ドラゴン桜 シーズン2

毎回、桜木の力強いセリフに共感し、やる気をもらう。圧倒的な存在感で、生徒のそれぞれの悩みや葛藤に自信をもって対応する姿には凄みを感じます。

前作から年数がかなり立っているので、見るまでは今さら感がありましたが、始まったらそんなことは全く感じさせないほどの、圧倒的存在感！！そして、前作と今では時代の流れが変わっているはずなのに、娘世代にも言葉がしっかりと響くのは、阿部寛の迫力ある演技の賜物と言えます！

存在感が半端ないです。しゃべり出したらもう他の人に目が行かなくなるくらいにぐっと引き込む力が凄くて、阿部さんの演技の虜です。こんなに桜木先生の演説がぐっと入ってくるのは勿論演出やセリフの力もあるけど、阿部さんの圧倒的な演技力にもあると思います。すごくいい演技で話にのめり込ませてくれます。

やっぱり阿部ちゃんはいい！「バカとブスこそ東大へ行け！」すごい迫力だった。待ってました!って感じ。藤井に対して「性格が悪い！」って、大きい声でズバッと言った時も、すごくスカッとした。ファーストシーズンよりも、面白い気がする。忖度ばかりのこの時代に、桜木のような圧倒的な独自の道をいくリーダーを見たかったのかも。教室のテントにいて、実は話を聞いているという設定も、定番化していて、笑えて面白くなってきた。

生徒を見ている視線や表情が守りたいものを見ている視線ですごく温かさを感じます。また生徒に対して言葉を話す時は語りかけるように話して、大人と話す時は少し厳しい口調で話しているのが印象的です。

前作のドラゴン桜は朧気な記憶だったので、良い意味でフラットな目線で桜木（阿部寛さん）の言動や一貫した気骨ある教育法を目の当たりにして、賛否はあるが非常に優秀な教師であることを実感しました。バドミントンで怪我をしオリンピックの夢を諦めざるを得ない楓に対して、「東大に入るほうが簡単だと」スポーツ医学を学ぶ後押しをする様子は真摯で素晴らしかった。

阿部寛さんが出てくるだけで、ものすごく話が締まるというか、とにかく演技に引き込まれるものがあります。存在感が他を圧倒していて、そこも含めて演技がうまいと思いました。水野さんとのやり取りも軽快で面白かったし、生徒たちの引き入れ方がとってもナチュラルで、一言一言にすごく説得力があるんです。この人の演技がなきゃドラゴン桜は始まらないし、もう存在が凄いと思わされました。

水道も電気もとめられて家賃も滞納しているような生活をしているのがびっくりしました。仕事はできるかもしれませんが、私生活は結構だらしないんですね。それには2年前の事件が原因とはいえ、さすがにいい歳した大人がどうかなと思いましたが、それも桜木先生らしいところかもしれません。これからびしっと仕事してほしいですね。