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脚本・ストーリー 4.0 /5.0(80%) | 304位 /1162件中 |
キャスト 4.5 /5.0(89.6%) | 203位 /1162件中 |
演出 4.2 /5.0(83.8%) | 189位 /1161件中 |
音楽 3.8 /5.0(76.2%) | 318位 /1162件中 |
感動 4.1 /5.0(82.8%) | 83位 /1157件中 |
笑い 3.0 /5.0(60%) | 458位 /1157件中 |
スリル・興奮 4.4 /5.0(87.6%) | 60位 /1154件中 |
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(80%) | 304位 /1162件中 |
キャスト 4.5 /5.0(89.6%) | 203位 /1162件中 |
演出 4.2 /5.0(83.8%) | 189位 /1161件中 |
音楽 3.8 /5.0(76.2%) | 318位 /1162件中 |
感動 4.1 /5.0(82.8%) | 83位 /1157件中 |
笑い 3.0 /5.0(60%) | 458位 /1157件中 |
スリル・興奮 4.4 /5.0(87.6%) | 60位 /1154件中 |
ここでファイト一発!のCMのように奇跡が起こることを祈っていたけど無理だったのね。でもミラクルが起きないところがこのドラマのいいところ。どんなに鍛えても備えても人間には限界がある。それでも助けてと言う人がいる限り現場に行くという厳しさと尊さが学べたと思う。仁科さんは確実に宇佐美路線を引き継ぐ人材だと思っていたからとても残念。家族が最後の時まで人のために動き勇気づける仁科さんを誇りに思って生きていくにはもう少し時間が必要かもしれない。無念さが残るね。
仁科さん、やっぱり無理だったか。
奥さんが絞り出すように「生きて戻らなければいけなかった。それができなかった。」というのが悲しくて。
奥さん自身も辛いのだけれど、助けられた方も心の傷となって残る。
極限状態の判断が生死を分ける。
どれだけ訓練しても自然の理不尽さには勝てないから、地獄の訓練をして1秒でも早く確実に動く。
今後のために、亡くなった仁科教官の意思を継ぐためにも考える材料とすることは、とてもつらくて悲しいことだけれど、今回は回避してもどこかでぶつかる問題なのだ。
ハセがPJを抜けた。
その判断も、真剣に訓練に向き合ってきたこそなんだろうと思う。
亡き仁科との最後のフライト。
宇佐美の号泣でこちらの涙腺も決壊した。
仁科、ダメだったか。
必ず帰還しなければならないPJであることや、ヒロイックな死を軽々しく礼賛してはいけないけど、仁科は恰好よかった。
誰のミスでもないけど失敗は起こる。宇佐美が言ったように、どこかであと1分だけ縮められていれば仁科は助かったかもしれない。結果論であれ、そのギリギリを肉体的にも精神的にも攻められない者は、去った方がいい。それもまた正しい決断だと思う。
何にしても過酷な職業だよね。無事に助けて当たり前。助けられなくても、自分が巻き込まれても必ず批判される。
やはり他人を助ける人たちを、それが仕事であれ偽善であれ、軽々しく批判すべきではないと思うね。宇佐美のように正しく検証することは必要だけど。
あれだけ宇佐美チルドレンに育った学生を自分が教官になって教えるだけで大変なのに見えるところで宇佐美が筋トレしてるって大山さんも大変だなと苦笑してしまった。長谷部が親に相談したくらいで監査が入りそうな勢いなのは、自衛隊という組織もパワハラなどを許さない綺麗な組織だというアピールなのかそれとも教官によるパワハラは常態的なものだから親もすぐにピンときて子供を守るべく動いたのかどちらが正しい見方なのだろうか。後者の方が現実かもしれないね。
藤木が去った余波がこんな形で出るとは思いもしなかった。
たしかに一枚岩のようなチームに見えたし、そこに一つ穴があくともろくなるのかもしれない。
が、混乱した矛先が主任教官へ向くとは意外だった。
今までの流れだと救いを求めるか、ぶつかっていくかのどちらかだと思ったからだ。
今回は主任教官の責任問題と災害現場での救助の2本立てだった。
責任問題は告発した本人からの謝罪もあったし沈静化する方向だろう。
災害現場の方は、次回をドキドキしながら待つしかないか。
仁科の気持ちもわかるけれど、建物に入らず引き返しても責められないと思ってしまった。
どうか無事でいてくれますように。
あの場面で学生に素直に頭を下げられる宇佐美の度量はすごい。そして大山の苦言はむしろ宇佐美がこういう立場にならないようにという配慮だったのだろう。
長谷部の行動だけど、人間だから心が弱くなった時につい言いすぎることもある。そもそもハラスメントの境界は互いの信頼関係によって変わる面もある。だから一律の基準は難しい。どうあれそこを常に確認するのは健全な組織でもある。
問題は仁科だね。彼なら子どもでなくお年寄りであっても、「自分の親なら見捨てられるのか!」とか言って突入するんだろう。
何より無事であって欲しい。
教官から戦線離脱を通告されるのかと思ったいたから驚いた。藤木としては首の皮一枚繋がったけれど、気を失うほどの訓練を翌日もう一度できる体力は残っているのだろうかとかあの訓練にもう一度仲間を突き合わせるのかとかいろいろ考えただろうということは簡単に想像できる。結果は救助される側になったことで改めて救助隊の凄さを知り自分から離脱。宇佐美さんは自分の指示が正しかったのかと葛藤していたようだが一番よかったと思う。きっと彼女はいい居場所に辿り着く、そんな予想ができるいいラストでした。
教官からの宣告ではなくて自分で選んだ撤退というのがもう凄いとしか。
もちろん気を失ったこともあるし、ケガをしたことも理由としてある。
でも、教官は2週間なら待てると思っていたようだったけれど、藤木自身の中に足りない何かを見つけたということだろう。
宇佐美は彼女がケガをしてからのこともちゃんと見ていた。
だから敬意を持って送り出した。
何より今の自分が好きだと言えたのが素敵だ。
最期の涙ランニングが、きっと彼女の新しいスタートになるんだなと思った。
藤木の事故と離脱。まあ事故の方は救難団を目指すような精鋭でも起こり得るということで、ましてや少し山を知っている程度の者なら、低山でも油断してはいけないということでしょう。
離脱の方ですが、くじけたとか心が折れたわけではなく、自分に足りないものを自覚し、再びチャレンジするための撤退であって、とても理性的だし、良い決断力を見せたと思います。人としても救難団を目指す者としても成長しましたね。
現在、実際に救難団を目指す中に、女性隊員もいると聞きます。救助される側には女性もいるわけで、やはり救助する側にも女性が必要なケースもあると思います。当然、男女関係なく、人としてその隊員のパーソナリティが役立つ時もある。だからこそあきらめないで欲しいですね。
すごいの一言。こんな過酷な訓練をしているのだから強いはずだ。そしてこんな思いをして救助に行ってくれているんだと思うと本当に言葉が出ない。最後に要救助者がヘリで運ばれるのを前にバンザイをしていたけれど、見つけたのが死者ならそうはいかない。震災の時に見つけても見つけても死者で無力感を感じたという言葉を思い出した。無謀な山登りなんてもっての外、このように命懸けで助けれくれることをちゃんと理解して肝に命じてほしい。
さすがに厳しいなといつも思うし、この仕事を選んで従事している人たちがいるのだと思うと頭が下がる思いがする。
山は海と違って呼吸の問題ないしと思っていたけれど、想像以上にハード。
ロッククライミングみたいなのが出てくるところまでは想定内だったけれど、あとから追加でもう一往復とは。
実際にそう言うことあるんだろうな。
救助者からの情報で、聞いてみたらもう一人いた、みたいなこと。
きっと今までの経験の中から、最悪を想定して訓練は実施されている。
だから理不尽とまでは言えないんだよね。
藤木は途中負ぶってもらってしまったからな。
訓練だとしても、さすがに救助する側がされたらまずいんじゃと思った。
いかに基礎体力や基礎知識が備わっても、経験に勝る学びはないからね。
訓練だという先入観があるから、ひとつのミッション完了で終わりだと思ってしまう。でも実際には二次災害が起こり、戻らなければいけないケースだってあり得る。
疲れるとものを考えなくなり、最短距離を行こうとして、悪路を選び、かえって疲労するっていうのはわかる。とりあえず動くのではなく、どんな状況でも冷静に考えて行動することが、本物のサバイバルでは必要なんですね。「まず動け」なんていう短絡的なのは気楽な世界だから許される。
そして藤木への非情な宣告。まあ気を失っちゃったしね。単純な体力では男性に劣るからこそ、何らかの工夫が必要なんだと思うんだけど。
自分の限界ってストッパーみたいのがあるからほんとの限界よりも手前に設定されていると聞いたことがある。遭難者はその限界の場所にいるのだから普通の人から考えたらあり得ない訓練を積まないと自分プラス他人を救うなんて絶対にできないだろう。自衛隊でも訓練中に亡くなる事故があるけれど、それくらいの訓練を積んでいることに感謝しかない。理性よりもその先の野生的な部分を引き出すにはあれくらいやらないとだめなのかもしれないと感心した。
優秀だからこそ、動けなかったというショックが大きかったのだろうか。
極限状態で仕事をするわけだから、どれだけ優秀な人でも周りとの信頼関係がきちんと構築されなければできることには限界もあるし恐れも出てくる。
チームでやるからこそ自分の限界以上のことができたりもするのだろう。
宇佐美の相手の心に土足でお邪魔するという言葉は、何もかもさらけ出して遠慮なく信頼し合える土壌を作れということなのだろう。
本当にこんな訓練を積んで救助活動をしてくれる人たちがいるということに驚くし、尊敬する。
その世界を泥臭く描いてくれていることが嬉しい。
ここまでシンプルに人間臭いと、スパルタとかそういうのは飛び越えて、人として応えたくなるし、人として信頼してしまうだろうね。そして横の結束も高まる。
宇佐美がそれを計算高くやっているのであれば、そこが透けて見えて、引いてしまう人もいるだろうけど、そうではないところが伝わってくるのが宇佐美らしさだし、演じている内野さんの演技力の見事さかな。
その宇佐美が沢井との過去の因縁に気が付きました。沢井もなんとなく気付きつつあるようです。互いがどう変化していくのかに注目です。
藤木さんが必要以上にジェンダーにこだわり自分を強く見せてきたのは、女であることで悔しい思いをしたことがたくさんあったからでしょう。隙を見せたらなめられる、そんな思いで同期でさえ遠ざけてきたのでしょう。でもその壁を無くして同期と手を取り合った時、越えられない壁を越えることができた。そんな瞬間が見られてとても感動しました。一見理不尽に見える訓練も一般人であるユウナに疑問を持たせることで理解を深めていく作りはすごくいいなと思いました。
女性であるということを過剰に意識するのは女性自身であるというケースも多い。藤木もそうだね。男としてとか女としてとか以前に、仲間としてという感覚を育てていくことが、藤木にとっても沢井にとっても訓練だったと言えそうです。
勇菜は今時の女子で、父親に反発し、理解できないを繰り返していますが、理解できないのはそれだけ平和に暮らせているから。
彼らの現場が普通じゃないというのはまったくその通りで、東日本大震災で自衛隊の踏ん張りを目の当たりにした身としては、純粋にありがたいし、応援したくなります。
個々の能力が高いのはもちろんとして、PJが出動する現場を想像したときに個々でなんとかならない可能性が高いのだろう。
だからこそ相手を信頼し、連携することでより行動に確実性と安全性を持たせる。
理不尽とも思える訓練の一々になるほどと思わせる理屈がちゃんとある。
藤木の女だからって配慮されたくないというのは自分から作った壁だ。
少しずつ心の距離を縮めて沢井と潜水課題をクリアするところは思わず応援した。
主任教官の土足で!には笑ったけれど、そこに加わっていなかった一人が心配になる。
急に恐怖が現実味を帯びたのだろうか。
ちょっとしたことがいろんなハラスメントになる今じゃこういう訓練も黒とは言わなくてもグレーではあるだろう。だから傍若無人に見える訓練にちゃんと意味を持たせないと見ている人はついてこない。難しい世の中だ。でもそんな訓練の中で沢井のようにちゃんと自分の思ったことを口にできる人がいて、上司がそれを聞ける環境は風通しが良いとも言えるだろう。それにしても若手からベテランまで体を張っている場面が多く見応えがある。尻窄みにならないことを祈っている。
颯爽とヘリから下りてくる宇佐美に心持っていかれた。
生と死のはざまで待っている時に、あんな風に下りてきたら神様みたいに見えるだろうな。
沢井が宇佐美に複雑な感情を寄せるのはわかる。
自分だけ助かった。
災害の時とかにも助かった人たちが抱く感情。
あの時の自分と父を助けたいから訓練でも暴走する。
まだ心は救われていなかったというべきか。
その心を見抜き、ちゃんと受け止めて勝負という場を設けて救おうとする宇佐美がすてきだ。
心を開いた沢井がメンバーの中でどういう風に変わっていくのか。
父の仕事場を見た宇佐美の娘が何を思うのか。
ちょっと楽しみにしている。
こんな死にたがりの隊員に助けられたいと思う人はいないよね。助けられる側は何があっても生き残るんだという強い信念と、鍛え抜かれた能力を信じているわけだから。宇佐美はひとりの隊員の心を助けた結果、そののちに多くの人が助けられるとわかっている。
その宇佐美だけど足の不調は何かのフラグなのかな。
いずれにしても自衛隊の協力を得た訓練風景や、宇佐美を演じる内野の迫力など、なかなか見ごたえがありそうなドラマです。