大岡越前5

大岡越前、子供の頃から一番好きな時代劇です。大岡越前と言えば加藤剛でしたから最初東山さんの大岡越前は、どうなのかと思いましたが加藤剛さん以上に今は毎回楽しみにしていて、見るたびに「罪を憎んでも人は憎ず」そんな大岡さばきにスカッとします。
現実にあった公事方お定め書きなどや、当時の庶民の生活、流行りも取り上げられているので、タイムトラベラーとなった気分になれますね。
また、大岡一家の明るさや村上さんはじめ南町奉行所の与力、同心が一体となり、事件を解決に導く様、最後は晴れ晴れと終わり、現代ドラマにあるドロドロがなく、明るく終るのも気にいる点です。
北町奉行もいろいろ嫌がらせはしてましたが、最後の回は、歩みよったことに、ホッとしました。
6も待ってます！！

シリーズ５ということで登場人物とキャストは安定して観れる。津川さんが見られなくなったのは寂しいです。時代劇は斬り合いが多いが今ドラマは人情事で裁きをするところが良い。シリーズ化してあらすじがマンネリになるかと思ったが毎回変化しているところ（毎回ゲストが変わる）、同心・岡っ引きの関係性、北と南町奉行所のライバル関係その上にいる上役などの権力争いが現代にも精通するところが見え隠れして面白い。　

大岡越前は日本を代表する時代劇です。今までは加藤剛さんのイメージが強かったですが、もうすっかり東山紀之さんのイメージになってきました。
分かりやすい1話完結の勧善懲悪のドラマですが、きちんと人としての筋が通っているので、嫌みなく見ていられます。もちろん東山紀之さんがそのようなイメージがある事も影響していますが、勧善懲悪の時代劇はやはり良い日本の伝統であると再認識させてくれるドラマです。安心して毎回見られます。