今夜はコの字で Season２

吉岡に自分の気持ちを伝える時の切なげな笑顔や、吉岡からの告白を聞いている時の泣き出しそうな表情が儚げでとても綺麗でした。心地よい関係が終わってしまうかもという不安が徐々に晴れていって嬉しさに変わっていく様子が、潤んでいく目や柔らかくなっていく表情の変化で伝わってきたのが良かった。最後明るい笑顔で吉岡と乾杯する姿もとても可愛らしかったです。

吉岡たちとの打ち合わせ中、仲良さげな吉岡と池を寂しげな顔で見ていたり、正視しないように伏し目がちになったり、心の迷いやモヤモヤが顔や態度に出てしまっているのが珍しかったです。何かあっても気持ち切り換えて明るく仕事に取り組む姿を見てきたので、昨夜の2人のやりとりがよっぽどショックでダメージが大きかったのかなと感じました。儚げな雰囲気のある方なので、こういう切ない表情や物思いにふける姿が絵になりますね。コース料理を1品1品じっくり見て味わう姿も食に携わる人間らしさが出ていて、調理した人への感謝と誠意が伝わってきたのも良かったです。

池が吉岡に抱きつく姿を目撃してしまうシーン、少し哀しげにも見える何ともいえない切ない表情を浮かべているのが印象的でした。一緒に焼き鳥屋で飲んでる時も、吉岡から池の名前が出るとちょっと笑顔がぎこちなくなったり、会話に一瞬変な間が出来たりと動揺しているようだったし、さりげない表情の変化で「心地よい距離感の関係を続けたい」という思いと「関係をもっと先に進めたい」という迷いが伝わってきたのが良かったと思います。

多忙を極める中、ミキのデビューのこともちゃんと考えて後押ししてあげる姿が恵子の面倒見の良さを感じさせました。吉岡に「ミキ先生」って呼ばれて喜ぶ姿を嬉しそうに見つめる笑顔も素敵でした。透のことで悩む姿は、どこか憂いがあって儚げで、普段の明るく気さくな姿とギャップがあってドキっとさせられました。

吉岡から池の名前が出た時や、池のために料理写真を撮る姿を見ている時の笑顔が少し曇る感じが吉岡への気持ちの大きさを感じさせて良かったです。複雑な気持ちを抱きつつも「面倒見良いね」って明るく茶化すところも、仲の良い先輩・後輩関係をなかなか崩さない恵子らしかった。ニコニコ楽しそうに飲んで食べる姿は相変わらずチャーミングで、時々出てくる関西弁も儚げな見た目とギャップがあって魅力的。透が戻ってきて今後吉岡との関係がどう進展していくのかも気になります。

池の放つ微妙な空気感や吉岡への気持ちをすぐに察するあたりがさすが恵子先輩。気まずい雰囲気を明るくしようと気さくに振る舞う姿が大人の余裕を感じさせて素敵だけど、そういうところも池の引け目や劣等感を刺激しちゃうんだろうな。美人で仕事も出来て人柄も良くて、嫌みなく素敵な女性を演じているからこそ、池が自分と比較して嫉妬してしまう説得力があったのが良かったと思います。

「僕に出来ますかねえ」って弱音を吐く吉岡に「出来るよ絶対」って力強く言ってあげたり「ヘタレやな～」って背中叩いて笑い飛ばしたり、距離の近い恵子だからこその励まし方がとても良かった。一緒にいると元気になれる明るさと押し付けがましくない優しさが素敵です。「君と飲むお酒はおいしい」って可愛らしいことを口にしたり、「飲み過ぎて歩けなくなったらその辺に置いてく」ってSっ気のある発言でからかったり、天然小悪魔っぽい態度で吉岡を翻弄する姿も何ともいえず魅力的です。

吉岡と電話中、池と一緒だと知った時のちょっと動揺したような表情や、「何やねん、仕事だって言ってたのに」って拗ねちゃう姿が可愛らしかったです。大人の余裕があっていつも頼もしい先輩してる姿とのギャップが良かった。今回はコの字に行くシーンがなくて残念だったので、次回はまた吉岡と仲良く乾杯する姿が見たいです。

明るく気さくだけど美人でしっとりした大人の女性らしい色気もあって、飲みっぷりも良くて、酒場の雰囲気にもスッと馴染んでいて、池が思わず見惚れてしまうのも分かります。初対面の池ともすぐ意気投合して仲良くなっちゃうのもさすが。男女問わず憧れられる説得力があります。吉岡に不信感を抱く池に「ヘタレだけど信頼しても良いよ」ってフォロー入れてあげるのも、吉岡の良さをちゃんと分かってる恵子らしくて良かったです。

元気になった洋子を見つめる安心したような表情や嬉しそうな笑顔がお姉さんらしくて良かったです。洋子との息の合った関西訛りのやりとりも姉妹の仲の良さを感じさせて微笑ましかったです。お店の大将と気さくに話したりメニューを見ずに注文する姿も常連客らしい慣れと貫録があって良かったと思います。儚げな見た目と明るくサバサバしたキャラクターのギャップも素敵です。

出された料理一品一品をじっくり味わって、その手の掛け具合や美味しさを大将と語り合う姿はさすがフードコーディネーターという説得力があります。お店の人と話す時の芝居っぽくないナチュラルな感じもリアリティがあって良いですね。ただの飲兵衛ではなく、お店の歴史や店主の想いをちゃんと受け止めてるところが素敵。吉岡との遠慮のないやりとりも2人の距離が近づいてる感じが伝わってきてほっこりします。

相変わらず気持ちの良い飲みっぷりと食べっぷり。チャキチャキしていて明るいキャラクターも元気が貰えて好きです。気さくでよく喋るし、吉岡へのツッコミも厳しいけど、たまに見せる憂いのある表情や儚げな雰囲気のおかげかガサツな女性に見えないところも中村さんならではの魅力だなと感じます。