着飾る恋には理由があって

仕事の出来るお洒落ないい女系の役も良いけど、こういうちょっと掴みどころのない繊細な役も似合いますね。何を考えているか分かりにくいところや壁があって踏み込みにくいでデリケートな雰囲気が芸術家らしくて説得力がありました。最初の頃の棘のある感じから、陽ちゃんの影響もあって段々皆と馴染んで表情が穏やかに柔らかくなっていく過程も自然で良かったです。いつも黒基調のラフな格好ばかりだったので、最終回のウエディングドレス姿がめちゃくちゃ映えて美しかったです。

陽ちゃんからのプロポーズを「今欲しいのはその言葉じゃない」ってバッサリ切るシーンが格好良かったです。タイミング完全に間違った陽ちゃんが気の毒ではあるけど、葛藤して迷っている時でも流されない羽瀬の芯の強さが感じられてとても良かったです。家呑みのシーンで皆の前で交際宣言するところも含めて、このドラマの中で一番男前でスッキリ・さっぱりしたキャラクターで見ていて気持ちが良いですし、ルックスや醸し出す雰囲気が中村さんの魅力とマッチしていてハマリ役だと思います。

皆で駿のレストランに行こうと計画して、真柴の「知ろうとする努力」を後押ししてあげる姿が素敵でした。何も言わなくても、こういう行動や真柴をチラっと見る視線などで、駿とすれ違う真柴を心配して気遣っているのが伝わってきます。クールに見えてちゃんと人のことを見て変化に敏感なところが芸術家らしい繊細さを感じさせて良かったと思います。ハルちゃんに告白された時の照れくさそうな笑顔も初々しくて可愛かったです。

ハルちゃんに話しかけられても塩対応だったり、伏し目がちで目が合わなかったり、かと思えば自分が避けられてるかも？と気になるとじっとハルちゃんを見つめたり、何を考えてるか分からない掴みどころのない雰囲気を表情や仕草で丁寧に表現していると思います。人の機微に敏感なハルちゃんが翻弄されるのも分かります。見た目も態度もめっちゃクールなのに「ハルちゃん」呼びなところも可愛らしいです。

葉山と楽しげに話す姿とハルちゃんへの塩対応の差が激しくて、そりゃ温厚なハルちゃんも嫉妬するよなあっていう説得力がありました。ハルちゃんの絵を描き終わった後の清々しい満足げな表情や、葉山に「好きなんだね、この人のことが」って言われた時の動揺した様子も印象的で、ハルちゃんの存在が羽瀬の作品にも彼女自身にも大きな影響を与えていることが伝わってきたのも良かったと思います。

ハルちゃんに話しかけられると目が泳いだり、近づかれると慌てて距離を取ったり、あからさまに意識している姿が普段のクールさとギャップがあってキュンとしました。表情も醸し出す空気も穏やかになったし、ハルちゃんから良い影響を受けているのが伝わってきます。フランスパンを丸かじりしたり、口をモゴモゴさせて何言ってるか分からなかったり、皆の悲鳴を聞いて置物持って飛び出して来たり、自然体でちょっとコミカルな一面も見られるようになってきて、ますます魅力的なキャラクターになっていると思います。

本当は自分の夢を追いかけたいけれど現実はうまくいかない。今後どうしようか悩んでいる等身大の女性で、好感が持てます。格好も言葉もキリッとしているのでクールな印象を与えつつ、実は誰かに頼りたい弱さを上手に表現しています。

今回のハセちゃんの役がアンちゃん史上1番好き！！すごく好き！クールなのに体の中の熱量はすごくてはち切れそうな情熱を持っている。芸術家！って目がかっこいい。モロイ弱い部分もそそられて誰かー支えてあげてーって思う。目が離せない。

クールで強い女性かと思いきや、不安でなかなか検査が出来なかったり、期待はしないとウヤムヤのまま先輩との関係を続けていたり、繊細で弱い一面もあってその多面性が人間味があって良かったです。妊娠していなかったと分かった時の涙も、ホッとした安心感や寂しい気持ち、これで彼との関係がすべて終わってしまうという切なさなど色んな感情が伝わってきてグッときました。

見た目も口調もサバサバしている系女子で、シェアハウスの中ではどちらかというと暗めなイメージ。サバサバしていてしっかりしてそうに見えても、心の中は不安を抱えていたり素直になりきれずキツイ事を言ってしまったりなど不器用なところも見えたりして、思わず注目したくなる人物をうまく演じている。自分の夢を叶えたい想いや恋愛系でもどうなっていくのか気になるし、できたら素直になって幸せになっていってほしいと思わず願ってしまう存在を演じていて凄いと思った。

真柴に八つ当たりしたって反省してたし、その後ちゃんと自分から仲直りして皆ともお酒を飲んだり、それなりに社交性もあって根は良い人なんだけど、作品のことが絡むとメンタルが不安定になったり壁を作ったり、芸術家らしい繊細さや気難しさを感じさせる演技が良かったです。メンズライクなファッションで化粧っ気もほとんどないのに、着飾った真柴と並んでも見劣りしない美しさもさすがです。

髪を切ってほぼノーメークで中村アンには見えない、孤高のアーティスト・羽瀬さん。自分の描いた絵が気に入らずに引き裂き始めたりしてエキセントリックな雰囲気だったけど、はるちゃんをはじめ同居人たちと打ち解け始めて、真柴ちゃんにもきちんと謝ったりと、いい感じになってきましたね。でもなんとなくバイト仲間と恋愛問題がこじれたりしないか心配かも。

綺麗だなーと改めて思う。ほんとに美形なんだね。変にバラエティーで売れないでこういうミステリアスな雰囲気のまま売っていたら全然違う評価になっていたんじゃないかな。無口で思い詰めた表情が素敵。丸ちゃんと恋愛するのかな？そっちも気になる。

香子に挨拶をするよう促されるとちゃんと言うことを聞いたり、くるみに作品を褒められた時も嬉しそうな笑顔を浮かべたり、普段のクールでとっつきにくい感じとは違う素直な一面が垣間見れたのが新鮮で親近感がわきました。思い通りにいかなくて作品を破壊したり過呼吸になったり、芸術家らしい繊細でちょっと気難しそうなところも印象深く演じていて、ドラマの良いアクセントになっていると思います。

バッサリ髪を切ってしまったので誰だかわかりませんでした。どんな髪型でも似合うのはさすがです。自分の道を行っている、というところがとてもかっこいいなと思いました。今のところは考えられないですが、これからシェアハウス内の恋愛に巻き込まれていくのか気になるところです。

髪も男性みたいにバッサリ切って化粧っ気もないのにとても綺麗で、少ない出番だけどインパクトがありました。クールな雰囲気や素っ気ない口調も人と群れない一匹狼感があって良かったです。自分の世界をしっかり持っていて他人に流されなそうな芯の強さを感じて、アーティストという設定に説得力がありました。