ブラッシュアップライフ

麻美がパイロットを辞めて地元に帰ってくる時、駅までお迎えに来たお父さんの嬉しそうな顔が素敵でした。遠くで頑張っている娘も応援していたけれど、地元に帰ってきてくれることが嬉しくてたまらない様子。親になると気持ちが分かります。いつまでも娘が可愛くて仕方がない様子にほっこりしていました。

帰省した麻美のお迎えシーン、運転席から声かけてニコニコと手を振る姿が可愛らしかったです。嬉しくて待ちきれなかったんだろうなって伝わってきてほっこりしました。孫を溺愛しておもちゃ買いまくってるのも、遥の旦那さんに威厳見せようとしてちょっと態度が大きくなるところもすごく平和で好き。ほのぼの要因として毎回良い味出していたと思います。

いつ見ても相変わらずほんわかしていて草食動物を眺めている気分になります。変わるものと変わらないものが混在するドラマの中でいつもブレないお父さんがいてくれると安心します。いつもなんともいえない微笑みで幸せそうでいいなーと思います。

遥が彼氏を連れて来るって麻美に話すシーン、平和で良かったなあ。どういう態度でいれば良いかとか、何着れば良いかとか、チラチラお母さんを気にしながら小声で麻美に相談する姿が可愛らしかったです。きっとお母さんには聞きにくいんだろうなあ。麻美にアドバイスされると、すぐに洋服を持ってきてコーディネートしてみる素直さも良かった。遥とバージンロードを歩く時の寂しさと嬉しさが入り混じったような何とも言えない表情と、ガチガチに緊張した堅い歩き方も絵に描いたような新婦の父親らしくて良かったと思います。

お父さんって生き物はなんであんなに家庭で浮くのでしょうね（笑）他の３人とは違う独特のリズムで生きているお父さんが可愛すぎます。家の中でいつもリラックスしてにこにこしているなが近藤さんちのお父さん。プレゼントにデレるところがますますかわいいです。

帰省した麻美が持ち帰ったドラマグッズや記念撮影の写真に夢中になってるミーハーさが可愛らしい。誕生日プレゼント貰った時もそうだけど、照れてぶっきらぼうになるとか全然なくて、反応がとても素直なところが素敵です。麻美を駅まで送る時に、車内にプレゼントの頭皮マッサージ機を持ち込んでるところも、お気に入りのおもちゃを持ってきちゃう子供みたいで笑っちゃいました。

家庭でのシーンが大好きです。妻と娘二人と暮らすお父さんってどうしてお父さんだけリズムが違うっていうかなんかトンチンカンなんでしょうね。すごくありふれた光景でみんなの間に思っていることが詰まってて面白いです。

３話のウォーキングがいつまで続くかっていうくだりが好き。お父さんが目の前にいるのに平気で予想を始めるお母さんと娘たちの様子も併せて面白かったです。お父さんのツッコミも不本意さはしっかり出しつつ、言葉も態度もキツくない感じが、穏やかで優しい性格を感じさせて良かったです。コント番組で培った絶妙な間や台詞のニュアンスもさすがでした。出番は多くないし、さほどストーリーに絡んでいないけど、毎回クスっと笑わされてほっこりした気持ちにさせてもらっています。

すごーく家族思いだし全然害があるように見えないからこそ思春期の娘の方がイライラするのが悪いみたいな構図になる。だけど娘とすれば痒いところにいま一歩届かない歯痒さがある。とてもいい仕事してるなと思います。

思春期で父親にイライラしてる麻美を「どうした？」って心配して優しく気遣うシーン、自分が疎まれてるなんて全く想像してない鈍感な感じが良かったです。自分がイライラされてるのになあって気の毒でもあり、その鈍さがちょっと面白くもあり、出番は少なくてもインパクトがありました。誕生日にもらったマッサージ機を満喫するうっとりとした表情も本当に幸せそうで、ほっこり温かい気持ちになりました。

現在でも過去でも少ししか出番がなかったけど、良い味出してました。赤ちゃんの麻美をあやす時の嬉しそうな笑顔ははしゃぎっぷり、夜中に起きていた麻美に優しく声をかける姿など、限られたシーンでも穏やかで子煩悩なお父さんっぷりが伝わってきたのが良かったと思います。