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脚本・ストーリー 3.2 /5.0(64.6%) | 738位 /1088件中 |
キャスト 3.9 /5.0(77.6%) | 604位 /1088件中 |
演出 3.1 /5.0(62.6%) | 783位 /1087件中 |
音楽 3.5 /5.0(70.8%) | 500位 /1088件中 |
感動 3.3 /5.0(65%) | 430位 /1083件中 |
笑い 2.7 /5.0(53%) | 627位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.9 /5.0(57.4%) | 727位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.2 /5.0(64.6%) | 738位 /1088件中 |
キャスト 3.9 /5.0(77.6%) | 604位 /1088件中 |
演出 3.1 /5.0(62.6%) | 783位 /1087件中 |
音楽 3.5 /5.0(70.8%) | 500位 /1088件中 |
感動 3.3 /5.0(65%) | 430位 /1083件中 |
笑い 2.7 /5.0(53%) | 627位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.9 /5.0(57.4%) | 727位 /1080件中 |
今までの振り返り要素の多い回だったけれど、技師長の息子と広瀬さんとのやり取りが微笑ましく楽しめた。振り返り場面を見ていても広瀬さんの何気ない一言から始まることがとても多かった気がするし、主人公へのアシストという意味だとNo.1だろうと思う。技師長の息子がてっきり技師になると言うのかと思いきや医者になると言ったのにはズッコケたし笑った。ずいぶんと技師長には似ずしっかりしてるなと思う。いつかシリーズに彼が医者役で出てくる日が来るのか。その時には親子の絡みもあるだろうし楽しみだ。
特別編として総編集のストーリーを流すのはなぜなんだろう。新たな発見もなければ感動も薄いし、見てなかった人にはいいけどちゃんと欠かさず見てた人には真新しさもない。技士長の息子さんは出てきてたけど、いろいろ知って結局医師目指すのかと突っ込みたくなりました。
映画に向けてのものだったのかもしれませんが、まだまだ先過ぎてもう少し映画公開が近づいてから放送すれば内容を思い出せて意味があってもっと楽しめた気がしました。何か少しもったいない。
録画で見たので良かったですが、リアルタイムで見てたらとてもじゃないけど最後まで見なかったと思います。
出たよ、特別編という名の総集編。もう見た見たっていうシーンの連続に辟易。まだされた自分が悪いんだね(笑)新たなシーンはまるで子供の社会科見学のよう。これで技師を志してくれる若者が増えるならそれはそれでいいけど、なんだかなーとしか思えない。技師長の息子の勉強が得意なら医者、それ以外なら技師って態度も気に入らない。なぜ今そのカーストを持ち出すのか?そして映画の入り口?小さな島での感染症に何故技師??ちょっと意味わからない。
特別編でしたが、まずは技師長の息子が随分と大人っぽくなったのにびっくりしました。内容はいわゆる総集編でしたが映画版へ向けての導入編でもある感じです。見どころは改めて広瀬がこのドラマのもうひとりのヒロインなんだなと認識させられるところでしょうか。このドラマで広瀬は問題提起とか解決のトリガーになっていて、彼女の発言がきっかけとなって物語が動き出すパターンがとても多くなっています。ただしそのせいか主人公が目立ちにくくなったのには賛否があると思います。
こういうのって誰か敵を作っておかないと盛り上がらないのかな?院長の経営面からの圧力は分からないでもないけれど、それで各科を仲悪くしてしまったら総合病院の良さってどこにあるのよと思ってしまう。経営にとって売り上げは大事だけど、それを全面に押し出していいところと悪いところがあるでしょう。病院の利益にならない病気は見ませんってところに未来はない。アマカス先生と五十嵐さんの恋愛はもはやこの先も進まない様子。映画までやる必要あるかね?
病院が経営難ならなぜラジハのメンバーを全員採用したのか。もちろんみんな優秀ではあるし、最初の広瀬たちしかいなかったときは少なすぎたと思うけど全員入れといてお金がないからその治療はダメ、その検査もダメは意味がわからない。
しかも灰島はいつもいいタイミングで現れて否定するだけして帰っていくけど、暇なのかな?最終的にはラジハメンバーの説得にほだされてたし、キャラ変わりすぎてて怖かった。
杏と唯織の関係性もまた中途半端な進み具合で盛り上がりもしない。映画化が決まってるからそちらに重要なシーンを持っていったのがバレバレな最終回で残念でした。
灰島の思いは分からなくもありません。そもそも競争原理とは淘汰の原理であって、医療の現場にはミスマッチなところがあります。それなのに競争力イコール進歩だと考える医療行政の在り方が、灰島のような拝金主義を生み出してしまいます。またとうとう五十嵐のことを思い出した杏ですが、それでも二人の恋愛はあまり進展しませんでした。杏が放射線医として自信を持ち、堂々と五十嵐に向き合えるようにならないと難しいのかも知れませんね。最終回とはいえ、この後に特別編と映画があるせいか、もうひとつ盛り上がりに欠けるラストでした。
杏ちゃん、とうとう思い出しましたね。自分との幼い頃の約束で、五十嵐君の人生を縛っていたのかもと思い大森先生の元へ走る姿から、甘春先生の中で五十嵐君が大切な存在だと分かる気がします。それは愛だの恋だのというものではないのかも知れないけれど。仕事をしている時のお互いが好き!なんて言っちゃうのもとっても素敵な関係に思えます。これからも支え合って高め合って仕事をするんだろうな、羨ましい関係性だなと思いました。
このドラマでは主役のはずの五十嵐さんはあまり主張することなくたんたんと仕事をこなすシーンが多くて面白い。癖のある同僚たちの中で流されずに仕事に集中。今回も大森先生のカテーテル術の助手として頑張ってました。二度妊娠して二度とも同じレベルの重い病気を背負って生まれるとはどんな因果なのか。また生まれても死んでしまうのではないかとどれだけ心配しながら妊娠を続けてきただろう。望んだ医療を受けられてよかった。でも訴えられることがある医療現場ではなかなか思う通りにはいかないだろうな。
灰島の言う通り、渚には"過去の自分の無念を晴らしたい"という感情もあったと思う。でもそれより今の自分にはできる技術があるのに前例がないというだけでやらせてもらえないのはおかしい。灰島が失敗することしか考えてないのが悲しかった。自分の病院の技師も医師も誰も信用してないみたいに見える。
鏑木の手のひら返しはいい意味で驚きました。確実に出来そうな案があるなら次期院長も蹴るし、杏が留学したいなら現場に戻ると言ったのはカッコ良かったです。
ラストでやっと唯織と杏に進展がありそうな展開が。付き合うとか恋愛要素はいいから、昔知り合いだったことは思い出してあげてほしいなと感じました。
大森先生のような医者が多ければ安心して治療を受けれるのになと思った。たとえ結果が悪くても信頼できるから。副院長の鏑木先生がなかなかカッコよかった。院長の圧に負けず、冷静な判断をしたこともだけれど、手術中に入って行って助言している姿は元々志のある医者だったことがうかがえたし、甘春先生が留学したいなら現場復帰しても良いと言う姿はとても素敵だった。幼馴染の一平君が出てきて甘春先生の記憶が戻るきっかけが…と思ったところで一平君が倒れてしまってそこまでは行かなかった。ただ入院するだろうから、次回は何かしら進展があるのだろうか。
コメディ寄りなのか医療系なのかどっちつかず。最後の回想の飛び蹴りは面白かった。自分が親なら妊娠中にカテ経験の豊富な病院への転院一択ですが…医学的には0点?なのでレインボーベビーを言いたかっただけのドラマなのかな?コメディ寄りとしたら中途半端ですね。新生児管理はみてて危なすぎてスリルはありましたが。カテしたくてきちんと内科管理をしなかったとしか思えない。
大森の姿勢は実にプロらしいと思います。プロだからこそ飽くなき技術や知識の向上、そしてベストを尽くそうとする。だからきっかけは過去の因縁かもしれませんが、灰島のように個人的感情だと切って捨てるのは違うと思います。灰島はいったい何を目指しているのですかね。経営と医療の質の両立は実際に大きな課題となっているわけですが、鏑木が下した判断こそ病院が果たすべき役割だと思います。またレインボーベイビーという表現を初めて知りましたが、素晴らしい表現ですね。
名前に福が入ってるから運がいいなんてことはなく、自分がしてきたことに対する報いは受けなくちゃいけないんだなと、同じようで同じではなかった田中と山田が印象的でした。田中は基礎技術もないのに新しいことに目がいってしまい、自分の足りないとこをまず補おうとはしない努力とは無縁みたいなタイプ。対して山田は常々最新情報を調べて持ち込んだりと目の前のことを一所懸命こなし、自分の足りないところを補えないなら逃げるのだけはやめようと周りが見えてるタイプ。不幸なのは変わらなくても根本が違えば、性格が違えば先の選択も変わってくる。耳の聞こえ辛さの原因もわかったし、人との関わりで運が開けたように感じました。山田の未来は明るそうだけど、田中の未来はどうなんだろうと思ってしまいました。
山田さんの仕事はいわゆるMRとかMSと呼ばれるものだと思うのですが、その丁寧な仕事ぶりは敏腕ではないのかも知れないけれど、信頼できるプロの仕事です。それに対して田中は未熟さを指摘されながらも、そこは反省しない。そもそもそこには雲泥の差があります。結果だけを追いがちな世の中では、二人は似た者に見えるかもしれませんが、経過の違いはどこかで差になる。そんなことを感じさせる内容でした。また大森が診ている謎の患者のことが少し明らかになりました。大森が協力を依頼するのはおそらく胎児に対するカテーテル手術でしょう。そんなことが可能なのか、更に注目です。
名前に「福」の文字が入っているのに幸福感の薄い二人。田中と山田の境遇は似ているようだけれど、努力して家庭を守って仕事内容にも誇りというか幸せを感じている山田からは田中ほどの軽々しさは感じない。そして田中もラジハが居心地良さそうに見える。たとえ小骨であっても意味はあるというのは確かで、盛り上がる二人は可愛らしさすら感じる。ずっといる場所や一緒にいる人の悪い所はすぐに見つかるけれど、良い所は意識しないと見えないし、あって当たり前になってしまう。別に大きなことが変わったわけじゃないけれど、見方が違うだけで大きく違って見えることもあるだろうと思う。
今回はアリスちゃんに寄せた回のようで良かったけれど、広瀬さんのセリフがまんまアリスちゃんの言葉のようで途中からちょっと辛かった。姉妹で売り出すってどうしても比較されてしまうから、妹の劣化版なんてひどい言葉ネットじゃうじゃうじゃ見るもんね。医療ものだから命が最優先なんだけど、みんな綺麗な人の方が好きでしょ?にはドキッとさせられた。ダイエットを白髪になるまでやめられない女子高生は綺麗とか細いとか若いに常に囚われている世の中の警鐘になればいいな。
最初はダンスが楽しくてその楽しさをいろんな人に伝えたいとかそういう理由でアイドルを目指す。でもオーディション会場に行けば自分より可愛い子、細い子、ダンスが上手い子が目につく。受からなければもっと可愛いくならなきゃ、痩せなきゃ、ダンスもうまくならなきゃと自分へのプレッシャーばかりが押し寄せる。家族に比較対象がいるならなおさら。思春期に叶えたいと思った夢のために過度のダイエットをするのは、最近では当たり前になってる。そんな中での事実を知ってほしいという乃愛の配信は誰かの心には刺さったはず。痩せたって体が自由に動かなきゃ何も楽しめない。若い子の痩せなきゃという固定概念が少しでも軽くなってほしいと感じました。
どうしても他人と比べることってあるし、ましてや年の近い兄弟や姉妹であればなおさら。周りから比べられるし、自分でも気にしてしまう。無理なダイエットはカラダだけじゃなくてココロも蝕んでしまう。大好きだったダンスが今は苦しそうに見える。他人と比べるなら、劣っているところじゃなくて優れているところを見なくちゃ、というのは第3者だから言えることで。ギリギリのところで先輩からの言葉がココロに届いて、大切な気持ちを取り戻せて良かった。
世の中の風潮としてもダイエットを賛美しすぎるのは良くないところがありますね。ラジエーションハウスメンバーの中で、ある意味で一番普通な広瀬だからこそ、乃愛を説得できたのでしょう。それは女性のダイエット志向が理性ではなく、感情に訴える部分が大きくて、だからこそ厄介だということでもあるのだと思います。乃愛を演じたのは吉川愛さんです。「古見さんはコミュ症です」でも好演していましたが、またまったく違った雰囲気で見事な芝居を見せてくれました。彼女の演技力が全体を引っ張ったと思います。
悠木さんにとって患者は症例であって仕事はルーティーンだったんだね。だから今回の病気はまたとない研修になったんじゃないかな。自分が得体の知れない痛みと闘って不安な時に心に沁みるのが他人の親切なんだよね。末期がんの青年と交流したことも症例のその先の人間の人生を考えるチャンスになったしその病気はプレゼントだったかもしれない。人生には無駄なものはないって聞いたことがある。ピンチはいくらだってチャンスになる。苦手だからと逃げてきたけどこれからは患者に寄り添える悠木さんになれると思う。
余命を区切られた時にどう考えるか。たとえそこまでではなくても、原因のわからない病気になった当事者の気持ちと周囲の人の気持ちが上手く描かれているなと思った。杏のお父さんやラーメンの若者のように前を向ける人ばかりではないけれど、受け止められる人、受け止められない人、そしてそれを支える人の対応もいろいろで、いろんな考えの人がいて良いと思う。ただ、時間は永遠に続くものではないから、そのことをどう頭の隅に置いておくか。とても考えさせられる題材だった。
常ににこにこしている人も心の中で何考えてるのかなと思ってしまうけど、常に真顔でこちらが愛想を良くしても返してくれなかったらそれだけで冷たい人という印象ができてしまう。それは信用にも結び付くこと。感情の見えない淡々とした人に自分のことを任せるのは怖い。
勉強勉強と言って自分の価値を高めることは凄いけど、今井の"もしその将来がなかったら?いつ死ぬかなんてわからない"という言葉が的確だなと感じました。だからやりたいことをやる。今井と正一の生き方の選択はカッコよかったし、それを受け入れて応援することを選んだ杏も素敵だと思いました。
脇役の今井くんがほとんど主役と言っても良いほどのインパクトを残しています。悠木にとって彼との出会いは人間として成長させてくれるものだったと思います。今井くんの言う通り、人がいつ死ぬかなんてわからないし、それはみんな一緒だと思います。そして鏑木先生はまたもファインプレーですね。一方、杏の父である正一もさすがです。ベテランの味というか、ひとりの医師の生き様として素晴らしい。それに比べて辻村は相変わらずダメ。近くにいたから自分の方が知っているなんていうのは、いろいろな意味で子どもじみた言い分です。知る知らないで決定できるのは知識分野だけ。なんとも残念な役回りです。
武藤が病院と辻村が悪者だという前提で調べているのが怖かった。もちろん過去の出来事からの恨み理解できるし、院長は隠蔽しようとしてたから病院や医師が信じられないのもわかる。でも間違っている可能性があると言われて検証もせず、そんなわけないというのは弁護士としてどうかと思った。辻村も訴訟を起こした患者さんのカルテを再度確認もせず、裁判に5年かかるのは負担だからとミスを認めてしまうのは浅はかだなと感じた。ラジエーションハウスがまだ病院の医師に信頼されてないような描写は何だか悲しいです。
訴訟を起こした患者さんが正しい検査結果を知ることができてよかったのに、院長が意味不明なこと言ってて、誰かこいつを殴ってくれと思いました。
武藤弁護士の一方的な言い分はともかく、やり方は弁護士として間違ってはいないし、特に悪辣というわけではないと思います。むしろ隠蔽体質の灰島院長に問題があるし、医療過誤に関する姿勢としても事実を突き止めようとする努力が足りません。辻村にしても患者のためにろくに検証もせず、自分が犠牲になる覚悟は正解とはいえません。誰かを救いたいと思うならば、まず基本となる事実を明らかにしないといけない。エビデンス流行の世の中ですが、証明には事実が必要です。事実が歪んでいればエビデンスが歪むし、その逆もまた起こります。
心根が優しく高い志を持った人物ほど、確たる自信がなければ相手を思って、あるかどうかわからない過失を認めてしまうということか。今回の件だと、骨粗鬆症からの骨盤骨折と診断した医者が誤診だし、もし追求するならその医者なのだと思うのだけれど。骨密度の検査に異常がないというデータがあって、なぜそれを院長がロックをかけたのか。なんだか腑に落ちないことがたくさんあるが、患者さんそのものがそっぽを向いてベッドで寝ていたので、患者さん本人が望んだことではなくて周り先行だったのかなと思った。
ついこの間ラジハのメンバーたちは再採用されたばかりなのに、成果が不十分だから退職者を決めろって、自分が採用を認めたこと忘れたのかな?
視聴者としてはもとのメンバーが揃ったのは嬉しいことだけど、正直そんなに何人もラジハにメンバー増やす予算あるの?と疑問に思ってたから、院長の無能さにはびっくりです。
でもメンバーが一人増えて多い気はする。何人かいなくなっても、そのストーリーがちゃんとしてれば納得できると思いました。院長が勢いで小野寺を解雇させなくてホッとしました。
病院の経営のことは全然分からないけど、放射線科って独自で儲けることなんてできるのかな?それこそ患者さんを診る診療科が必要だと判断しなきゃ放射線科の仕事はないよね?すっ飛ばしてレントゲンなんてありえないし、そこにもっと儲けろっておかしな話じゃない?ちまちま経費を節減したってたかが知れてる。で、人員削減ねー。確かにこれもまちまちなんだろうけど、技師の数は多いかも(笑)1人くらいリストラしたって業務には支障なさそうだしね。
人間ドッグって、てっきり母体病院とか提携病院とかがきっちりフォローしているものだとばかり思っていたし、実際今まで受けたドッグはそういうところで経過観察とか受けていた。だけど、ドッグ受診中に急変あった時など考えたこともなかったけれど、ドッグ専門みたいなところだと今回のドラマのようになりそうで怖い。実際にドッグの読影はレベルが少し低いということも聞くし、事実、見間違いで癌宣告受けたこともある。検診は大事。だけれど道具ではなく、それを使う人の能力の方が大事だと言うのには大いに同意である。能力・技術は一朝一夕には手に入れられない。それにかかるコストは当然削ってはいけない必要なコストだと思う。
病気の早期発見は患者のためにもなるし、病院側も潤うのならwin-win関係だから、帝光みたいな方法も悪くはないとは思います。でもだからと言って治療も満足にしてもらえない病院は病院じゃないし、処置しない医師は医師ではありません。まったく別ものですね。経費削減といえばリストラという手法が日本を疲弊させている元凶のひとつだと思います。灰島のようにどうもヒューマンリソースを軽く見過ぎです。それに対して、このシーズン2では鏑木先生が良いところで、良い仕事をしてくれますね。鏑木先生、最高です。
たまきのお母さんのお節介がお節介ではなく心配で仕方ないことの表れだったとわかったときは泣きそうになりました。素晴らしい3カ条。結婚にだってメリットはあるけど、今が幸せだからデメリットにしか目がいかないんだと感じました。ただ寝込んだりぎっくり腰なんかで動けなくなったときに不安になる。たまきもそれはわかっているとお母さんが理解してくれたことにほっこりしました。
家族の体調不良に検査をして何もなかったらお金目的かって発言には唖然としました。これで検査せずに数ヵ月後に何か見つかったらそれはそれで怒りそう。安心を買ったと思えない、家族が健康でよかったと思えないのは辛いなと感じました。
大腸がんって増えてるんだよね。だけどやっぱり検査は荷が重い。時間がないだけでなく私には度胸もない。患者の旦那が言ったような無駄な検査ではないとは思う。悪い病気が見つかったらいいとももちろん思わないけど、こんな苦痛を伴う検査をするほどなのか?とも思っちゃうのも事実。今回のガスを入れての画像診断ができるなんて知らなかった。ドラマの中でも言っていた通り、いろんな選択肢を患者が選んでできるようになるといいな。
40代って、なんかカラダの不調出てきたりして、一人で生きていくの不安になる瞬間があったりする。親からのプレッシャーもあるが、子どもを持つ夢も消えていく年代。それでも、自分が自分らしく居られる場所があるって素敵なことだし、幸せなことだなと思う。そういう姿を見ても認めてくれる親ばかりではないからたまきさんはラッキーだなとも思う。お母さんが書いた3つの条件が素敵すぎて、真剣に子どものこと心配して思っていることがわかって、うざいかもしれないけれど愛されて育ったんだなと思った。
「検査をして何も異常がなかった=無駄な検査だった」という発想が自分になかったので誠司の言い分にびっくり。何の病気もなく健康だということが分かっただけで十分意味のある検査なのに何言ってんだ?!と思ってたら、るり子さんがズバッと指摘してくれてスカッとしました。お節介だけどチャーミングで愛情溢れた素敵なお母様でしたね。手をつかずに転倒した時はヒヤっとしたけど、無事に退院出来て良かったです。
たまきの母親登場ですが、この母親が言うように女性の幸せが結婚だとは思いませんが、年をとってひとりが寂しいという感覚はわかる気がします。いずれにしても母親の価値観の中だけれども、娘を案じる気持ちに嘘はないなと感じました。また大腸検査ですが、確かに人間ドックなどでも敬遠しがちな項目ですね。女性は特に嫌がるかもしれません。それにしても成美の旦那の嫌味はクレーマーみたいで最低です。賢いつもりで検査医療が果たしている役割を理解していない。反撃したたまきの母親のグットジョブでした。
あんなに写真を加工してまでマッチングアプリしてたの軒下が、本当の顔を知られたとき好きでいてもらえるかと自分のことしか考えていなかったと反省してすみれのことを諦めた流れはとても良かったです。軒下のことを少し見直しましたので、すぐに別の女性とデートとかそういう展開がないことを祈ります(笑)
検査して治らないとわかったら怖いという心理はとてもよくわかる。軒下という存在があったから調べることができたというのも良かった。デート詐欺という言葉も出てたので、マッチングアプリでもいい出会いがあるんだなと思えました。
軒下さんの不器用さ、無理に笑った感じ、でも声から伝わる優しくて温かい感じがきっと彼女に伝わったんだな。普通にデートできたと喜ぶ彼女が痛々しい。彼女が見えるようになった時に起こるであろうことへの不安。周りの支えや後押しがナイス。そして病気が分かって、治った後の引き際が素敵。自分のことしか考えなかった自分ではなくて、ずっと支えてきて彼女のことを最優先にしていた幼馴染の彼の方がふさわしいと、軒下さんの顔がわからないことをいいことに、一切話さず幼馴染に目線で意思を伝える。最後の強がりまで一貫してとってもとってもカッコよかった。
軒下さんの恋、切なかったな。浜野さんと八嶋さんをキャスティングしたのはこの回のお話のためだったのか?ってぐらいぴったりな設定でしたね。彼女の目が治ったら、また素敵って言ってくれるだろうか。失望されるだろうか。名乗るべきか名乗らずにいるべきか相当悩んだんだと思います。顔が記憶できないというか判別できない人に素敵と持て囃されたのが軒下さんっていうのがちょっとモヤモヤするところではあったけど、名乗らずに夢へ後押しする言葉を寄せた軒下さんは紛れもなくイケメンでした。
軒下の活躍でひと一人の夢が守られました。珍しくちょっとだけ軒下が恰好良かったです。問題はすみれの失敗について、やる気の問題だと叱責するタイプの人たちです。やる気で何でも解決できるのなら世界はこんなんじゃない。他人を理解しようとする心が足りていない人こそが、いろいろなものをダメにしているのだと思います。それにしても五十嵐の観察力と連想力は素晴らしい。時間ばかりを競い、何事も拙速になっている現代社会では、彼のように先入観なくものを見て、違和感を放置せず、じっくり考えることも大切だと思います。
12歳の子どもの実際に置かれている現実が辛過ぎて。お父さんの期待を一身に背負って真面目に頑張る姿に余計辛くなった。薬が効かない、発作が頻発する状況で子どもに効かない薬を飲み続けるように言うのも辛いし、手術で歩けなくなるかもしれないというのもつらい。まして陸上のサラブレッドで将来を期待されているならなおさらのこと。でも、たとえ12歳の子どもであっても本人の意思は大事だと思った。歩けなくなるかもしれない手術を迷わず選択するほどに発作は恐ろしかった。てんかんは努力しても無理だという言葉が、苦しく怖い時間を一人耐えてきたことが見えるようで悲しかった。
アスリートの方で"自分の好きなスポーツを子供にもやってほしい"という人はそのスポーツに出会って両親が適度な距離感で応援してくれた人で、"させるつもりはない"と言葉にする人は両親がコーチだったり距離感が近すぎた人が多い気がしていたので、「息子の気持ちは自分がよくわかっている」なんて言ってた一郎には恐怖しか感じなかった。妹さんが思いきって本当のことを言ってくれて良かったと心から思いました。さらに息子の気持ちを何も理解できてなかったと知った一郎が謝るだけではなく、走太を抱きしめた演出も良かったです。
子供は親の所有物じゃないのについつい熱くなってしまうのは親のサガなのだろう。この親はよほど自分のDNAとコーチングに自信があるのか、絶対に勝てる的な押し売りがひどい。またそこに反抗することもまだ知らない純粋無垢な息子がいたら、そりゃブレーキはかからないだろう。でもこの親はてんかんって病気を甘く見過ぎでいないか?こんなにすぐ倒れているのにその痛みや思いには全く寄り添っていない。今はいいけど、陸上ができなくなった息子との今後の関わり方も気になった。
広瀬はチンパンジーと一緒にされて、さすがに可哀想かと思いましたが、それは見事な前フリで、しっかり後で意味が回収されていました。それにしてもMRIひとつにしてもいろいろな撮影法があるんですね。やはりスーパードクターはチーム医療に支えられているのだと実感します。走太くんの件ですが、やはり子どもは子どもとして扱うから、いつまでも子どもなのであって、ひとりの意思を持った人間として見れば、人として応えてくれるのだと思います。それに人生にはどうあれ選択肢がある方がいい。それは五十嵐の言う通りです。また杏と広瀬の恋模様にも変化が起こりそうです。
最後のセクハラと暴力に正直ドン引きでした。S1でもそういった描写があったから入れたのかもしれないけど、結局みんなでの食事もなくなって意味がわからなかったです。それに田中はまだ仲間じゃないみたいな雰囲気もあって嫌な感じだなと思いました。
全体的にS1を見てないとわからないことが多く、S1を見てたから良かったけど見てなかったり忘れてたら話を理解しにくい気がしました。
広瀬がみんなに戻ってきてくださいとわざわざ会いに行ったときは明確な理由で断っていたのに、五十嵐が戻ってきたら手のひら返したように戻ってきたのが少し引っ掛かりました。
現代医療は正確な確定診断によって、的確な治療をすることで成り立っています。検査医療こそが今の医療を支えているとも言えます。確かに病院経営の効率化は民間病院にとって死活問題です。しかし病院は社会インフラのひとつであり、その質を維持することは安全保障上の問題とも言えなくはありません。その意味でこのドラマはスーパードクターひとりがいれば良いという個人能力頼みとは違い、現代医療の本質をついていると思います。それにしても鏑木副院長が実に良い仕事をしました。大森の寝業師ぶりも流石です。手術の際に杏が下した判断も、自分の手技の速度を冷静に考えてのことであり、五十嵐だけでなく彼女も成長しているのが感じられました。シーズン2ということでキャラも馴染んでいるし、面白くて安定安心のドラマです。
わざわざお父さんにも会いに行って杏ちゃんの近況とか聞いていたのに、食事に誘ったのはデートじゃなかったの??女心を分かってないというよりは自分の恋心さえ気づいてないのか?なんかまだそこなの?とイライラした。技師長の不調の原因が分かってほんとに良かったけど、一般にもそういう見逃し以前の撮影不備があるのかと思うと怖くなる。レントゲンなんて写り方は一緒だと思ったけど技師の腕次第となると今後病院の選び方も変わってくるかもしれない。
経営はダメだったのよと言いながら人を動かすのが上手い元院長の大森先生と、何だかんだ悪口を言いながらも味方の鏑木副院長のおかげで、あの頃のメンバーが揃ったラジエーションハウス。そうそう、二人が周囲からしっかりと見守ってくれてるこの感じ!前作の雰囲気をくっきり思い出しました。技師長の認知症は自分でも脳のCTを撮ってて、もうダメなのかなと思ったら、五十嵐くんの本領発揮で救われましたね。治る病気で良かった!ヴァイオリンの宝生さんも後遺症が残らず復帰できて何より。逆に天才放射線技師がいてくれなかったら、全て本当の病気がわからなかったのでは?と心配になるけどね。