恋する母たち

若いのに、というかまだ子供だけど、学校にも行かずにリゾート地みたいなところで終日ブラブラしてるって、それこそ精神的に落ち込みそうな気もするけど。研には気持ちを隠してるのかと思ったら、電話でもストレートに伝えていてビックリ。この子も早く、繁秋みたいに自分がやりたいと思えることを見つけられるといいのにね。

すごくいい演技をしていると思う。話し方とか表情が大袈裟じゃなくてリアリティがある。映画で長澤まさみさんの息子役をやっていたときにすごく才能あると思いました。これからの活躍に期待。

母親に自分の気持ちをちゃんと伝えられるのは、素直に育ってる証拠ですね。シゲオさんが母親の分まで愛情深く育てたんでしょうね。言葉数少なくて引きこもりの暗い子だと思ってたら、研に対しては好意を隠さず一生懸命で、なんだかピュアで可愛らしい子だと印象がガラリと変わったかな。

大介の本当の気持ちが、はにかんだ、たどたどしい、笑顔の中に上手に表現されていて、泣けました。高校生のまだ何にも染まってない感じや、可愛らしさが、奥平さんが演じることにより、とても魅力的に感じられました。どんどん存在感も増してきてます。

鬱陶しいヘアスタイルのせいもあってか表情もよくわからないし、まあそもそも無表情っぽくて可愛げがないし、何より母親に対する態度が生意気すぎ。家に居て自分の世話を直接してくれる父親とは仲良しな感じだけど、母親が仕事一辺倒なのが気に入らないのかしら？　でも実質的には無職で無収入の父親に代わって、母親が第一線で働いてるから自分たちの生活も成り立ってることを、頭が良いというなら理解できそうに思うけど。