リバーサルオーケストラ

本宮の挑発にブチ切れて藤谷と一緒に殴りかかろうとするシーンが勇ましくて格好良かったです。シリアスなシーンだけど似た者夫婦感が出ていて微笑ましかった。藤谷が寝坊したことを嬉しそうに奏奈に暴露したり、何度もツーショット写真を撮影したり、藤谷と一緒だと姉御肌の頼もしさだけでなく無邪気で可愛らしい顔を覗かせるところも良かった。微笑みを浮かべて楽しそうに演奏する姿や、常葉の指揮を見つめる真剣な眼差しも素敵でした。

失恋した初音のもとに駆けつけるシーンが頼もしくて格好良かった！初音の影響で口調が時代劇みたいになっちゃってるのも可愛い。擬人化たまちゃんがコケちゃった時も真っ先に「どうしたの～？」って駆け寄ってあげてたし、面倒見が良くて姉御肌なところがホント素敵だし、このキャラがさっぱりサバサバした雰囲気の瀧内さんにめちゃくちゃ合ってると思います。

結婚報告ではしゃぐ姿、めちゃくちゃ可愛かったです。皆の前で藤谷と腕を組んだり「写真撮って良いよ」と結婚会見みたいにポーズ取ったり、見てるこちらまで笑顔になっちゃうくらい幸せいっぱいな姿が微笑ましかったです。藤谷の車の件で初音から電話をもらった時の対応も、口調や表情が身内のそれというか「奥さん」って感じが滲み出ていて良かったと思います。

オケメンバーに八つ当たりする初音にキレるシーン、よく通る声と鋭い口調に迫力があって、辛いシーンだけどググっと引き込まれてしまいました。６話を経てのこのやりとりだから余計に「これしかない」という言葉が刺さったし、言ってることも厳しいけど正論だし、プロとしてのプライドと覚悟が伝わってきて格好良かったです。動画メッセージの時にちょっと気まずくて照れくさそうというか、喧嘩した後の子供みたいに視線がキョロキョロしてる感じも可愛かった。初音の謝罪を受けてすぐに「こっちこそゴメン」と謝る姿もさっぱりした玲緒らしくて良かったです。

凡人だからと陰でひたすら練習に明け暮れる姿が格好良い。藤谷と中華屋で語り合うシーンも、チェロへの情熱や天才への嫉妬、劣等感など玲緒の飾らないストレートな言葉が胸に響いてきて見応えがありました。演奏会後、缶ジュースをめぐって藤谷とじゃれ合うシーンは、甘い雰囲気は皆無だけど、分かり合えた「同士」って感じでとても楽しそうで、恋愛に逃げてた時よりもずっとずっと可愛らしかったです。

かおりが登場すると白目剥いたりあからさまに敵意をむき出しにしたり、朝陽の母親に取り入ろうとしたり、うっとり朝陽のことを見つめてたり、相変わらず恋愛に対しては超アグレッシブだけど、たまに見せる憂いのある表情や無理して笑ってるような顔が気になる。いつも明るいから余計に陰のある雰囲気が印象に残りました。玲緒の席が空いた練習場は火が消えたように寂しくて、玉響になくてはならない存在なんだと再認識出来たのも良かったです。

演奏がノってきた時、これこれ！って顔で嬉しそうに頷くところがとても好きです。演奏を心から楽しんでみんなの音に耳を傾け感じるグルーヴをこちらに伝えてくれる感じがして、こちらまでウキウキした気持ちになります。

みどりの家庭の問題や初音のトラウマ、三島の不穏さなど結構モヤモヤすることが多かった4話だけど、玲緒さんの明るさとポジティブさに何度も救われました。「新しい香水つけてきたの～」ってご機嫌だったり、常葉に編曲頼む時も「何なら私も手伝うよ」ってアピールしてたり、恋に浮かれまくってる姿も可愛いし、主張オケのことやみどりの休団の件など、仲間の窮地には必ず手を差し伸べる頼もしい姿も格好良い。女子高生に「おばさん」呼ばわりされて「今なんつった？」って笑顔のままキレてる姿も玲緒さんらしくて面白かったです。

初音と一緒に藤谷のスカウトに向かったり、断られてもしつこく喰い下がって何とか引き受けてもらおうと頑張ったり、本番でも露出の多いドレスを着たり、常葉にアピールするために一生懸命な姿が可愛らしいです。「初音っちは客寄せパンダじゃない」と市長に憤るシーンや、色々あった庄司とも「蒼」呼びしてすっかり仲良くなっているなど、さっぱりサバサバした姉御っぷりも格好良かったです。

失恋して抜け殻みたいになってたのに、速攻で常葉に恋しちゃう変わり身の早さが面白い。乙女の顔になってて可愛かったし、いつまでも落ち込まずに先に進んでいく感じが、サバサバさっぱりした玲緒の性格を感じさせました。オケに不慣れな初音に色々教えてあげたり、文句言いつつも庄司のために動画撮影やオンラインレッスンの生徒集めに協力するなど、面倒見が良い姉御肌な一面が垣間見れたのも良かったと思います。