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脚本・ストーリー 4.4 /5.0(87.4%) | 113位 /1087件中 |
キャスト 4.7 /5.0(93.8%) | 70位 /1087件中 |
演出 4.3 /5.0(86.8%) | 119位 /1086件中 |
音楽 4.2 /5.0(83.4%) | 133位 /1087件中 |
感動 4.4 /5.0(87.4%) | 40位 /1082件中 |
笑い 3.9 /5.0(78.8%) | 118位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.6 /5.0(72%) | 309位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 4.4 /5.0(87.4%) | 113位 /1087件中 |
キャスト 4.7 /5.0(93.8%) | 70位 /1087件中 |
演出 4.3 /5.0(86.8%) | 119位 /1086件中 |
音楽 4.2 /5.0(83.4%) | 133位 /1087件中 |
感動 4.4 /5.0(87.4%) | 40位 /1082件中 |
笑い 3.9 /5.0(78.8%) | 118位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.6 /5.0(72%) | 309位 /1079件中 |
毎回ドラマがコントで始まり、実はそれぞれのコントの裏にはそれぞれの人生背景があるというストーリーがとても深くて、最終話はそれぞれが持っている悩みを経て、それぞれの道へ進んでいく様子がとても素敵でした。マクベスが「あまりおもしろくない芸人だけど、愛された芸人」と言われるシーンは心が温まったし、ハルトが就職先に水道修理屋を選ぶ所が、マクベスに対する皆んなの愛が伝わってきて、とても良い終わり方だな、と思いました。
なんかしっとりと浮ついているようで冷静でなんとも不思議なドラマだった。今年こそは、来年こそは売れると思いながら走り続けた10年の集大成がこれまた小さな劇場で、関係者多めのステージ。なんともアットホームな最後の舞台だった。その最後の舞台が最後のシーンじゃないのがいいところ。そして里穂子さんとハルトがくっつかなかったのも良かった。ファンはファンとして一線を引き別々の道を歩いていくのもすごくよかった。一年後、里穂子さんとのヒモにでもなってたら笑えないもんね。水の修理屋さんに就職した最後もクスッと笑えて良かった。
「マクベスとしての10年間はなんだったのか」という春斗の自問自答。潤平はマクベスが無くても、酒屋を継いで奈津美と結婚する運命をたどっていたかもしれない。瞬太はマクベスに命を救われ、つぐみにも出会った。マクベスのおかげでマルチにハマっていた兄ちゃんが復活できたかもしれないけど、春斗自身は何を得ただろう?全力でコントを書いてきた春斗は、中浜さんというマクベスの大ファンを得た。一人で動画を何度も見て、これからもずっと好きで忘れないと言ってくれるファン。この結末は、まだ続きがあるのかな。どこかこれでは納得がいかない自分がいる。
タイトルからコメディ作品かと思って見始めましたが若者のリアルを描いた青春作品でした。そのギャップに初めは「んー?どんな展開になるのか…」と少し見続けるのを躊躇ってしまいましたが、見ていくうちにどんどんハマっていきました。たくさん登場人物がいますが正直どの役にも自分を重ねることはできませんでした。しかし毎週見る度にハルトの悩みリホコの悩みとどのキャストの葛藤にも共感を覚えました。キャストの皆さんの演技力はもちろん素晴らしいですが脚本を書いてる方の思いが伝わりました。マクベスの3人の絆に感動しています。最終回見るのが楽しみですが終わってしまうのがとても寂しい作品です。
解散ライブまで結構引っ張るなあと思いながら見てた。マクベスメンバーそれぞれの私生活での問題が解決されつつあること、みんな新たな生活に向かう準備を着々としているところに、よかったという思いと多少の寂しさも感じた。特に、潤平が奈津美のお父さんにあいさつに行きちゃんと認めてもらったことや、春斗がお兄さんときちんと対面して話ができてたのは、本当に良かった。潤平と春斗と勇馬、3人のわだかまりがなくなったのもよかったし、勇馬って本当にいい人なんだってすごく思った。
高校卒業してから友達との悪ふざけの延長でダラダラと10年も鳴かず飛ばすの芸人をやってきた。貧乏も笑い飛ばして28になる。のかと思ってた。だけど、自分のことよりも他の二人のことを思いやってお笑いの世界に連れてきたことに責任を感じているハルトやあんなに立派に彼女のお父さんにあいさつができるじゅんぺいを見ていたら意識が変わった。たしかに同級生のみんなが積み上げたキャリアには遠く及ばず何もかもがこれからだけど、負けたわけじゃないし逃げたわけでもない。きちんと3人で終着点目指して笑顔でゴールしようとしてる。決して無駄じゃなかったと私が見てても思う。コントは相変わらず面白くはないけれど、3人それぞれかっこいいな。
学生時代からの友情が続いてて本当に素敵な仲間だね。
マクベスの夢追う人達の素敵さと苦悩が分かりやすくて、私は理解しているつもりです。
また、実家の商売を継ぐか継がないかとか、でっかい会社の従業員のあるあるな闇も表現されてて、
苦悩がわかったり、自分と重ね合わせたりして、すごく考えさせられた。
高校時代からのマクベス3人、先生等含めた友情、羨ましい。
女子にはあまり無い、わかりやすい繋がり、憧れる。
中高時代の感情思い出した。
男子に産まれたら、もっと濃厚な青春を送れたのかな。女子でも幸せだったけど、男子なら、もっとわかりやすい青春時代になったのかな。男子と女子の違いを感じたドラマです。
潤平は本腰を入れて酒屋を継ぐ決心をし、瞬太は冒険の旅に出ると宣言して、それぞれにマクベス解散後の進路を固め、その先に潤平は奈津美と、もしかしたら瞬太もつむぎとの結婚があるのかもしれない。で、春斗は中浜さんのこと、どう思ってるんだろう?中浜さんはファンとして付き合うことは絶対禁止と思ってあきらめているのかな。最後のファミレスでのマクベスの打ち合わせから帰る時、一人ずつ中浜さんに感謝を伝えたシーンは、思わずファン目線になってしまい、切なくてたまらなかった。もうこの時は戻らないんだな。
マクベスの3人をいつも一歩引いてみている楠木だけど、はじめのころはもっと3人に近くて「4人目のマクベス」だったことに彼らへの親心を感じてジーンとした。今では、彼らと一定の距離感をもって接し、ただ黙って見守るだけの彼が切ない。里穂子がマクベスのファンだと知って、わざわざ今となっては入手困難なライブチラシをプレゼントするところは、さすが敏腕マネージャー。しかも折らずに2枚も。マクベスのマネージャーとして、目立たぬところでしっかり仕事しているのが素敵。ファミレスのネタ合わせに現れてネタ順を渡し、さりげなく会計をして去っていく姿に惚れた。
この中で誰が好きって、私が1番好きなのはじゅんぺいくんのお姉ちゃん!弟が継ぐのかどうか分からなかった酒屋を、それならうちの夫婦がって手をあげてくれたのも嬉しいし弟が継ぐって決めたらスッと手を引く潔さを持っているのもいい。そういいながらもきちんと弟とお父さんがうまくいくように手伝いながら見守っている。こんなできた姉いるの??二人の重く苦しい雰囲気もお姉ちゃんがいるだけで中和させる。弟をさりげなく褒める。1番好きなキャラ‥なのに名前‥思い出せない(笑)
あの赤い車が4人目のメンバーだったってところ、3人が最後の洗車をしていくところが1番グッと来るものがあった。そうやって一つ一つとお別れしなきゃいけないんだね。最後はあの部屋かな。離婚はだいたいが精も根も尽き果てて、修復する→壊れるを繰り返すからこんな泣き笑いすることはほとんどないけど思いを残したまま自分たちで決断しなきゃいけないのは辛いね。解散した後はメンバーも友達も失うっていうのはなしにしてほしい。すぐじゃなくていいから1年後とか落ち着いたらまたあのファミレスで集まってほしいな。
社会人予備軍の若者向けの番組かなと思って見たら、いい意味で予想を裏切られた。理想と現実の狭間で揺れ動く若者というのはいつの時代でも共通しているテーマで、全く成功していない若者たちの在り方を、全て嫌味なく共感できるように描いていて好ましい。忌まわしい過去に囚われているとか、会社で社会のブラックな面を見てしまって挫折したとか、あざとくなく描いているので、見続けることができるし、最後まで続けてみたいと思った。コントの間にドラマを挟むという構成の巧みさもあるが、素直に理解できる若者の挫折や痛みを無理なく誰にでもありそうな共感ごととして描いた脚本が良いと思う。
分かる!なぜかすぐに下の名前で呼ばれる子と、ずっと名字で呼ばれる子。いるよねー。ほんとは名字で呼ばれてる子も下の名前で呼ばれたいんだよね。私もどちらかというとそういうタイプだから分かります(笑)それにしてもなつみちゃんが可愛すぎる。あれは学校で相当モテたよね。今までちょっとしか出てなかったけど、改めてじゅんぺいとのカップルをじっくり見られて良かった。10年の間に他の人に取られなかったのが奇跡だよ。でもそれだけじゅんぺいに魅力があるってことだよね。なんかそれもすごいなって思った。
奈津美が大企業でバリバリ働けてるのは、学生時代から付き合ってる恋人が、自分のやりたいことを楽しそうにやってるからなんだろうなと思う。学生時代から可愛くて今も美人だからモテるだろうけど、潤平のことが大好きなんだなと思うもの。じゃなきゃ他人のうちのお風呂でウエットスーツを着てコントを始めたりするわけない!帰り道もずっと壊れたルンバのごとく、ずっと潤平の後をくっついていくの可愛かったなぁ。マクベス解散した後の潤平は、すごくつまんなくなったりしないか心配だけどね。
推しのマクベスをひたすら真摯に健康的に応援していた里穂子が、マクベスの三人との距離感が縮まるにつれ、あるいは解散が近づくにつれて、徐々にヲタ心理をこじらせていくのに共感する。春斗と進展しているような、していないような、微妙なところで今後が気になる。潤平と奈津美は清潔感があって愛らしいカップルで好き。高校時代の友達同士が、共同生活をしながら夢に向かって挑戦するなんて素敵だと思う。10年ひとくぎりで解散して、生活はばらばらになったとしても、絆は残ってほしい。
やっぱりマクベス解散するのか。なんか別れ際の同性カップルのような重苦しい空気感が居ても立っても居られない。だけどそれととことん向き合って決めた解散はとっても意味があると思う。何者かになりたいなんて。気づいたら何者かになってるものよ。なにも始めないで求めたらダメよ、若者よ。自分が選んだ10年、きっと何にも無駄じゃない。100年生きるうちのたった10年、ヒリヒリしながら刺激的なその日々はきっとこれからの糧になる。頑張れ、若者!
マクベスが解散に舵を切るとは思わなかった。やっぱり真壁先生の解散のすすめが大きく効いてしまった。高校の同級生から仕事の依頼をされ「マクベスが励みになった」という言葉にも素直になれず、「仕事を恵んでもらうほど落ちぶれてねぇ」なんて春斗の僻みグセが出て勝手に断っちゃうし、潤平はバイト先で「一発ギャグやってよ」と言われたのが解散への引き金になってしまった。でも同級生が何気なく言った「ずっと一緒にいるから時が止まってるんじゃないの?」は、けっこう心にズシッときたなぁ。でもマクベスをやってきた10年間は無駄ではないし、努力は必ず報われると信じたい。つむぎちゃんの中浜姉妹の解散宣言も何気にショックです。
若くしてこの世にたった一人ぼっちになってしまったしゅんた。でも一人ぼっちじゃなかったね。マクベスは家族だし、焼き鳥屋のおじさんだって息子だと思ってくれてる。つむぎちゃんなんてきっと食べたくなるだろうとミートソース作っといてくれたんだもんね。恩着せがましくなくサラッと出せるつむぎちゃん、マリア様か?そのあと、自分だけバターと醤油をかけただけのパスタを頬張るつむぎちゃん‥もうなんていうか健気で泣けてきた。絶対幸せになってほしいな。
豪華キャストに惹かれて毎週見ています。タイトルと冒頭のコントシーンでコメディを想像していると、毎回シビアすぎる話に心が折られそうになる。俊太の気持ち、母親の気持ち、見守るみんなの気持ち。痛くて、苦しくて、切ない。でもリアルを突き付けられている気がして、見入ってしまいます。プライベートの問題、夢の行きつく先、過ぎていく時間。マクベスの3人が幸せな未来にたどり着いてくれたら、視聴者も夢を掴めそうな気がします。
つむぎが大活躍で、存在感が一気にアップした。男女問わずだれに対しても面倒見がよいところが素敵。野球部マネージャーだった過去とかめちゃくちゃしっくり来た。瞬太に対して絶妙な距離感で接し、しっかりサポートするとか、さすがだった。瞬太のお母さんの子供を上手に愛せない不器用な性格もわかるし、瞬太の母親に対する憎しみと愛情もわかるし、二人のすれ違いが切なかった。お母さんが死んでも普通にいつもの日常を過ごす瞬太たち、ファミレスのシーンは見ててなんかほっこりした。
題名からはあまり惹かれず、時間つぶし程度で1話目をみました。正直もう継続しなくてもいいかなと思いましたが、キャストが好きで何となく見続けていたら、2話目からジワジワ惹かれ始め、今はじっくり観るようになりました。
感情を大きく動かされる内容ではありませんが、誰もが経験しかねない人間関係の衝突などを大袈裟に伝えるのではなく、敢えて淡々とストーリーにして行くことが現実に近く好感が持てました。小さな伏線が1話ずつ回収されていくのが気持ちよいです。
今回は瞬太と母親との過去と別れがテーマでした。ただ、これだけの役者が揃っていながら今回まで盛り上がりに欠けるのはシナリオの問題でしょうか。母親が突然病に倒れ、余命わずかとなり、瞬太は動揺しつつ会うのを拒否し、結局つむぎに背中を押されて母親と再開して一応和解します。ここが1番のクライマックスであるはずですが、全て咲きが読めてしまって感動しませんでした。また、毎回オープニングとエンディングはコントのシーンとなりますが、売れないコンビのネタであるからなのか、これらのコントも全くおもしろくありません。もしかすると、今後ネタが急に面白くなり、それに合わせてマクベスも売れていくという流れなのかもしれませんが、どうなんでしょう。とりあえず次回も観ようと思います。
マクベス解散を発表してから、それぞれ足枷になってきた家族の問題が次々にクリアになったのに、一番応援してくれると信じていた真壁先生から、続けていくことの現実を突きつけられるとは。確かに真壁先生が一番親身になってアドバイスしてくれているんだとは思う。でも春斗の引きこもりの兄ちゃんの希望であり、潤平の彼女にとって彼氏の魅力であり、母を亡くした瞬太の唯一の居場所であるマクベス。これからの人生を考えた時に、いま解散することが正しいのだろうか。個人的にはただただ解散して欲しくないな。
今回は怪しい宗教まがいのマルチ商法に引っ掛かった兄というコントから始まるなかなか危険なスタートでしたが、それが春斗の兄の実話というとんでもない話でした。最後は部屋から出れなかった兄が髭を剃り、何をするわけではないものの土手で電話している辺り、問題は何も解決していないものの少しだけ歩きだしたというラストは実にらしくて良かったです。そして里穂子の退職の理由から、彼女がなぜここまでマクベスにはまりこんでいるのかが何となく分かり、どこかスッキリしました。
そうねー、年頃の息子を10年待てるだろうか。どうしても親の立場で考えてしまう。夢を持つことはいいことでその夢が叶うように育ててきたはずだけどやっぱりその針に糸を通すような難易度の高い夢はギャンブルにも近い。じゅんぺいくんの親は良かったんじゃないの?まぁ娘と婿さんの考えと一致したからこそ決断できたことなんだろうけど、男も28になるなら自分の生き方は自分で決めてもらわなきゃね。いつまでもあると思うな親と金。さて、退路がなくなったじゅんぺい、どうする??
優秀でがんばり屋なお兄ちゃんお姉ちゃんほど、ひとつ道を間違えたら、誰にも迷惑をかけられないと孤独に落ち込んでいってしまう様が、すごくリアルだった。それを救うのが「お笑い」だし、マクベスだというのが、とても素敵だなと思う。解散を決めたら、応援してくれる人が次々に見えてきましたね。中浜さんは妹に命を救われたけど、ファミレスでバイトを始めて一歩外に踏み出したことで、まったく違った世界が広がってったんだなと。なんか元気がもらえますね。
キュンだの萌えだの中心のお花畑な恋愛作品が増殖する昨今、こういう青春や人生を切なくほろ苦く描いたリアリティのある作品が制作されることは嬉しい。
俳優達の個性的だが大袈裟過ぎない落ち着いた演技がじんわりと胸に染みる。
映画としてじっくりと観てみたかった気もするが、次週への繋ぎかたなどドラマならではの工夫や面白さもあるので、これはこれで良い。
かっこいいなー。男の友情っていうには深すぎる、偶然になる兄弟よりも深く夫婦にも似たトリオの関係。自分が仲間を信じて走り続けた短くはない10年があるからこそ、相方は自分じゃなくてもよかったのかと思った時あんなに怒ったのだろう。それだけ真剣に相手のことをこいつしかいないと信じ続けていたのだろう。ねじれてしまった関係を戻すにもコントの中でしか言えないあのじれったい感じがまた憎い。自殺しそうになっている友をふらっと見つけたように助けるのもかっこいい。3人が3人これがベストだったんだ。無駄ではない10年。きちんと昇華しますように。
ストーリーの作り込みが良い感じです。伏線回収がうまいです。変に奇をてらわず、みんな一生懸命に生きてて爽やか。
潤平が実は春斗より先に誘っていたやつがいた、というところに怒ったり、俊太が自殺願望があったり27歳で死ぬつもりだった、というところなど青春群像劇の要素がこめられていて面白かったです。それぞれ3人がなんだかんだでお互いのことを思いあっていることが伝わってきていいなと思いました。コントの中でそれぞれの回答していましたが、それはドラマとしては感動的でしたが、ライブでそういうことをしていていいのかとも思ってしまいました。中浜さんのマクベスのストーカーぶりも少しひきました。
やはり金子茂樹のドラマは若者が生き生きと描かれ面白い。お笑い芸人を目指す三人組に菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀という活きがよくて芝居もうまいメンバーを揃え、加えて有村架純というキャスティングで見応えがないはずがありません。お笑いなのに「マクベス」というグループ名もお洒落。なんでもメロンソーダにしてしまう男というネタが、実は昔会っていた里穂子とのエピソードがもとになっていたと話が何重にも作りこまれているのも興味をひきます。車を走らせ福岡までラーメンを食べに行く三人には間違いなく青春が見えます。彼らのこれからに目が離せなくなりました。
メインの3人が今を代表する役者ばかりで、期待して初回を見た。学生時代にコントをやろうと決意した高岩春斗の若干やさぐれた表情がよかったし、相棒として指名された美濃輪潤平のうれしそうな表情もうまかった。その二人を落ち着いたまなざしで見守る朝吹俊太も、神木隆之介ならではのすでにベテラン役者といってもいいぐらいの貫禄が効果的に演出されていたと思う。彼らを応援することになる中浜里穂子との出会いはちょっと不自然な感じもあったが、里穂子が小泉今日子さんそっくりの表情になっていることに驚き、ついつい最後まで真剣に見入ってしまった。
いやーいいね!なんかすごく胸がヒリヒリした。夢を追いかけるってほんとに大変なんだよね。自分はできる!強い!って思い続けて苦しくても走り続けられる勇気がないと追いかけていられない。しかもそれが報われるのか分からないんだよね。才能なんて見る人の尺度であったりなかったりして、みんながいいって思わなければその夢は叶わないなんてほんとに針に糸を通すくらい難しいだろうね。その夢の終わりのもの悲しさに胸がヒリヒリする。久しぶりに真剣にドラマを見てしまった。
キャスト陣の演技が素晴らしかった。ドラマにありがちな「やりすぎ感」が全然なかった。
設定はそれなりにドラマっぽいけれど、でもホントにどこかで起きたことを切り取ってきてるみたいな臨場感。メインの俳優4人の実年齢が同い年なのも、役作りに一役買ってそう。連帯感というか、一体感というか、「繋がっている」感じが出てる。
しかしまぁ、売れないお笑いトリオ「マクベス」の、売れ無さそう感がすごい。あの、観ててつい「おもろな・・」って思っちゃうような劇中のコントのバランスや、菅田将暉・神木隆之介・仲野太賀なんて、三人並んでたら、ただ立ってるだけでも輝いて見えそうな三人が、めちゃめちゃ冴えなくて、「売れてない」って設定に説得力がある。なんやねん、「触った液体がすべてメロンソーダに変わる人」って。
有村架純も、最初にファミレスで働いていた時の、元気のない暗さがすごい。ああいう店員さん、いるわー。
脚本、菅田将暉の「何人に見えます?」がただの彼の変人性を表す台詞なんじゃなくて、ちゃんと彼がそう言う理由があったりとか、伏線がちゃんと張られて回収されていて気持ちがいい。
あと、主題歌があいみょんなのは、エモすぎる。ドラマの最後で流れた時、「ここであいみょん!!」と思って、ギュッと心を鷲掴まれた。
俳優陣・脚本・演出、全部のバランスがとっても良いなぁーと思った。一時間、あっという間だった。
メロンソーダのネタなどコントがとても面白かったです。芸人さんはこういう苦労をして下積みを続けているんだろうなと思いました。三人が本物の芸人さんみたいで見ていて楽しかったです。全力でコントをしているところになんだか心を動かされました。中浜さんのちょっと鬱々したところも親近感を覚えました。ペットボトルのメロンソーダのところは私も気になったのですっきりしました。春斗くんと中浜さんのふたりで語るシーンはとても良かったです。