99.9―刑事専門弁護士― SEASON Ⅱ

松潤との掛け合いがやっぱり最高です。
偉い役柄なのにお茶目な感じがすごい上手。
ダジャレがつまらないのに笑ってるから、こっちもくだらなすぎて笑ってしまいます。
あの役は香川さんにしかピッタリはまらないと思います。

あんな上司の元で、働きたいと思える人物像でした。おちゃらけているようでしっかりしているところはしっかりしていて、低レベルなギャグに笑うところはいつも笑ってしまいます。裁判に勝った時の握手はなんともいえないくらいかっこいいです。

格好つけでアホで情けない。主人公に振り回され、部下にはあきれられ、頼り無いこと！目立ちたがりで、自分が解決しようとして、結局できずに不本意ながら主人公に任せてしまう。だけど、格好いい。主人公が事件を無事解決したら、何だかんだ言いつつも誉めて、がっちり握手をかわすシーンが好き。いいコンビだと思う。

同じ事務所の深山をはじめとしたスタッフたちに振り回され、家に帰れば嫁と娘に振り回され･･･という佐田役を活き活きと楽しんでいるように見えます。それでもやっぱり頼りになる弁護士先生で、相手の裏をかいて深山の仕事を助けたりという風に決めるところは決めて、魅せてくれる。

今回シーズン２ということで深山との関係性もはっきり確立されているからか掛け合いが素晴らしい。深山の少し変わった人物を香川さん演じる佐田が上手く引き出している印象です。個性的な出演者が多い中、香川さんがいい意味で上手くドラマ全体をしめているという感じでとても素晴らしいと思います。

いろんな役をこなす香川さんですが、このドラマでの実は偉いのにコミカルな役回りが見ていてとても楽しく、ついついハマってしまいます。カッコつけるんだけどつかない、自分がいいとこ持っていきたいのに主役に持って行かれてしまう、敏腕弁護士のはずなのにちょっと哀愁の漂う中年感。ドラマ自体も面白いのですが、特に香川さんの演技には引き込まれています。

松本潤演じる深山のペースに振り回されている感じがめっちゃ面白いです。１話に１回は言うしょうもないギャグも、しょうもないけど面白い。松本潤がギャグを言った後に笑うんですけどその笑い方がすごく自然で上手だなと思いました。他のドラマを見ていても思うんですけど香川照之さんは本当に演技が上手と思います。

いささか癖が強いきらいはあるが、本ドラマには欠かせない役どころである。松本潤の演じるキャラはいけ好かない感じがして好感を持てないが、それでもこのドラマを見続けるのは、香川照之と岸部一徳が脇をがっちりと支えているからだと言っても過言ではない。

ＴＢＳの日曜9時枠のドラマに何度となく出演されているが、半沢直樹や小さな巨人などでは、欲深い悪役を演じていて、それも圧倒的存在感があったが、この99.9％では、
弁護士というカタイ職業柄に反して、コミカルでオヤジギャグをとばしながらも、松本潤と一緒に事件の真実に迫っていくという、憎めない役柄を見事に演じていて、演技の幅がとても広いと感じます。

優秀な弁護士なのに何故か笑ってしまう。大爆笑してしまうほど私のツボです。深山との絡みが本当に面白くて何度でも見てしまいます。言い回しとか身振りとかそういうのが余計に面白さを醸し出してるんだと思います。香川さんだからこそできる役なんだと思います。

ドラマのなかでほかの役者さんとのかけあいがとても上手で自然です。細かな部分の仕草や画面にうつってないけど、声だけでその姿が想像できてしまいます。楽しそうにやられているので、これは台本なのかアドリブなのか考えてしまうほどです。

所長が勝手に家に押しかけてきて本当に渋い顔をしてる演技や、寒いおやじギャグを聞いて思い切り主人公と笑っている最高にコミカルな演技は最高に笑えます。
ただ、「裁かれる人のことを誰も考えていない裁判とは、誰のためにあるのか」といった時の振り回されながらも決めるときは決める香川さんの演技のギャップは最高にかっこいいです。

人を惹きつける演技力があり、役になりきっていてすごい俳優さんだなと感じました。松本潤さんとの掛け合いもタイミングが合っていて面白く、表情で演技もされているので観ていて楽しいです。娘に彼氏がいると知った時のヤキモチの妬き方も上手く演じられていて面白かったです。

松本潤との絡みがあるのですが、その際に冗談を言ったり、松本潤にからかわれたりと、剽軽な香川照之が見れて面白いです。
堅苦しい役も似合いますが、こうゆうおちゃらけた役もやるんだなぁ～と感心してしまいます。

やはりさすがの安定感ですね。
ゆるいノリの中でも、画面が締まる感じがします。
ドラマの内容がシリアスでもギャグでも、必ず入れてくる期待の顔芸は、相変わらず切れが良くて嬉しい限り。
キャラとしても、佐田先生の何だかんだ言いながら結局きちんと付き合ってしまうところや、怠けるところはしっかりと怠けつつ彼なりの信念を持って向き合う姿勢が好きです。

もう香川さんの演技力にはいつもいつも驚かされます。表情全体で喜怒哀楽を表現されていて、松潤とのかけあいが面白すぎます。シリアスな場面ではセリフに深みがあって、言葉一つ一つがスッと心のなかに入り込んでくる実力派俳優です。

深山と共に、佐田先生も帰って来た～っ！という感じがして、嬉しかったです。
シーズン１同様に、妻と娘にツンデレ(？)な愛情に包まれた家庭。
「深山には、関わりたく無い」と言いながら、出来るだけの手を差し伸べる。
嫌だ嫌だと言っていても、深山と同じく、弁護士として真実を知る大切さをしっかりと示してくれる。
佐田先生の娘を溺愛ぶりも、「頑張って～！」と応援したくなります。

香川さんのパーソナリティーにあった主張の強い役を演じているのですが、演じていることを全く感じさせない程見事に演じていると思います。役としてドラマの中で生きているといった感じです。主役を凌駕する主張の強さがすごいです。

演技は抜群に上手いです。仕事に対しては真剣に取り組み冷静だけど、ちょっとした事でムキになって子供みたいな所が惹きつけられます。くだらないギャグがつぼにハマり笑う時も大笑いではなく、我慢したかのような含み笑いが面白い。

大ベテランの香川さんの演技はやはり見ていて安心感があります。続き物のドラマの為、前回までの役どころや周りとの関係をしっかりと根付いた演技ができており他の役者さんをひっぱているような強烈なインパクトです。声も聞き取りやすく演技もうまく、表情づくりも突出していいです。香川さんの演技見たさにこのドラマを見ていると言っても過言ではありません。

大げさな振る舞いや大きな声の人は苦手で、あまりいいイメージを持っていなかったのですが、この役はとても合っているような気がします。かみ合っていないやりとりもコミカルで言うことを聞かない部下に振り回されていてかわいそうになります。

ＴＢＳでまた香川さんか、と思ってもやっぱり香川さんがいると番組に厚みが出てきます。だじゃれを、松潤演じる深山と香川さん演じる佐田の二人だけで受けていて「そんな面白くないよ」って突っ込みを入れてしまいたくなるのですが、それがドラマ側の演出なのだなって思いました。今回は有能な佐田先生が、裁判の時に深山のアシスタントみたいになっていて面白かったです。証拠写真や動画を裁判で提示する際に、深山の指示で佐田先生がパソコン操作をするのですが、それが上手くできていなくてクスって笑えました。怖い役とか有能な役ばかりが似合いそうな香川さんですが、このドラマでは三枚目の部分を見ることができるので好きです。

存在感はバッチリで、シリアスなシーンはもちろんですがコミカルなシーンも上手く演じられていてギャップが良かったです。
主人公の深山に対してイラつきながらもどこか信頼している感じや、親父ギャグに笑ってしまうところも良かったですし、パソコン操作が慣れていないところも愛らしかったです。