね。一方、リーダーとして苦悩する繭子に対して、部長の戸田や向井の、パワハラには、とても腹立たしく思いましたが、堪えきれなくなった繭子のグーパンチは、スッキリしました。そして、社長も、偵察させていて、パワハラを把握していたところは。社員をしっかり見ているとても信頼できる人物ですね。素敵です。とても心が温かくなるドラマだったです。