オー！マイ・ボス！恋は別冊で

大会社の妻らしく、お嬢様育ちで世間知らずなイメージ。ただギスギス感や嫌味な点はなく本物の金持ちで、なぜ潤之介は少年みたいなキャラクターなのかが母親の演技でわかりやすく表している。息子の彼女をつける姿は、今っぽくなく笑いをとれるバイプレイヤー的存在。

優しさが滲み出ていました。息子や娘のことが大切だけど、厳格な夫と子供達との間で板挟みになりながらも、子供達には寄り添いたいという感じがしました。ただ、逃げ恥の時の平匡の母親役と少しかぶって見えてしまい、他のドラマのことを連想させてしまうのは少し残念だなと思いました。

奈未に「なんね？！」って威嚇されて慌てて謝る姿が可愛らしかったです。口調も雰囲気もまったりおっとりしていて、初対面でも話しやすいところが潤之介に似ていて、その後のシーンで奈未が潤之介に「お母さん似ですか？」って言い当てる説得力がありました。麗子の作った雑誌や仕事ぶりを目にした時の誇らしげで嬉しそうな笑顔とちょっと潤んだ目も印象的で、見ているこちらも胸が熱くなりました。

立ち姿もスラっと綺麗で、話し方もゆったり上品で社長夫人にぴったりですね。「お付き合いしている～」や「お嬢さん」などのなにげない日常会話の言葉遣いも丁寧で、しかもそれがとても自然で、普段から使い慣れている育ちの良さを感じます。潤之介に会社を継ぐと聞かされた時に大喜びで旦那さんに電話する姿も、はしゃぎっぷりが可愛らしかったです。

社長の奥様がとても似合っていて、ゴージャスで気品のあるお母さんにピッタリだと思います。東京のレストランで潤之介に会った時も、キレイでお金持ちのオーラがあるお母様だなぁと思いました。でも息子に「〇〇食べないの？」とか言動はしっかり家庭のお母さんで安心しました。