フェルマーの料理

岳への力強く熱いエールが情熱的なペーニャらしくて良かった。色々あったけど、ペーニャにとっても海や岳たちと過ごしたKでの日々は充実していて大切なものだったんだろうなって感じられるスッキリとした清々しい笑顔も、ジャンと王と３人で新しいお店を開くって報告する時の希望に満ちたワクワクした表情もとても良かったと思います。

「岳に何が出来るか見てみたい」という孫六の意見に真っ先に賛成する姿が、料理人としての岳への期待と信頼を感じさせて良かったです。「孤高」の意味がさっぱり分からないところも、皆で喜び合う時に人一倍リアクションが大きい姿も、熱くて皆でワイワイ騒ぐのが好きなペーニャらしくて良かったです。

不安になる岳にウインクしてエールを送ったり、広瀬に料理を食べて貰えた時には力強くハグをして称えたり、追い越された悔しさやモヤモヤは抱えつつ、そういう負の感情を引きずらずに岳のために尽力して一緒に成功を喜ぶ姿がダビドの人の良さや岳へのリスペクトを感じさせて良かったと思います。

岳の作ったオムライスを「惚れた！」とサムズアップして絶賛するところが陽気で人懐っこいダビドらしくて良かったです。あんなうっとりと幸せそうに食べてくれたら作り甲斐があるし自信に繋がるだろうな。コンペのための食材選びをする真剣な眼差しや、調理をしながら周りのスタッフをチラチラ見てライバル視する姿もプロの料理人としてのダビドのプライドと熱意を感じさせて良かったと思います。

岳に蘭菜への協力を頼まれた時に、誰よりも早く「ウィ！」と大きな声で返事をするノリの良さが良いですね。あの一言でガラッと厨房の空気が戦闘モードに切り替わって、活気が湧いてきたのもムードメーカーのダビドらしさがあって良かったです。客前に出るのを躊躇う蘭菜にガッツポーズやサムズアップでエールを送って背中を押す姿も厨房メンバーのチームワークの良さが感じられてグッときました。

ポジション変更に納得出来ず、顔を真っ赤にして抗議したり調理台を叩いたり、唇を噛んでいつまでも悔しそうにしていたり、感情表現が人一倍激しい姿がダビドらしかったです。岳の特別扱いを不満に思ってるけど、嫉妬して嫌がらせすることはしないし、蘭菜のメイン料理が綿貫に絶賛された時にも真っ先に拍手を送って健闘を讃えたり、気性は激しいけど根はさっぱりとした人柄の良さが感じられたのも良かったです。

「さん」付けで自分を呼ぶ岳に「さんはいらないよ」と気さくに声をかけたり、ソースの味のくだりでも海の勢いに圧倒されつつ、不貞腐れたり憤るなど負の感情を一切示さないところが、ダビドのフラットでさっぱりとした気持ちの良い性格を感じさせて良かったです。賄を食べる時のまん丸に見開いた目やリアクションが大きいところも、大勢いるスタッフの中で目を引き、個性が感じられて良いと思います。

真っ先に岳の肉じゃがを絶賛して自分の名前を教えてあげる姿が、ダビドの人柄の良さや陽気さを感じさせて良かったです。岳の肩を抱いて「肉じゃがの作り方教えて」ってお願いしてるのもチャーミングだったし、パーソナルスペースが狭いところも感情表現が激しめなところも、情熱的なスペイン出身らしさがあって良かったと思います。