モコミ～彼女ちょっとヘンだけど～

観は、元高校教師らしく、何が起こっても落ち着いています。俊祐がキレて、家を出た時も驚かず、戻ってきたときは、中途半端も良いと言います。何気なくつぶやくような言葉は、心に入ってきます。不倫をしたことを話したり、千華子に怒られてそそくさと寝てしまったりするのも憎めない感じが出ています。前回は、早く山梨に住めば良かったとしみじみ話す様子は、今までと違い、真剣な様子が伝わりました。

娘に嫌われていた理由は教え子と不倫していたとは…。さすがにちょっと嫌悪感が生まれてしまうのもわかります。今のおじいちゃんはすごく優しくてモコミにも理解があっていいなと思いますが、どこか社会不適合者な雰囲気を漂わせている気がします。

いきなりモコミの家に押し掛けてきたおじいちゃんはまさにモコミの救世主のように思えた。いいかげんでのらりくらりしている様子も、モコミにはとても居心地のいい相手で、唯一モコミの個性を見抜いて受け入れてくれた優しいおじいちゃん。このドラマに、このおじいちゃんがいてくれてよかったー。

うまい！お母さんは邪険にするけれどこの家庭にこのおじいちゃんがいるから上手く回っているんだよね。みんなへのフォローが的確で安心する。あの暴走母さんを止められるのはもうおじいちゃんしかいない！がんばれ！と思っている（笑）

味のあるおじいちゃん役と言えばこの人、というイメージがありましたが、まさに今回も期待を裏切らない演技で物語のスパイス役を担っています。いい人なのか、悪い人なのかいまいち分からないのですが、全く憎めない、そして近くにいてくれて話を聞いてくれるだけで安心できるような感じはさすがです。現実にいてくれたらうれしいおじいちゃんです。

こんな優しくてチャーミングなおじいちゃん私もほしいな。仕事を持っている家族はそれなりに忙しくていろんなことに敏感なもこみちゃんに寄り添うのは難しい。でもおじいちゃんならもこみちゃんの世界に付き合ってあげられる。孫はいつまでもかわいいもんね。しっかりと見てくれてる感じが安心する。