『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』での菅田将暉 (久部三成役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
菅田将暉 (久部三成役) は 「2025年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
はるおの栄転話で態度が二転三転するシーン、捲くし立てるような早口台詞やギラついた眼差し、言葉は悪いけど気弱なはるおを丸め込もうという魂胆見え見えの必死さがコミカルさを上回っていて、観ていて心がザワザワしました。この久部の姿が終盤の「こんなこと」という蓬莱の台詞をより印象強く感じさせたのも良かったです。
初日の出来に撃沈してたかと思えば、是尾との遭遇に大感激したり、うる爺の諸々でまたヘコんだり、常に感情の起伏が激しいけど、ずっとそのエネルギーを保っているのが凄い。落ち込んで丸まってても、その背中や佇まいに心の中に渦巻く不平不満、苛立ちが滲み出ていて、喋ってないのに賑やかというか、テンション高く感じるところも情熱の塊の久部らしさがあって良いと思います。
劇場を満席にしたいからと、自分をボコボコにした連中に観劇に来るよう頼んだり、トラブル連続でどんなに苛立っても必死に怒りを抑えて冷静に対処しようと試みる姿が、何としても幕を開ける、成功させたいっていう演出家としての意地とプライドを感じさせました。ずっと大声で怒鳴って喚いて、動きもガチャガチャして煩いけど、あれだけのテンションを保ったまま芝居を続けるのが凄いし、久部の溢れんばかりの演劇への情熱と確固たる信念が伝わってくるところも良いなと思いました。
ただイライラしているとは違うもどかしさのようなものが熱い熱をもって伝わってくる。自分にある熱い思いををどうやったら理解してくれるのか頭を掻きむしりながら考えているところとかを見ると大変だなと思う。このわがままは公のためか自分のエゴか、紙一重だなと思い知らされる。
本番前日の焦りもあるのか、いつも以上に声を張って血管切れそうなくらい力みまくっていて、久部の「必ず成功させて見返してやりたい」という強い思いと、「絶対失敗する」という確信めいた不安が目いっぱい伝わってきたのが良かったです。リカとの抜き稽古シーンも、良い芝居をして欲しいっていう気持ちは本物だろうけど、雑巾のくだりとか力強いハグとか、「自身が思う理想の演出家像」を体現したい願望が滲み出ているところが滑稽で、久部の未熟さや甘さ、青さが感じられて印象深かったです。
自分の中に溢れる思いがこんなにあるのに伝わらないって苦しみがすごく伝わってくる。そのうち奥歯が割れるんじゃないかってぐらい噛み締めているのが分かる。周りの人との熱量が違いすぎて難儀だなと思う。生きづらそうなところが嫌いになれない。
血管切れるんじゃないかってくらいグッと力を込めて怒りを抑えたり、灰皿投げそうになっても堪えたり、ごねるフォルモンに何故この役にキャスティングしたのか根気強く説明したり、1話よりだいぶ内面の成長が見られたのが良かったです。少しずつ変わりつつあるけど、同時にいつでも大爆発しそうな危なっかしさが滲む未熟さもあって、その人間臭さもリアルで良かったと思います。
ちょっと前までいた劇団に追い出されたのに俺から出ていったんだ俺とは方向性が違うなんて強がっちゃうのが面白いなと思った。青さ全開で折れることを知らない若者よね。終わりかけの雰囲気が漂う劇場でやる気満々の顔も嫌いじゃない。
情熱が空回りしている感じがよく出ていました。確固たるものを持っているけれど、鼻をへし折られ疑心暗鬼になり飲み屋でお姉さんに慰められてまたまたいい気になる。青臭くて少し甘ったれでめんどくさい奴を見事に表現していた。
序盤は怒鳴ってばかりで怒りによる力みもあって、観ていて疲れるなあって思ってたけど、神社で膝抱えて泣いてたり、おみくじに縋ったり、リカの店でのグダグダっぷりだったり、話が進むにつれてあの勇ましさは何処へやらって感じの情けない姿が次々と露呈して、しょうもないんだけど何だか憎めない愛嬌が感じられたのが良かった。見つかったらヤバいのについ照明に手を出してしまう姿やリカにピンスポを当てる時の生き生きとした表情も、根っから演出家なんだなって舞台への情熱が感じられて良かったです。
はるおの栄転話で態度が二転三転するシーン、捲くし立てるような早口台詞やギラついた眼差し、言葉は悪いけど気弱なはるおを丸め込もうという魂胆見え見えの必死さがコミカルさを上回っていて、観ていて心がザワザワしました。この久部の姿が終盤の「こんなこと」という蓬莱の台詞をより印象強く感じさせたのも良かったです。
初日の出来に撃沈してたかと思えば、是尾との遭遇に大感激したり、うる爺の諸々でまたヘコんだり、常に感情の起伏が激しいけど、ずっとそのエネルギーを保っているのが凄い。落ち込んで丸まってても、その背中や佇まいに心の中に渦巻く不平不満、苛立ちが滲み出ていて、喋ってないのに賑やかというか、テンション高く感じるところも情熱の塊の久部らしさがあって良いと思います。
劇場を満席にしたいからと、自分をボコボコにした連中に観劇に来るよう頼んだり、トラブル連続でどんなに苛立っても必死に怒りを抑えて冷静に対処しようと試みる姿が、何としても幕を開ける、成功させたいっていう演出家としての意地とプライドを感じさせました。ずっと大声で怒鳴って喚いて、動きもガチャガチャして煩いけど、あれだけのテンションを保ったまま芝居を続けるのが凄いし、久部の溢れんばかりの演劇への情熱と確固たる信念が伝わってくるところも良いなと思いました。
ただイライラしているとは違うもどかしさのようなものが熱い熱をもって伝わってくる。自分にある熱い思いををどうやったら理解してくれるのか頭を掻きむしりながら考えているところとかを見ると大変だなと思う。このわがままは公のためか自分のエゴか、紙一重だなと思い知らされる。
本番前日の焦りもあるのか、いつも以上に声を張って血管切れそうなくらい力みまくっていて、久部の「必ず成功させて見返してやりたい」という強い思いと、「絶対失敗する」という確信めいた不安が目いっぱい伝わってきたのが良かったです。リカとの抜き稽古シーンも、良い芝居をして欲しいっていう気持ちは本物だろうけど、雑巾のくだりとか力強いハグとか、「自身が思う理想の演出家像」を体現したい願望が滲み出ているところが滑稽で、久部の未熟さや甘さ、青さが感じられて印象深かったです。
自分の中に溢れる思いがこんなにあるのに伝わらないって苦しみがすごく伝わってくる。そのうち奥歯が割れるんじゃないかってぐらい噛み締めているのが分かる。周りの人との熱量が違いすぎて難儀だなと思う。生きづらそうなところが嫌いになれない。
血管切れるんじゃないかってくらいグッと力を込めて怒りを抑えたり、灰皿投げそうになっても堪えたり、ごねるフォルモンに何故この役にキャスティングしたのか根気強く説明したり、1話よりだいぶ内面の成長が見られたのが良かったです。少しずつ変わりつつあるけど、同時にいつでも大爆発しそうな危なっかしさが滲む未熟さもあって、その人間臭さもリアルで良かったと思います。
ちょっと前までいた劇団に追い出されたのに俺から出ていったんだ俺とは方向性が違うなんて強がっちゃうのが面白いなと思った。青さ全開で折れることを知らない若者よね。終わりかけの雰囲気が漂う劇場でやる気満々の顔も嫌いじゃない。
情熱が空回りしている感じがよく出ていました。確固たるものを持っているけれど、鼻をへし折られ疑心暗鬼になり飲み屋でお姉さんに慰められてまたまたいい気になる。青臭くて少し甘ったれでめんどくさい奴を見事に表現していた。
序盤は怒鳴ってばかりで怒りによる力みもあって、観ていて疲れるなあって思ってたけど、神社で膝抱えて泣いてたり、おみくじに縋ったり、リカの店でのグダグダっぷりだったり、話が進むにつれてあの勇ましさは何処へやらって感じの情けない姿が次々と露呈して、しょうもないんだけど何だか憎めない愛嬌が感じられたのが良かった。見つかったらヤバいのについ照明に手を出してしまう姿やリカにピンスポを当てる時の生き生きとした表情も、根っから演出家なんだなって舞台への情熱が感じられて良かったです。