グレイトギフト

やっぱり緊迫感あるシーンは演技力が試されるなーと思います。盛山さんの妙に高いトーンで喋られると緊迫感が出にくくて普通の会話をしているだけに見えてしまう。場を掻き回すだけの力も吸引力もない。これからですかね。

白鳥を脅して藤巻と対峙する重要な役なのに、何で俳優でもない盛山さんをキャスティングしたんだろう。標準語を意識し過ぎてるのか台詞のイントネーションがおかしい時もあったし、そもそも棒読み過ぎてシリアスなシーンが台無しだし、2話終盤でこんなに見せ場があるのなら、もっとちゃんと芝居の出来る役者さんで見てみたかったです。

すぐに死んでしまう役だから、下手でも良いと思ったのでしょうか？セリフは棒読み、演技も自然さ、あるいは工夫がみられず、芝居になってません。少なくとも序盤でギフトの脅威とこの病院内の力学を伝えてくれる役目はあったわけで、権力争いの蚊帳の外にいるけど利益は得たい卑屈な男として、もう少し小者ぶりとかゲスな感じとかがあれば、キャラとして良かったと思うのですが。常に豪華な脇役陣をそろえろと言うつもりはありませんが、これならばせめて下積みの役者にやらせてみてはと思います。

演技が上手いわけでもないし、特別個性を必要とするような役でもないし、俳優さんでもないのに何でこの人がキャスティングされてるんだろうって疑問に感じてしまいました。チャンスが欲しい才能ある役者さんが沢山いるんだから、そういう本職の人を起用して欲しい。せっかく芝居巧者揃いなのに、彼のたどたどしい芝居が台無しにしていて勿体なかったです。