恋なんて、本気でやってどうするの？

もうツッコミどころしかないエンディングに口あんぐり。恋愛ものというよりもはやホラーなのでは？と思ってしまった。優良物件の大津くんより柊磨に惹かれてプロポーズを断るのはアリ。まぁやけくそに純からプロポーズしてたことは良くないけれど恋愛って割り切れないものがあるから仕方ないと見ていた。それからが酷かった。柊磨のレストランに着いて料理にすぐ手をつけるってなに？そして2人きりのレストランをわざわざ飛び出しての公園での公開告白！！誰得なのよ？？見ず知らずの人たちを巻き込むんじゃないよ！恥ずかしくてどうにも消化できなかった。

純はどんな目線で彼のお母さんに「頑張ってますね！これからもその調子で！」なんて言ってるんだ？あのシーン必要だった？意味不明。
アリサは不倫の相手の奥さんのところにまさかの他の男に連れられていくパターン、一緒に謝ってもらって庇ってもらうって何様よ。私がその妻なら絶対許さないね。
そして響子、旦那がいながら要さんと江ノ島デート。そして要さんのためにフランスに行けという‥。じゃ要さんがついてきてほしいと言ったらついていくのかい？
3人ともとにかく性格ブス‥、これでどこを応援しろっていうのかね。

同じように親に苦しめられてきたはずなのに純と柊磨では感じ方が違う、純のように切り捨てられれば楽だけど柊磨にはそれができない。今までは純のパワーに助けられてきたけど、この問題だけは逆に突っ込まないでいてほしいことだったのかもしれない。レストランで働いているのを見たらこのままではよくないって思うのは普通だけど、やっぱり施設に帰ってくださいって言うのは余計なお世話かなと思った。親子の問題ってデリケートだから自分達もよくないって分かっていても他人に突っ込まれると意固地になっちゃうことあるもんね。こんな難しい恋愛、さっさとやめたくなっちゃうな。

とにかく柊磨のお母さんが怖すぎる（笑）ヤバいよね。お父さんの方はクセがあるけれどそれなりに柊磨のことを考えているし、お母さんにもきちんと邪魔をするなって言ってくれていたから良かった。でもあのお母さんが何かをしでかすに違いないとヒヤヒヤしながら見ている。アリサの方は身から出たサビでしょう。内村くんと前に進むために話し合いに行ったまでは良かったけれど、ホテルに行く必要はなかったもんね。内村くんがしてくれなかったからって言い訳でもするのだろうか。いいカップルになれそうだったのに残念だ。

今の若者はこんな感じなのか？とおばさんは思ってしまう。あまり評判がよくないせいか、後半のテコ入れ的に新たなキャストが続々と出てきて、何が何やら・・・恋とは別の方向にいっている感じもするし。唯一、要さんの料理はおいしそうで、響子の妄想は笑えるけど、切羽詰まった主婦はそんなかなぁとちょっと同情と応援の気持ち。離婚って言葉、よく言ったとほめてあげたい。

誰にでも優しくてモテる男ってだけでも恋愛初心者の純にはハードルが高いのに、一癖も二癖もありそうな父親と、おそらく何かの中毒とか依存症の母親がいたらもうお手上げじゃない？普通に手を引いた方がいい相手だよ。響子の方も岩橋さんはネットでもバレてる犯罪者だし、家庭を捨てて一緒になるにはハードルが高すぎる。こうなると恋愛なんて面倒だからしない方がいいって結論になっちゃうんだけど？このドラマはどんな風に結論を持っていくのだろう。そこが楽しみ。

アリサと純もガツガツしすぎ！内村さんには変な言い訳で断られてるし、柊磨は寝込みを襲われてるし‥とても子供が起きている間には見れません。カップルのラブラブ期はさておき、響子ですがいちいち嫌味ったらしい旦那に疲れるのは分かる。でもいちいちごめんなさいって言われるのも嫌かなー。パワーバランスを取り戻したいなら子供がいないうちは奥さんも働いたらどうかなと思う。それなら外での発散もお互い様でしょ。3千円のランチも堂々と行ったらいい。不倫云々はその後でもいいんじゃないかな。

純と柊磨のキスには驚いたけどその後ろのひなこがなんだかかわいそうになってしまった。ひなこだって真っ直ぐ柊磨に恋をしてきたわけじゃない。柊磨に対して諦めもあったのだろうし、それならこのくらい許されるという甘えもあっただろう。その柊磨がいつしか本気の恋をした。本気の恋をすると思っていなかったひなこからしたらとんでもなく動揺するし悲しくなるよね。純は本命の彼女になれて良かっただろうけど、ひなこは自分とは決定的に違う彼女に嫉妬に狂うだろうな。

親の生き方ってほんと呪いだと思うことがあります。純はお母さんのアレコレを嫌というほど見てきたから、同じ血をひいている自分も同じようになってしまうのではないかと恋というものを排除してきたのでしょう。でもだからこそあの肩を抱いてくれる人が必要なのでは？とも思いました。北斗くんもいつのまにか純が特別になっているのでしょう。いくらホスピタリティに溢れていてもデートの下見まではしないでしょう。ぴったりな2人だけど純からはまだ素直になれない理由がたくさんあるから、まだまだすれ違って切なくなるだろうな。

松村北斗が美しいだけのドラマですね。タイトルのように「恋なんて、本気でやってどうするの？」といいながら、恋の事しか考えていないようなヒロインに苛立ちながら見ています。なんとなく設定も古臭いように感じます。「腹立つな、、」と思いながらも「どうなっていくのかな？」と気になり、結局は最後まで見てしまうパターンですね。あとは、広瀬アリスの実際のスキャンダルが邪魔をしてしまい、脳の中で松村くんが事務所の先輩の彼女とあれこれしてるように思えてきて、なんとなくドラマに集中できないことがあります。

率直な感想としては、ありきたりな恋愛ドラマの設定と展開だなあ、と思いました。
推しとして好きだった高校時代の先輩がある日突然、同じ部署に移動してきて、しかも今夜食事に誘うシーン。「え？！いきなりプロポーズ？！」と思いきや、まさかの婚約発表の流れは恋愛ドラマあるあるだなぁと思いました。並べられた食器とフォーク類に、え？もう1人来るの？という意味深なカットシーンはちょっと白々しい感じがしたけど、ある意味で策略なのでしょう。

旦那と響子の冷め切った夫婦関係や、パパ活をしているプライドの高いアリサ、なかなか恋に踏み出せずに人のせいにしてしまう純。それぞれみんな違う悩みを持っているけれど、結局は自分を大切にしてくれるパートナーが欲しいと思っていて、もがいているのは伝わる。主人公は純だけど、他の2人にフォーカスされる場面も多く、1クールのドラマで一つの話として完結するよりオムニバスドラマにした方がいいんじゃないかと思っていた。これまでの2話は何が伝えたいのかわからず、感情移入できない部分も多く離脱してしまいそうだったが今話はよかった。

このドラマの演出ってどうなってるの？柊磨くんを魅力的にしたいって思っているかもだけど、あんな接客は逆効果だよ。ベタベタ体に触れてきたりすごく近くで喋りかけてくる店員なんてホストクラブじゃないんだからやめてほしい。せっかくの料理も空間も台無し。客から求められれば体さえ許すってなんなんだよ。北斗くんのファンもがっかりなんじゃない？アリサもお金で買うようにコンビニ店員を家に連れてくるし。顔ばかりいい人たちのガサツな恋愛なんて見たくないんだよ。

20代後半の女子3人、1人は純愛を貫いて結婚、1人はパパ活というよりガッツリな不倫、そしてもう1人は恋愛なんていらないという高齢処女‥なぜだか誰にも感情移入できない‥。1人が楽！ずっと一人でいい！と言いつつしょっちゅう女子会を開く。みんな家庭が忙しくなったらどうするの？ちゃんとソロ活できるようになったら言ったら？泣く女が嫌いのくだりは最初に幼少期のエピソードを見せてくれないから、ただただ気の強い女に見えて残念。魅力が見当たらないよー。