最愛

まったりした喋り方のせいか、聡明さやシャープさといったものが全く感じられず、「世界を変える～」に選ばれるような若手女社長という雰囲気ではなかった。それにどの衣装もあまり似合ってなくて、全体的にもっさりとしていて、イマイチ。

バラエティーで見せる天真爛漫さはまるでなく、最後までりおはりおでいてくれた。真面目で思いやりがあっていい子の、りおだからこそみんなが守りたいと思ったのだろう。大輝や優といる時だけ出る方言がかわいくて、これが方言女子か！とモテるの分かるわーと変なことを考えてしまった（笑）

同い年の連続テレビ小説某ヒロインよりは10代役出来てた。

わかっていく真実は暗いのに梨央は許可が降りたと終始笑顔でうまい対比になっていたと思います。
ずっと社長という立場はお飾りに見えていたけど、政信と話したときは社長に見えました。隣にいる人少しの態度や姿勢で変化を感じられるのは凄いと思いました。

ハマる役と似合わない役の落差が激しい女優さんという印象があるのですが、今回の梨央は本当に良かった。キリっとした社長の顔と大輝や優と方言で話す時の天真爛漫な笑顔、事件に葛藤する姿と、梨央の様々な表情をナチュラルな演技で見せてくれて、本当に真田梨央という女性が存在しているように感じるくらい役にハマっていたと思います。

母親だけど母親というには遠すぎる存在で壁もあって謎も多い。そんな母親に向ける絶妙な困った表情が秀逸だったと思います。母親としてではなく社長として守ったけど、そこに愛を感じないわけではないという悲しんだ表情も良かったです。

大輝とお酒を飲むシーン、楽しそうでしたね。吉高さんがって言うよりちゃんとりおちゃんのまま酔っていた。あんなにかわいくなるならもっと一緒に飲んでいたくなっちゃうでしょうね。大輝や優といる時に出る方言がかわいくて好き。

大輝とどぶろくを飲んでいる時の自然体な感じがとても良かったです。社長の顔とは違う天真爛漫で肩の力が抜けた笑顔が可愛くて、大輝とのやりとりもテンポが良くて息の合い具合や仲の良さが伝わってくるし、アドリブっぽい仕草も、それにすかさず突っ込む大輝も全部が微笑ましくて、辛くハラハラな展開を忘れてほっこり温かい気持ちにさせてもらえました。手をつながれた時のはにかんだような笑顔も可愛らしかったです。

一緒に飲もっと言ったり将来を考える人は大ちゃんしかおらんと言ったり、こんなときなのに可愛さを嫌な感じがせずに受け取れるのは凄いと思いました。橘の死を知って会社に着いたとき、"強くならんと"と言って表情がスッと変わったのも印象的でした。

吉高さんははっちゃけるタイプの人物よりこういう内に秘める役の方が断然いいと思う。グッと背筋も伸びてびっくりするほど美しい。もう会わないと決めた大ちゃんに会ってしまって逃げることもできずに佇んでいるりおがいじらしくて良かったです。

優に対して"お姉ちゃん"が出来ることが本当に幸せそうで心が暖かくなる気がします。宮崎に対して自分からさよならを告げた手前動くこともできず、でも目は行かないでと言っているのが印象的でした。お家で"だいちゃん"と笑う梨央は本当に幸せそうでした。

優の頭をワシャワシャしてじゃれ合ったり、寝顔を愛しそうに見つめたり、離れ離れだった時間を埋めるように楽しそうに優と過ごす姿がとても良かったです。辛い展開が多い姉弟だったから、ただ一緒にご飯を食べているだけでもほのぼの幸せそうで嬉しくなる。大輝や優と方言で話す時に表情が柔らかくなるところや無邪気な笑顔も、社長の仮面を外した素の姿という感じが出ていて良いと思います。

宮崎は刑事なのに"大ちゃん"として話す弱々しさを見てられなかった。加瀬に相手は刑事なんだと言われてわかってると言った弱い声、わかってないと言われて夢から覚めたようにハッとする表情など全てが梨央を表しててすごいなと感じました。

べたべたしたしゃべり方がどうも苦手。
お仕事系のドラマでは、気にならないんですけど、サスペンス系にこの人が出てくると、一気に現実に引き戻される。
高校生の役もやるんなら、体型絞って。
清野さんじゃなくて、学生のシーンこそ前髪作ってよ。
お母さんにしか見えなかったし、こういう役やるなら、話し方変える努力をして欲しい。
まだ、刑事か検事役に見えてしまうかもだけど、松下奈緒さんの方が良かった。
ドクターXで、この人コメディも出来る人だなと思った。
松下さんじゃなくてもいいけど、アバランチで北香那さんみて思ったけど、１回でもインパクト与えられる人にも、同じ人ばかり使わずに、主演やヒロインなどのチャンスをあげて欲しいですね。
日本沈没の奥さんいらないので、比嘉さんでも良かったです。

優くんのことを全力で守りたいって気持ちが溢れていて素晴らしい。りおの顔を見れば優くんのことがどれだけ大事な存在かが一目で分かる。もちろん不可抗力の事件だったけど、それに家族を巻き込んでしまった悲しみが深くて悲しい。

優の前では"お姉ちゃん"でいようとする姿が印象的でした。でも優から出てくる新たな出来事を上手く処理できてなくて、感情だけで動いてる、突っ走ってるという演技も梨央という一人の女性として見れて良かったです。

優の携帯の音源を聞いて覚悟はもうできてると思っていたから、突然泣き出して、でも涙を見せないように抱きついたのには驚きました。大ちゃんじゃなければ揺れなかった心を見せつけられているようで苦しかったです。

前回の優を思って号泣するシーンも良かったけど、4話の大輝とのシーンで見せたポロポロと漫画のように綺麗に流す涙もとても良かった。本当のことが言えないもどかしさや切なさ、弱さが伝わってきて胸が締め付けられるような感覚になりました。役にあまり合っていないかも…と思う時もあるけど、こういうふとした弱さを見せる演技や明るさの中に陰を滲ませるところは上手いなあって思います。

かっこいい音楽に合わせて高そうな服を着て風を切って歩く姿はとてもかっこよくて似合っているけど、田舎で甘ったれたような声で訛っていた姿やユウくんがいなくなって号泣する場面を見ているから余計に気を張って頑張ってるんだなといじらしくさえ見える。強さと弱さを出すのが絶妙でうまい。

ものすごく信頼して好きだったけど刑事になってしまった宮崎といるときと、加瀬さんといるときの声のトーンや仕草でリラックス感がまったく違うのがよくわかり、話しちゃってはいるけれどちゃんと一線引いているんだなと感じられました。

優のことで号泣するシーンがとても良かった。女優らしくポロポロと綺麗に泣くのではなく、顔をぐちゃぐちゃにして子供みたいに泣きじゃくる姿が印象的で、梨央にとって優がどれだけ大切な存在だったのか、優を不幸にしてしまったという後悔、もう会えないという寂しさや不安など、色んな思いが伝わってきてグッときました。

東京に来て慣れない環境で弱々しかった梨央が素を出して兄に強気に出た変化がとても良かったです。そしてあの日あったことを知った後の声を押し殺して泣き、動画について上手く優を誤魔化せてなかったけど笑顔を絶やさなかったシーンはとても印象的でした。

大輝のシャツに抹茶クリームをつけてしまった時の方言交じりの会話や過去のシーンは可愛らしさや素朴さがあって良かったけど、現代シーンの濃いめのメイクがあまり似合っていないのと、舌っ足らずで幼く感じる口調がミステリアスさの欠片も感じさせないところがイマイチです。本人の持ち味と役柄が全然合っていなくて、せっかく面白そうな脚本なのにちょっと勿体ないなと思ってしまいました。

どんなにお化粧バッチリで洗練されようとも、不意に出ちゃう方言がかわいすぎでドキッとします。高校生のりおちゃんが東京に来てからどんどん強くなっていく過程が丁寧に出ていて応援したくなります。社長というには若すぎるけどね。

役によっては好きな女優さんですが、こういう薄暗いミステリーに出ると全体が軽い感じになっちゃって雰囲気ぶち壊し。この役は合っていない。

田舎の子からのメイクした大人の女性への変化がとても素敵でした。
高校生役はちょっと違和感あったけど、怒るのも、笑顔も、真剣な姿も、泣いてるときの表情の変化もとても良かったです。

ミステリーには向いていないのになんでまたこの人がキャスティングされてるんだろう。。いつものあの舌っ足らずな幼稚な話し方じゃこの役は無理。他にもっといい女優さんいますよ。私生活ではどんな話し方でもいいけど女優という仕事をするならいい加減直さないと、、

高校生役に違和感ないのがすごい。天真爛漫で笑顔が可愛くて面倒見が良くて、寮の看板娘という説得力がありました。弟への接し方もすごく自然で愛情深くて、姉というより母親のような包容力があったのが良かったです。大輝との初々しくて少しもどかしい初恋の様子も微笑ましくて、全てがキラキラしているからこそ、事件後の葛藤や不安・恐怖がより色濃く感じられたところも良かったと思います。

高校生時代の回想？はちょっとやっぱり無理があるかなーって感じ。歳の離れた弟といる感じはもはやお母さんだったもんね。ただふわふわとした喋り方や声のトーン、ちょっと自信なさげというか甘えたような目線のやり方で若さが出ていた。うまいな。