『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』での芦田愛菜 (夏目響役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
芦田愛菜 (夏目響役) は 「2024年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
芦田さんの芝居はそう悪くはない。才媛らしく脚本の理解度が高いのはわかるし、演技もさすがにこなれている。気になるのはむしろ響というキャラ。もう社会人だし、そこそこ大人なのに、「思春期」とか「反抗期」とかの残滓を残した感じが、どうにも幼稚だし、すぐに感情的になるのにも、眉をひそめたくなります。家庭環境に恵まれていて、好きなバイオリンに集中できる状況で、父の言葉で自分の才能の限界を知ったからといって、父に強く当るのは見当違い。芸術に限らず、どんな世界でも一握りの天才以外はそこからが本当の勝負。それを早々にドロップアウトした人間が、たくさんの努力を重ねてその評価を得た父をなじるなんて、人としてどうかと思う。結局のところ響というキャラにまったく共感できない。
オケの皆に娘としてお礼を告げたり、俊平がドイツに行けるよう尽力したり、お父さんのために悩んで行動する一生懸命な姿が素敵だったな。ツンケン尖っていた時間がとても長かったので、穏やかですっきりした笑顔が沢山見られたのも嬉しかったし、俊平と仲良く朝ご飯を作る楽しそうな姿も微笑ましかったです。最後の最後に、コンマスと指揮者という形で親子共演する姿にも胸が熱くなりました。
お父さんとの2人きりの演奏シーン、とても良かったです。穏やかな笑顔や一音一音大切そうに愛しそうに演奏する姿、時折交わすアイコンタクトなど、言葉はなくても心が通じ合って頑なだった心が解けていくのが伝わってきてグッとくるものがありました。「おかえり、パパ」と声をかける時の晴れやかでちょっと幼さの残る笑顔も、2人が仲の良い親子に戻れたんだなって伝わってくる良い顔をしていて印象に残りました。
おばあちゃんちでオーケストラのみんなや家族での団欒の時俊平の言葉にいちいちチャチャを入れる響がかわいくなくて嫌だった。こういう団欒の空気を壊す子っているけど響は立派な社会人なわけで。その自覚がないというかお父さんのことになるとオンもオフもなくなるところが嫌いだ。
きらきら星変奏曲を演奏する天音を見守っている時の表情の変化がとても良かったです。「難しくて絶対に無理」と断言していた和音アレンジを弾き始めた時の目を見張った驚きの顔、そこから続く滑らかな演奏に徐々に泣きそうになっていく姿、コーチとして一番近くで天音の演奏を見てきて、どれだけ彼女が努力して必死に音楽と向き合ってきたのか、誰よりも理解していて、その情熱とひたむきさに胸がいっぱいになっている様子が伝わってきました。音楽でここまで心を揺さぶられる響を目の当たりにし、夏目との関係も少しずつ変わってきているし、過去を完全に乗り越えられる日も近いんじゃないかなって希望が持てたのも良かったです。
アマポーラを穏やかな笑みを浮かべて聴いている姿が良かった。「音楽は人の心を救うことが出来る」という言葉をまさに実感している様子で、演奏後すぐに天音の連絡先を調べるという流れに説得力が感じられました。音楽から距離を置いていた響が、音楽を愛する天音のために何かしてあげたいと行動を起こすまでになった、その内面の変化にグッときてしまいました。
富子のために思い出の曲を探し続けたり、その曲について父親に相談しようとしたり、少しずつ音楽や家族への気持ちや関わり方が変化している様子が感じられたのが良かったです。ツンケンしてるのをずっと見てるのはしんどかったので、表情が柔らかくなって笑顔が増えたのも嬉しい。大輝と一緒に曲を聴く楽しそうな姿や、富子の鼻歌と原曲のあまりの違いに顔を見合わせて笑い合うところも、ほのぼのと微笑ましくて可愛らしかったです。
言動も行動も10代の子供みたいだけど、口は達者なのに「思春期」って言われても反論出来ないあたり、自分の幼さを自覚してる部分もあるのかなって感じられて、響自身この葛藤や苛立ちにどう対処すれば良いのか分からなくてキャパオーバーになってるんだろうなと伝わってきたのが良かった。小痴楽さんに会った時のキラキラした笑顔や、握手した手をじっと見つめて「死んでも良い~」って悶えている姿がオタク全開でとても可愛らしくて、本来の響ってこういう子なんだろうなと感じられたのも良かったと思います。
ちょっと社会人にしては言動が幼いかなと思います。まぁ今の子はみんな幼いから等身大ってところなのかな。お父さんへの態度は弟が呆れるほどの反抗期って設定なら合ってるでしょ。離れていた分の全部の思いをぶつけていると思えばあんなもんかって感じです。
5年間抱き続けてきた葛藤やモヤモヤが、突然の父との再会でどう処理すれば良いのか自分でも分からなくなって、苛立って迷子になっている感じが伝わってくる演技がとても良いと思います。言語化するのが難しい響の複雑な心の内を目の動きやちょっとした表情の変化で丁寧に表現しているのもさすが。ヴァイオリン演奏している時の無駄の一切ない動きや美しい立ち姿も絵になり、天音が「格好良すぎる!」と大興奮する説得力がありました。
自分に対する苛立ちだったり葛藤だったり、そういったものを拗らせてる感じが上手いと思う。最後の演奏のシーン。ヴァイオリンを久しぶりに持ったらしっくりと、という感じが上手く出ていたと思う。弾き始めはもう少し探り探りの方がよりリアルだったかなというのは欲張り過ぎかな?
不貞腐れている大輝にイラっとしていたので「練習すれば良いんじゃないですか」ってビシっと指摘してくれてスカッとしました。響自身がプロ並みの実力だったようだし「出来ないなら出来るまで練習するのが当たり前」という考え方然り、そうやって真摯に音楽と向き合ってきたであろう響の過去を彷彿とさせるところも良かったです。ラストの演奏シーンも運指や指の振動、構え、身体の揺れなど実際に演奏しているかと錯覚するくらい見事で見応えがありました。
色々あったとはいえ、20歳の社会人にしては父親への態度が幼すぎる気がしたけど、5年前から時間が止まっているという台詞もあったし、父親や音楽への気持ちは15歳の頃のままなのかなって思うとあの演技で正解なのかなと思います。スコアを見ている時にふいに浮かんだ穏やかな笑みや、羽野の演奏を聴いている時の目を閉じて心地よさそうな表情、スコアを勝手に処分する上司を「乱暴に扱わないで」と必死に止める姿など、随所でいまも残る音楽への愛が感じられたのも良かったです。
演技は上手だと思うんだけど、役が良くない。この役は中学生の反抗期のよう、まなちゃんももう大人だし大人の魅力を感じる役を演じてほしかった。まなちゃんの魅力が半減している。ちょっと残念。
古い話で申し訳ないがMOTHERで天才子役だと思ったマナちゃん。それから随分経ってのドラマだからこちらも気合が入りすぎてしまったのか普通の女の子で拍子抜け。普通に反抗期。これから盛り上がるのかなー。マナちゃんじゃなくてもよかったんじゃない?って思ってしまった。
父親を前にした時のピリピリした空気感や険しい表情が、二人の関係の複雑さや溝の深さを物語っていて、遅く来た反抗期みたいに見えないところが良かったです。落語について語る時のテンションの高さやキラキラした笑顔、早口気味な口調が良い感じにオタクっぽくて、ツンケンした普段の姿とギャップがあったのも親近感が湧いて良かったと思います。
芦田さんの芝居はそう悪くはない。才媛らしく脚本の理解度が高いのはわかるし、演技もさすがにこなれている。気になるのはむしろ響というキャラ。もう社会人だし、そこそこ大人なのに、「思春期」とか「反抗期」とかの残滓を残した感じが、どうにも幼稚だし、すぐに感情的になるのにも、眉をひそめたくなります。家庭環境に恵まれていて、好きなバイオリンに集中できる状況で、父の言葉で自分の才能の限界を知ったからといって、父に強く当るのは見当違い。芸術に限らず、どんな世界でも一握りの天才以外はそこからが本当の勝負。それを早々にドロップアウトした人間が、たくさんの努力を重ねてその評価を得た父をなじるなんて、人としてどうかと思う。結局のところ響というキャラにまったく共感できない。
オケの皆に娘としてお礼を告げたり、俊平がドイツに行けるよう尽力したり、お父さんのために悩んで行動する一生懸命な姿が素敵だったな。ツンケン尖っていた時間がとても長かったので、穏やかですっきりした笑顔が沢山見られたのも嬉しかったし、俊平と仲良く朝ご飯を作る楽しそうな姿も微笑ましかったです。最後の最後に、コンマスと指揮者という形で親子共演する姿にも胸が熱くなりました。
お父さんとの2人きりの演奏シーン、とても良かったです。穏やかな笑顔や一音一音大切そうに愛しそうに演奏する姿、時折交わすアイコンタクトなど、言葉はなくても心が通じ合って頑なだった心が解けていくのが伝わってきてグッとくるものがありました。「おかえり、パパ」と声をかける時の晴れやかでちょっと幼さの残る笑顔も、2人が仲の良い親子に戻れたんだなって伝わってくる良い顔をしていて印象に残りました。
おばあちゃんちでオーケストラのみんなや家族での団欒の時俊平の言葉にいちいちチャチャを入れる響がかわいくなくて嫌だった。こういう団欒の空気を壊す子っているけど響は立派な社会人なわけで。その自覚がないというかお父さんのことになるとオンもオフもなくなるところが嫌いだ。
きらきら星変奏曲を演奏する天音を見守っている時の表情の変化がとても良かったです。「難しくて絶対に無理」と断言していた和音アレンジを弾き始めた時の目を見張った驚きの顔、そこから続く滑らかな演奏に徐々に泣きそうになっていく姿、コーチとして一番近くで天音の演奏を見てきて、どれだけ彼女が努力して必死に音楽と向き合ってきたのか、誰よりも理解していて、その情熱とひたむきさに胸がいっぱいになっている様子が伝わってきました。音楽でここまで心を揺さぶられる響を目の当たりにし、夏目との関係も少しずつ変わってきているし、過去を完全に乗り越えられる日も近いんじゃないかなって希望が持てたのも良かったです。
アマポーラを穏やかな笑みを浮かべて聴いている姿が良かった。「音楽は人の心を救うことが出来る」という言葉をまさに実感している様子で、演奏後すぐに天音の連絡先を調べるという流れに説得力が感じられました。音楽から距離を置いていた響が、音楽を愛する天音のために何かしてあげたいと行動を起こすまでになった、その内面の変化にグッときてしまいました。
富子のために思い出の曲を探し続けたり、その曲について父親に相談しようとしたり、少しずつ音楽や家族への気持ちや関わり方が変化している様子が感じられたのが良かったです。ツンケンしてるのをずっと見てるのはしんどかったので、表情が柔らかくなって笑顔が増えたのも嬉しい。大輝と一緒に曲を聴く楽しそうな姿や、富子の鼻歌と原曲のあまりの違いに顔を見合わせて笑い合うところも、ほのぼのと微笑ましくて可愛らしかったです。
言動も行動も10代の子供みたいだけど、口は達者なのに「思春期」って言われても反論出来ないあたり、自分の幼さを自覚してる部分もあるのかなって感じられて、響自身この葛藤や苛立ちにどう対処すれば良いのか分からなくてキャパオーバーになってるんだろうなと伝わってきたのが良かった。小痴楽さんに会った時のキラキラした笑顔や、握手した手をじっと見つめて「死んでも良い~」って悶えている姿がオタク全開でとても可愛らしくて、本来の響ってこういう子なんだろうなと感じられたのも良かったと思います。
ちょっと社会人にしては言動が幼いかなと思います。まぁ今の子はみんな幼いから等身大ってところなのかな。お父さんへの態度は弟が呆れるほどの反抗期って設定なら合ってるでしょ。離れていた分の全部の思いをぶつけていると思えばあんなもんかって感じです。
5年間抱き続けてきた葛藤やモヤモヤが、突然の父との再会でどう処理すれば良いのか自分でも分からなくなって、苛立って迷子になっている感じが伝わってくる演技がとても良いと思います。言語化するのが難しい響の複雑な心の内を目の動きやちょっとした表情の変化で丁寧に表現しているのもさすが。ヴァイオリン演奏している時の無駄の一切ない動きや美しい立ち姿も絵になり、天音が「格好良すぎる!」と大興奮する説得力がありました。
自分に対する苛立ちだったり葛藤だったり、そういったものを拗らせてる感じが上手いと思う。最後の演奏のシーン。ヴァイオリンを久しぶりに持ったらしっくりと、という感じが上手く出ていたと思う。弾き始めはもう少し探り探りの方がよりリアルだったかなというのは欲張り過ぎかな?
不貞腐れている大輝にイラっとしていたので「練習すれば良いんじゃないですか」ってビシっと指摘してくれてスカッとしました。響自身がプロ並みの実力だったようだし「出来ないなら出来るまで練習するのが当たり前」という考え方然り、そうやって真摯に音楽と向き合ってきたであろう響の過去を彷彿とさせるところも良かったです。ラストの演奏シーンも運指や指の振動、構え、身体の揺れなど実際に演奏しているかと錯覚するくらい見事で見応えがありました。
色々あったとはいえ、20歳の社会人にしては父親への態度が幼すぎる気がしたけど、5年前から時間が止まっているという台詞もあったし、父親や音楽への気持ちは15歳の頃のままなのかなって思うとあの演技で正解なのかなと思います。スコアを見ている時にふいに浮かんだ穏やかな笑みや、羽野の演奏を聴いている時の目を閉じて心地よさそうな表情、スコアを勝手に処分する上司を「乱暴に扱わないで」と必死に止める姿など、随所でいまも残る音楽への愛が感じられたのも良かったです。
演技は上手だと思うんだけど、役が良くない。この役は中学生の反抗期のよう、まなちゃんももう大人だし大人の魅力を感じる役を演じてほしかった。まなちゃんの魅力が半減している。ちょっと残念。
古い話で申し訳ないがMOTHERで天才子役だと思ったマナちゃん。それから随分経ってのドラマだからこちらも気合が入りすぎてしまったのか普通の女の子で拍子抜け。普通に反抗期。これから盛り上がるのかなー。マナちゃんじゃなくてもよかったんじゃない?って思ってしまった。
父親を前にした時のピリピリした空気感や険しい表情が、二人の関係の複雑さや溝の深さを物語っていて、遅く来た反抗期みたいに見えないところが良かったです。落語について語る時のテンションの高さやキラキラした笑顔、早口気味な口調が良い感じにオタクっぽくて、ツンケンした普段の姿とギャップがあったのも親近感が湧いて良かったと思います。