『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』での風間俊介 (鶴屋喜右衛門役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
風間俊介 (鶴屋喜右衛門役) は 「2025年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
もうそういうところですよ!も良かったのだけれど、京伝先生のところで紹介された人物がヤバいとなったときのあの表情、あの声色。上ずってそそくさと逃げ帰るあたりがもうツボ。シリアスもコミカルもどっちのシーンも上手いなと感心してしまう。
いつまでも自分の道を進もうとする蔦重に喝を入れるところが良かったです。いつになく真剣で大きな声で渾身の一撃が良かった、まさにガツンと言うって感じでしたね。それは蔦重の身を案じた言葉であり、これ以上掻き回さないでくれという願いでもある。広い視野がある鶴屋さんならではだと思う。
「そういうところですよ」って蔦重にブチ切れるシーン、めっちゃくちゃスカッとしました。これまでも呆れて諭したり諫めたりということは何度もあったけど、毎回声も表情も穏やかだったから、より怒りの強さが伝わってきて迫力があり、ピリっと空気が締まる心地がしました。皆が眉を顰める中、ああやって本人にガツンと言えるのは鶴屋さんしかいないだろうし、自身の立場と責任感と、ただ苛立ちをぶつけるだけではない蔦重への親心というか、情が感じられたのも良かったと思います。
京伝先生との仲を取り持ったり、会合も一緒に取り仕切ってくれたり、最近の蔦重を見ていると、つくづく彼の傍に鶴屋さんが味方・同志として存在してくれて本当に良かったなあって実感します。さすがの貫禄と頼もしさで「はい、そこまで」と手を叩いて鎮まらせるのも様になっていて、年長者の西村屋さんや鱗形屋さんが素直に従う説得力があったのも良かったです。
「心学早染草」を手に出ていく蔦重に「蔦屋さん」と窘めるように声をかける姿が、蔦重がどこに向かって何をしようとしてるのか全てお見通しなんだなあって伝わってきて良かった。一応声は掛けるけどいつものように強めに止めないところも、鶴屋さんも政寅に対して思うところがあるのかなあって、良識ある大人というだけではない人間味が垣間見れた気がして印象に残りました。
春町先生の黄表紙を読みながらこわばっていく表情。これから先に起こることがあの表情を見るだけでわかってしまった。奉行所からーと言っていたからさすがに春町先生が命を絶つことになるまでは予見していなかったのだろうけれど、先々を見通す力は大店の店主ならではなのだろうなと思う。
黄表紙に目を通して表情を険しくする姿、老舗の経験からくる勘の鋭さと冷静さが感じられて良かったです。「腹割って話せば…」と越中守様に会いたがった時も諫めていたし、突っ走りがちな蔦重の傍には鶴屋さんのような良識あるストッパー役が必要なんだなって再認識させられた回でした。
話し合いが行き詰った時に「国からのお話なら相当の礼が出る」「刷り物までは協力するけど撒くのは蔦屋さんが取り仕切る」と引き受けるメリットとリスク回避の線引きをしっかり示してあっという間に話をまとめる姿が格好良かったです。蔦重が提案して鶴屋さんがまとめるっていう役割分担が確立されつつあるのも、過去の関係を思うと感慨深く、何でも乗り越えられそうな心強さを感じます。
蔦重に「何か手伝えることはありますか」と自ら協力を申し出る姿がめちゃくちゃ頼もしい。蔦重との間に流れる空気も穏やかなものになったし、味方といって良いくらいの関係性に変化したけど、京伝先生の過去の作品の売れ行きを見込んで戦略を立てる策士っぷりは昔と変わってなくて、担うポジションに変化があってもキャラがブレない筋の通った芝居がさすが上手いなと感じました。
敵対している時は厄介だけど、味方になってくれるとすごく心強い。「お上が身銭を切ればよい」とズバッと言い切る姿にはスカッとしました。流民を見つめている時の心を痛めているような表情も、鶴屋さんの道徳心というか、心根の優しさや何とかしてやりたいけど…というもどかしさを感じさせて良かったです。
蔦重の10両に張り合って25両出すって言いだしたり、着物の裾をたくし上げて本気で灰運びに参加したり、蔦重の無茶な姿にふと零れる笑みだったり、いつもとは違う負けず嫌いで気取りのない、素の姿が垣間見れたのが新鮮で良かったです。祝言での和解のシーンも粋で格好良くて、これまでの蔦重たちとのあれこれを思うとグッとくるものがありました。
灰の片づけ競争で思わず出た笑顔。うわ~ってなった。ちゃんと日本橋のこと町のこと考えてる蔦重のこと認めた瞬間。あの鮮やかな暖簾も感動したな。ここまでやせ我慢してる感じとか、嫌なことしか言わない目の笑わない張り付いた笑顔しか見なかったから、ここから本来の優しい笑顔が見られるのかと思うとうれしくなる。
この日のために今までずっと嫌な人のていでやってきてくれたんだなと思った。ジトっと見る目、片方だけ上がる口、丁寧な言葉遣いが余計に腹が立つ。その鶴屋が笑った!なんかそれだけで世界が変わった気がしたもんね。大したもんだよ。
人の良さそうな顔で商売人特有の下手に出るところがうまい。実際腹の中じゃそうは思ってないのに困ったような顔で言い含めるように自分の意見を分かってもらおうとする顔がなんともいやらしい。全然思ってないんでしょっていいたくなっちゃうよね。
もうそういうところですよ!も良かったのだけれど、京伝先生のところで紹介された人物がヤバいとなったときのあの表情、あの声色。上ずってそそくさと逃げ帰るあたりがもうツボ。シリアスもコミカルもどっちのシーンも上手いなと感心してしまう。
いつまでも自分の道を進もうとする蔦重に喝を入れるところが良かったです。いつになく真剣で大きな声で渾身の一撃が良かった、まさにガツンと言うって感じでしたね。それは蔦重の身を案じた言葉であり、これ以上掻き回さないでくれという願いでもある。広い視野がある鶴屋さんならではだと思う。
「そういうところですよ」って蔦重にブチ切れるシーン、めっちゃくちゃスカッとしました。これまでも呆れて諭したり諫めたりということは何度もあったけど、毎回声も表情も穏やかだったから、より怒りの強さが伝わってきて迫力があり、ピリっと空気が締まる心地がしました。皆が眉を顰める中、ああやって本人にガツンと言えるのは鶴屋さんしかいないだろうし、自身の立場と責任感と、ただ苛立ちをぶつけるだけではない蔦重への親心というか、情が感じられたのも良かったと思います。
京伝先生との仲を取り持ったり、会合も一緒に取り仕切ってくれたり、最近の蔦重を見ていると、つくづく彼の傍に鶴屋さんが味方・同志として存在してくれて本当に良かったなあって実感します。さすがの貫禄と頼もしさで「はい、そこまで」と手を叩いて鎮まらせるのも様になっていて、年長者の西村屋さんや鱗形屋さんが素直に従う説得力があったのも良かったです。
「心学早染草」を手に出ていく蔦重に「蔦屋さん」と窘めるように声をかける姿が、蔦重がどこに向かって何をしようとしてるのか全てお見通しなんだなあって伝わってきて良かった。一応声は掛けるけどいつものように強めに止めないところも、鶴屋さんも政寅に対して思うところがあるのかなあって、良識ある大人というだけではない人間味が垣間見れた気がして印象に残りました。
春町先生の黄表紙を読みながらこわばっていく表情。これから先に起こることがあの表情を見るだけでわかってしまった。奉行所からーと言っていたからさすがに春町先生が命を絶つことになるまでは予見していなかったのだろうけれど、先々を見通す力は大店の店主ならではなのだろうなと思う。
黄表紙に目を通して表情を険しくする姿、老舗の経験からくる勘の鋭さと冷静さが感じられて良かったです。「腹割って話せば…」と越中守様に会いたがった時も諫めていたし、突っ走りがちな蔦重の傍には鶴屋さんのような良識あるストッパー役が必要なんだなって再認識させられた回でした。
話し合いが行き詰った時に「国からのお話なら相当の礼が出る」「刷り物までは協力するけど撒くのは蔦屋さんが取り仕切る」と引き受けるメリットとリスク回避の線引きをしっかり示してあっという間に話をまとめる姿が格好良かったです。蔦重が提案して鶴屋さんがまとめるっていう役割分担が確立されつつあるのも、過去の関係を思うと感慨深く、何でも乗り越えられそうな心強さを感じます。
蔦重に「何か手伝えることはありますか」と自ら協力を申し出る姿がめちゃくちゃ頼もしい。蔦重との間に流れる空気も穏やかなものになったし、味方といって良いくらいの関係性に変化したけど、京伝先生の過去の作品の売れ行きを見込んで戦略を立てる策士っぷりは昔と変わってなくて、担うポジションに変化があってもキャラがブレない筋の通った芝居がさすが上手いなと感じました。
敵対している時は厄介だけど、味方になってくれるとすごく心強い。「お上が身銭を切ればよい」とズバッと言い切る姿にはスカッとしました。流民を見つめている時の心を痛めているような表情も、鶴屋さんの道徳心というか、心根の優しさや何とかしてやりたいけど…というもどかしさを感じさせて良かったです。
蔦重の10両に張り合って25両出すって言いだしたり、着物の裾をたくし上げて本気で灰運びに参加したり、蔦重の無茶な姿にふと零れる笑みだったり、いつもとは違う負けず嫌いで気取りのない、素の姿が垣間見れたのが新鮮で良かったです。祝言での和解のシーンも粋で格好良くて、これまでの蔦重たちとのあれこれを思うとグッとくるものがありました。
灰の片づけ競争で思わず出た笑顔。うわ~ってなった。ちゃんと日本橋のこと町のこと考えてる蔦重のこと認めた瞬間。あの鮮やかな暖簾も感動したな。ここまでやせ我慢してる感じとか、嫌なことしか言わない目の笑わない張り付いた笑顔しか見なかったから、ここから本来の優しい笑顔が見られるのかと思うとうれしくなる。
この日のために今までずっと嫌な人のていでやってきてくれたんだなと思った。ジトっと見る目、片方だけ上がる口、丁寧な言葉遣いが余計に腹が立つ。その鶴屋が笑った!なんかそれだけで世界が変わった気がしたもんね。大したもんだよ。
人の良さそうな顔で商売人特有の下手に出るところがうまい。実際腹の中じゃそうは思ってないのに困ったような顔で言い含めるように自分の意見を分かってもらおうとする顔がなんともいやらしい。全然思ってないんでしょっていいたくなっちゃうよね。