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脚本・ストーリー 3.0 /5.0(60%) | 818位 /1099件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91%) | 157位 /1099件中 |
演出 3.1 /5.0(61.8%) | 806位 /1098件中 |
音楽 3.1 /5.0(61.8%) | 752位 /1099件中 |
感動 2.6 /5.0(52.8%) | 784位 /1094件中 |
笑い 2.9 /5.0(58.2%) | 515位 /1094件中 |
スリル・興奮 2.1 /5.0(41.8%) | 999位 /1091件中 |
脚本・ストーリー 3.0 /5.0(60%) | 818位 /1099件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91%) | 157位 /1099件中 |
演出 3.1 /5.0(61.8%) | 806位 /1098件中 |
音楽 3.1 /5.0(61.8%) | 752位 /1099件中 |
感動 2.6 /5.0(52.8%) | 784位 /1094件中 |
笑い 2.9 /5.0(58.2%) | 515位 /1094件中 |
スリル・興奮 2.1 /5.0(41.8%) | 999位 /1091件中 |
ハラハラドキドキする展開ではないし、ドラマ化するほどのストーリーでもない気がするけど、最後までほのぼのまったりした雰囲気が心地よい不思議なドラマでした。結局引っ越しはせず、同じアパートのお隣同士という形で納まるところもあのアパートと阿佐ヶ谷への愛が強い2人ならではの選択で良かったと思います。大家さんたちがゾンビになって襲ってきたり、部屋の真ん中で美穂さんが餅をついたり、たまに出てくるトリッキーな夢のシーンも、普通のちょっと違う阿佐ヶ谷姉妹っぽさがあって好きでした。
人生におけるイベントもなく事件もなくおばさん二人の、二人暮らしをドラマで見て何が面白いんだと思っていたけどなんだかんだ毎週見てしまった。木村多江さんと安藤玉恵さんはそれぞれが本家に似てるなーと思っていたけど、どんどんコンビとしての阿佐ヶ谷姉妹に似てきて新居探しの内覧とかは見ていてほんとに楽しかったし改めて女優さんってすごいなと思わされた。ラジオで引っ越し先を探していると言えばどんどん不動産の情報が流れてくるなんて姉妹ならでは。これからも阿佐ヶ谷が離さないんだろうな(笑)
マイペースな美穂さんが江里子さんを振り回してるかと思いきや、江里子さんも整理整頓が苦手だったりいびきがうるさかったり、お金の管理がだらしなかったりと、意外とどっちもどっちな感じでバランス取れた二人だなって思います。「ババア?ババロア?」とか「江里子過多」など独特な表現や、一人が好きな美穂さんと過保護な江里子さんの絶妙なやりとりもジワジワ繰る面白さがあります。周りの人たちも皆ホント温かくて良い人ばかりで、見ているだけで癒されます。
えりこ過多って表現がとても面白かったしなるほどな!と思いました。夫婦でもコンビでも四六時中一緒にいるってなかなか疲れる、まして六畳一間は辛すぎる(笑)えりこさんの美穂さんへの愛が強すぎて疲れちゃうのも分かるわ。美穂さんなんて愛情におぼれちゃってまるで思春期の娘のように反発したりして。可笑しいけれどふたりがいたって真面目なのがまた面白い。仲良しのおばさん2人が楽しそうにお笑いをやってるっていうのが一つの魅力だと思うけど、やっぱり何事もバランスって大事かもと思いました。
普通はコンビでピンの仕事が増えると仲が悪くなったりするって聞くけど、そこはマイペースなみほさんだから全然気にしてないところが面白い。なんならえりこさんにバンバン稼いでもらって自分は専業主婦のようになってもいいって感じ。向上心のなさがみほさんの魅力なのかもしれない。一方のえりこさんはお疲れ気味。これはこれでかわいそう。みほさんが一緒にやるようになってからはメキメキ元気が出てきちゃうってかわいいね。やっぱり2人の方がいいよね。
今回は人それぞれの〝幸せ”ってなんだろうって話だったと思う。みほさんがえりこさんと一緒に住むって決めたこともお笑いをやっていくってことも全然アリ。お笑いの方はまだ軌道に乗ってるとは言い難いけど前には進んでるし、ご近所さんにも恵まれて気にかけてくれる人も沢山いる。だけどね、人生お見合い写真を持ってきてもらううちが華よ!自分の家庭を築くことができるうちにって思う親の考えだって悪くはない。最愛の娘を残していつかは先に死んでいくんだもの。親の小言は死んだら聞けない。うるさいなーと思っているうちが幸せなのよ。
阿佐ヶ谷姉妹も変わっているけど、お見合いお節介おばさんや霊媒師など、周りの人たちもキャラの濃い人ばかりで、ジムのシーンは端々で行われている小芝居がすごく面白かったです。テレビに出れば皆で集まって鑑賞会したり、差し入れをあげたり、皆で阿佐ヶ谷姉妹を応援しているところもほっこり温かい気持ちになります。ドラマティックな展開があるわけではないけど、見ていると穏やかでほのぼのした気分になれるので気に入っています。
タイトルでのほほんって言っちゃってるからねー。主役のお二人が姉妹にどんどんに似てきて不思議!とか、阿佐ヶ谷って都内なのにこんなにいいとこなの?とか、隣近所の人がみんなフレンドリーで居心地良さそうとか、いい感じでレトロな雰囲気とか、そういうほっこりするような場面はあるけどやっぱりヤマっていうヤマがない。売れない芸人のおばさん2人の日常はドラマにするほど面白くないとここまで見て思った。掘り下げるほどのものもなかったなって感じ。
江里子さんのお母さん、最高ですね。前髪への拘りが強過ぎるし、前髪の長さで人柄の良し悪しまで判断しちゃうのが面白かったです。手料理を差し入れしてくれたり、仕事を紹介してくれたり、TVに出れば大喜びで観てくれる。近所の人たち皆クセ強めのキャラクターが多いけど観ていて疲れないし、皆で阿佐ヶ谷姉妹を応援して見守る姿は温かい気持ちにさせてもらえます。
今いる同世代のお二人をそのままの役で再現したドラマをやる木村多江さんと安藤玉恵さんのプレッシャーは半端ないと思うけど、再現度の高さと肩の力が適度に抜けた演技でこちらまでのほほんとした気持ちにさせてくれます。途中で披露されるネタもちゃんと本気で、二人とも歌がお上手でびっくりします。名前の由来になった阿佐ヶ谷の人たちも都内とは思えない温かさ、居心地がいいのが分かりますよね。お姉さんが美穂さんのこと可愛がりすぎるのが面白いです。
主演お二人の再現度がすごい。見た目や口調だけでなく、ちょっとした仕草や間の取り方までご本人そっくりで素晴らしいです。本当にお二人の生活に密着してるみたい。脇役のキャラクターもほのぼの温かい人ばかりで、憂鬱になりがちな週始めの夜にぴったり。タイトル通り、のほほんと穏やかな空気感が心地よいドラマで、見ているだけで癒されるし、見終わったあと、ほっこりと優しい気持ちになれるところも良いですね。