ペンディングトレイン 8時23分、明日 君と

最初はその他大勢の中に紛れていましたが、回が進むごとに存在感を増していったのが立花というキャラでした。年齢やキャリアに見合った判断力や行動力があり、発電所を動かすというのはともかくとして、それ以外はもっとも自然にキャラを受け入れられました。大西さんは姿勢がとてもきれいだし、芝居の動きも唐突ではなく優雅な雰囲気があり、インテリジェンスも感じます。こういうインパクト重視ではないキャラで、しっかり存在感を出せるというのは、見事だなと思います。

今回も風紀委員長のようにみんなのために立ち上がる姿が良かったです。居心地が悪いなと思いながら過ごすのではなくみんなに動いてもらって快適に過ごせるようにする。鬱々とした空気の中自ら大きな声を出し空気も浄化していくようなところが良かったです。

30代40代くらいの年代の女性ならではの視点で親近感が湧く動き方をしています。視野が広くいろんな人に声をかけるのもおばちゃんならではですよね。少ない食べ物を分け与えたりする大きな心を持ちながら誰か多く食べ物を持っているとしっかり見ているところが人間らしいなと思いました。