メゾン・ド・ポリス

仏頂面で口調もぶっきらぼうで昔気質の刑事っぽさ全開なんだけど、子供や事件関係者と接するシーンで迫田の温かさや人情味ある一面がちょこちょこ垣間見れるところが素敵でした。アクションも意外とキレがあって道着姿も様になっていて、現役で子どもに武道を教えているという説得力があったのも良かったです。

ラーメン屋のオヤジだけじゃない！春菜のお父さんでもない！（笑）今回のドラマで俳優さんとしての実力を再確認できました。
現場を大事にそして経験を積んできた昭和の刑事感が出ていてとても良かった。
狙った笑いではないけれど自然な会話からでる少し毒のある言葉が何とも笑える。愛嬌のあるオヤジぶりが素晴らしかったです。

桃香の可愛さにメロメロになっている姿が「迫田さん、こんな表情もするんだ」と新鮮でした。普段の仏頂面と違って目尻が下がりっぱなしで、声も高くて口調も優しくて、完全に孫に接するおじいちゃんになっていました。でも夏目と喋る時は表情が一瞬でいつもの強面に戻り、その切り替えの早さが面白かったです。

頑固親父っぽい雰囲気がよく出ていて、役にはまっていると思います。大体しかめっ面で、にこやかにしているシーンはあまりない気がします。また、誰に対しても上から目線で相手に遠慮せず思ったことをポンポン言う演技は、自然でいいですね。

高平の嘘を問い詰める姿が迫力満点で、現役時代もこうやって自白をとったりしてたのかなと迫田の過去を彷彿とさせました。何だかんだ事件を気にして資料を盗み見ちゃったり、捜査の話にソワソワしたり、台詞になくても表情や仕草で刑事としての本能はいまだに現役なんだなと感じさせるところも良かったです。

4話は迫田がメインの回でしたが、脚本には描かれていない彼のこれまでの刑事人生が目に浮かんでくるような良い演技を見せてもらいました。情報を聞き出すために平気で嘘をつくけど、相手に寄り添うような親しみを感じさせる話し方と笑顔からは迫田本人が持つ人間味や温かさが伝わり、こうやって被害者や犯人と真正面から向き合ってきたんだろうなと感じられたのが良かったです。

いかにも昔ながらの叩き上げの刑事という無骨な雰囲気を仏頂面やぶっきらぼうな表情で丁寧に表現していると思います。犯人を取り押さえる姿は年齢を感じさせず迫力があり、さすが元刑事だなという説得力がありました。