『unknown』での田中圭 (朝田虎松役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
田中圭 (朝田虎松役) は 「2023年4月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
晩餐会で加賀美と対峙するシーン、加賀美に怒りを爆発させつつ、それを制するこころのために必死に感情を抑える姿が印象的でした。顔を真っ赤にして呼吸も荒く、目を潤ませて何度も瞬きを繰り返すところがすごくリアルで、燃え滾るような激しい怒りと、話し合いを望むこころのために何とか理性を保とうとする深い愛が感じられて見応えがありました。いつも優しい虎松が泣き崩れた梅ばあに駆け寄らないところも、彼の怒りの強さが感じられて良かったです。
最後まで変な甘ったるさがあり、ご自身自体コメディにしていいのかシリアスにしなきゃいけないのかの判断がつかないまま演じていたような気がします。今から殺しに行くと言っている加賀美との会食も、この人じゃ守れないだろうなと思ってしまいました。
田中さんらしい力のこもった熱演はさすがだと思います。笑わせるシーンでの力の抜き方もうまい。でも前にもこういう芝居を見たなという既視感がある。もちろん求められているタイプが似ていたりして、必ずしも毎度毎度違う芝居をしなければならないわけではないけれど、彼の場合、ちょっと既視感が多いかな。特に感じるのは大声を上げたり怒鳴ったりするシーンが多い事。たとえば椿とこころの仲の良さに嫉妬するシーンなどは、いつも声を少し荒げるけど、時期や程度によって低い声で制するとか、一見優し気にしながら強く諭すとか、いろいろ変化がつけられたのではと思います。
屋上に落ちていた世々塚の帽子を手にした時の泣き出しそうな顔や、捜査会議での憔悴しきった表情、こころに世々塚の死を報告する時の声の詰まりや瞬きの多さなど、表情や声音だけで大切な人を失った辛さや悔しさがしっかり伝わってくる演技がとても良かった。絶叫するよりも、より強く、リアルに虎松の感情が伝わってきた気がします。「よよさんが吸血鬼でも人間でもどっちでも良かった」という言葉も口先だけには聞こえない深みがあり、相手のすべてを受け入れる虎松の大きさが感じられ、「吸血鬼」という種族だけで差別して排除する加賀美と良い対比になっていたと思います。
回を追うごとに演技派個性派の俳優さん達のそれぞれのキャラが立ってきて、そんな中特別主張するでもなく虎松を生きる彼に、改めて懐の深い役者さんだなと思います。 毎回彼と共演している俳優さんの魅力にきづかされる。
一条の遺体と対面するシーンと手紙を読むシーン、泣く場面が2度ありましたが、どちらも見応えがあって凄かったです。強い怒りや憎しみはもちろんだけど、優しくて良いお父さんだった思い出もあってどうしても憎み切れない複雑な思いも伝わってきて、持て余した感情を全て吐き出すような泣き方にグッと引き込まれました。加賀美との会話の中でさりげなく発した「なんそれ」という返しがこころの言い方そっくりなのも良かった。一緒のシーンは少なかったけど、そういう細かな演技で二人の仲の良さや夫婦らしさをちゃんと感じさせるところがさすがだなと思いました。
父親が生きていると怯えて取り乱したり、それをこころに言えず一人で背負いこんで追い詰められていく姿、こころとの喧嘩シーンなどのシリアスさと、トリプルデートでの嫉妬全開な可愛らしさやコミカルな演技、同じドラマか?ってくらい芝居の振り幅が凄いけど、ちゃんと一人の人物として成立させてるのがさすがだなと思います。特に車の中でこころに冷たく当たられるシーンは、受け芝居の上手さが際立っていました。結婚式当日、世々塚に「親父~」と抱きつくシーンも二人の20年の深い絆と信頼関係が感じられてとても良かったと思います。
加賀美とのやりとりが面白い。嫉妬してめちゃくちゃ怒ってるのに、飄々とした加賀美のペースに巻き込まれたり、謎にハイテンションな加賀美に怯えて拍子抜けしたり、海造とのシーンでも思ったけど、相手に振り回される芝居がとても上手いし似合いますね。ラスト、父親を見かけた時の瞳孔が開いた驚きや恐怖が入り混じったような表情も印象的でした。
虎ちゃんの号泣シーンにグッときました。今まで背負ってきたものをもう1人で背負わなくてもいいんだと思ったら涙が止まりませんよね。一生理解されることはないと思っていた自分のことを一生懸命親に説得するこころに感動しての涙。ずっと流してなかった過去の分までって感じで虎ちゃんの心が溶けていく瞬間を見た気がしました。
こころの実家で号泣するシーン、良かったなあ。こころの深い愛に触れて、彼女を失うかもしれないと恐れていた不安や葛藤が浄化されていく様が伝わってきて胸が熱くなりました。嗚咽が漏れないように口元を抑えたり、力が抜けて座り込んでしまったり、顔をぐしゃぐしゃに崩していたり、ただ涙を流すだけではなく身体全体を使って泣いてる感じもリアルで良かったです。
3話は珍しくキスシーンが無かったけど、無事だったこころを見て心底ホッとした様子で力強く抱き締めたり、うたた寝するこころに肩を貸したり、愛しげに頭を撫でたり、仕草や声音の変化だけでこころを大切に想う気持ちが十分伝わってきてとても良かったです。寝ているこころに秘密を打ち明けるシーンや、その後一人で子供のように泣きじゃくる姿も、表情や絞り出すような弱々しい声が本当に辛そうで苦しそうで、台詞は必要最低限だったけど虎松が抱える葛藤や複雑な思いが伝わってきてグッときました。
こころの実家でいちいち驚いちゃうところにこころが人の実家をお化け屋敷みたいに言わないでというセリフがピッタリ来てすごく面白かったです。でもご家族に嫌われたら文字通り食べられちゃうかも!と思ったら当然ですよね。びびりでも頑張ってるところに惹かれます。
責められたり怒鳴られたり謝ってばかりの虎松だけど、こういう受けの芝居がすごく上手いしハマりますね。情けない姿が多いけど、公務執行妨害で強引にこころを連れ出したり、こころを傷つけたことを真剣に謝って吸血鬼について知ろうと努力したり、男らしく誠実な一面が垣間見れるところもギャップがあって魅力に感じます。フラッシュバックが起こった時の荒い呼吸や辛く苦しそうな表情も印象的で、どんな壮絶な過去があるんだろうかと好奇心を搔き立てられます。
どっかで見たような気がしないでもないけど、皆から慕われる気さくで世話好きなキャラがよく似合ってます。酔っ払い演技や肩に蜘蛛が乗ってた時の大騒ぎっぷりなど三枚目なコミカル演技も上手いし、たまに見せる陰のある表情も虎松の壮絶な過去を彷彿とさせて印象に残ります。プロポーズシーンの何とも言えない空気感や高畑さんとの会話の間もリアルで見応えありました。
田中圭さんが持つ人懐っこい笑顔は虎松さんのキャラには重要でしっかりとハマっていると思いました。お人好しすぎるキャラとしっかり体が出来上がっているので警察官としての防御力もアップ(笑)ちらっと見せる頼もしい感じにドキッとします。
晩餐会で加賀美と対峙するシーン、加賀美に怒りを爆発させつつ、それを制するこころのために必死に感情を抑える姿が印象的でした。顔を真っ赤にして呼吸も荒く、目を潤ませて何度も瞬きを繰り返すところがすごくリアルで、燃え滾るような激しい怒りと、話し合いを望むこころのために何とか理性を保とうとする深い愛が感じられて見応えがありました。いつも優しい虎松が泣き崩れた梅ばあに駆け寄らないところも、彼の怒りの強さが感じられて良かったです。
最後まで変な甘ったるさがあり、ご自身自体コメディにしていいのかシリアスにしなきゃいけないのかの判断がつかないまま演じていたような気がします。今から殺しに行くと言っている加賀美との会食も、この人じゃ守れないだろうなと思ってしまいました。
田中さんらしい力のこもった熱演はさすがだと思います。笑わせるシーンでの力の抜き方もうまい。でも前にもこういう芝居を見たなという既視感がある。もちろん求められているタイプが似ていたりして、必ずしも毎度毎度違う芝居をしなければならないわけではないけれど、彼の場合、ちょっと既視感が多いかな。特に感じるのは大声を上げたり怒鳴ったりするシーンが多い事。たとえば椿とこころの仲の良さに嫉妬するシーンなどは、いつも声を少し荒げるけど、時期や程度によって低い声で制するとか、一見優し気にしながら強く諭すとか、いろいろ変化がつけられたのではと思います。
屋上に落ちていた世々塚の帽子を手にした時の泣き出しそうな顔や、捜査会議での憔悴しきった表情、こころに世々塚の死を報告する時の声の詰まりや瞬きの多さなど、表情や声音だけで大切な人を失った辛さや悔しさがしっかり伝わってくる演技がとても良かった。絶叫するよりも、より強く、リアルに虎松の感情が伝わってきた気がします。「よよさんが吸血鬼でも人間でもどっちでも良かった」という言葉も口先だけには聞こえない深みがあり、相手のすべてを受け入れる虎松の大きさが感じられ、「吸血鬼」という種族だけで差別して排除する加賀美と良い対比になっていたと思います。
回を追うごとに演技派個性派の俳優さん達のそれぞれのキャラが立ってきて、そんな中特別主張するでもなく虎松を生きる彼に、改めて懐の深い役者さんだなと思います。
毎回彼と共演している俳優さんの魅力にきづかされる。
一条の遺体と対面するシーンと手紙を読むシーン、泣く場面が2度ありましたが、どちらも見応えがあって凄かったです。強い怒りや憎しみはもちろんだけど、優しくて良いお父さんだった思い出もあってどうしても憎み切れない複雑な思いも伝わってきて、持て余した感情を全て吐き出すような泣き方にグッと引き込まれました。加賀美との会話の中でさりげなく発した「なんそれ」という返しがこころの言い方そっくりなのも良かった。一緒のシーンは少なかったけど、そういう細かな演技で二人の仲の良さや夫婦らしさをちゃんと感じさせるところがさすがだなと思いました。
父親が生きていると怯えて取り乱したり、それをこころに言えず一人で背負いこんで追い詰められていく姿、こころとの喧嘩シーンなどのシリアスさと、トリプルデートでの嫉妬全開な可愛らしさやコミカルな演技、同じドラマか?ってくらい芝居の振り幅が凄いけど、ちゃんと一人の人物として成立させてるのがさすがだなと思います。特に車の中でこころに冷たく当たられるシーンは、受け芝居の上手さが際立っていました。結婚式当日、世々塚に「親父~」と抱きつくシーンも二人の20年の深い絆と信頼関係が感じられてとても良かったと思います。
加賀美とのやりとりが面白い。嫉妬してめちゃくちゃ怒ってるのに、飄々とした加賀美のペースに巻き込まれたり、謎にハイテンションな加賀美に怯えて拍子抜けしたり、海造とのシーンでも思ったけど、相手に振り回される芝居がとても上手いし似合いますね。ラスト、父親を見かけた時の瞳孔が開いた驚きや恐怖が入り混じったような表情も印象的でした。
虎ちゃんの号泣シーンにグッときました。今まで背負ってきたものをもう1人で背負わなくてもいいんだと思ったら涙が止まりませんよね。一生理解されることはないと思っていた自分のことを一生懸命親に説得するこころに感動しての涙。ずっと流してなかった過去の分までって感じで虎ちゃんの心が溶けていく瞬間を見た気がしました。
こころの実家で号泣するシーン、良かったなあ。こころの深い愛に触れて、彼女を失うかもしれないと恐れていた不安や葛藤が浄化されていく様が伝わってきて胸が熱くなりました。嗚咽が漏れないように口元を抑えたり、力が抜けて座り込んでしまったり、顔をぐしゃぐしゃに崩していたり、ただ涙を流すだけではなく身体全体を使って泣いてる感じもリアルで良かったです。
3話は珍しくキスシーンが無かったけど、無事だったこころを見て心底ホッとした様子で力強く抱き締めたり、うたた寝するこころに肩を貸したり、愛しげに頭を撫でたり、仕草や声音の変化だけでこころを大切に想う気持ちが十分伝わってきてとても良かったです。寝ているこころに秘密を打ち明けるシーンや、その後一人で子供のように泣きじゃくる姿も、表情や絞り出すような弱々しい声が本当に辛そうで苦しそうで、台詞は必要最低限だったけど虎松が抱える葛藤や複雑な思いが伝わってきてグッときました。
こころの実家でいちいち驚いちゃうところにこころが人の実家をお化け屋敷みたいに言わないでというセリフがピッタリ来てすごく面白かったです。でもご家族に嫌われたら文字通り食べられちゃうかも!と思ったら当然ですよね。びびりでも頑張ってるところに惹かれます。
責められたり怒鳴られたり謝ってばかりの虎松だけど、こういう受けの芝居がすごく上手いしハマりますね。情けない姿が多いけど、公務執行妨害で強引にこころを連れ出したり、こころを傷つけたことを真剣に謝って吸血鬼について知ろうと努力したり、男らしく誠実な一面が垣間見れるところもギャップがあって魅力に感じます。フラッシュバックが起こった時の荒い呼吸や辛く苦しそうな表情も印象的で、どんな壮絶な過去があるんだろうかと好奇心を搔き立てられます。
どっかで見たような気がしないでもないけど、皆から慕われる気さくで世話好きなキャラがよく似合ってます。酔っ払い演技や肩に蜘蛛が乗ってた時の大騒ぎっぷりなど三枚目なコミカル演技も上手いし、たまに見せる陰のある表情も虎松の壮絶な過去を彷彿とさせて印象に残ります。プロポーズシーンの何とも言えない空気感や高畑さんとの会話の間もリアルで見応えありました。
田中圭さんが持つ人懐っこい笑顔は虎松さんのキャラには重要でしっかりとハマっていると思いました。お人好しすぎるキャラとしっかり体が出来上がっているので警察官としての防御力もアップ(笑)ちらっと見せる頼もしい感じにドキッとします。