プラージュ～訳ありばかりのシェアハウス～

テーマが重いのは知っていたので、見始めるまであまり興味がわいていなかったが、いざ見てみるとスピード感もよく星野源の演技が程よく軽く、見終わってから嫌な感じは残らなかった。途中のダークな演出にはWOWOWらしいなと思った。

美羽ちゃんの救出までのハラハラ感や彰さんの意外すぎるカミングアウトなど、どんどん話が展開していき、テンポもよく、見ていて飽きません。
目を覆いたくなるような、リアルな暴力的なシーンもたくさんありますが、ついつい見入ってしまいました。

最後には、深刻な問題をかかえているプラージュの住人がそれぞれの道を進むことができて、ホッとしました。石田ゆり子さんの作る料理が美味しそうです。この先みんなどう生きていくのか、続編もぜひ見てみたいと思いました。

1話はコミカルさもあって楽しかったのですが、2話以降、ドラマ全体のテンポが悪くなって1話ほど面白いと感じなくなりました。シェアハウスの住人一人ずつにスポットを当てていくせいだと思うのですが、どうしてもダークな内容になっていくし、演出のせいなのか、犯罪者に同情的な内容に感じることもあって、それもどうかと思います。

星野源さんをはじめ、キャストが芸達者な方ばかりなので見ごたえがあります。シリアスっぽさとコミカルさとミステリアスな雰囲気が合わさった独特の世界感が新鮮で面白く、ダレずに1時間観られます。またキャストの心の声とかナレーションに頼らず、演者の表情などで「この人、何かあるのかな」と興味を抱かせる演出が良いです。

星野源さんと石田ゆり子さんの共演なので、かなり期待していたのですが、想像と違ってダークな感じが強いドラマだったので、ちょっと期待外れです。他にも豪華な出演者が多いので、それぞれの方の良さが出るようなストーリー展開のものが見たいです。

暗いのか緩いのかよく分からない空気のドラマだった。星野源が、かなりムカつくキャラを好演している。シェアハウスに住んでる人たちも、仲里依紗のように見るからに訳ありそうな人から、一見明るくて人当たりも良いような人たちと様々で、そんな人たちが、実はとんでもない闇を抱えているようで、興味が湧く内容だった。