就活家族 ～きっと、うまくいく～

豪華なキャストだったため、見ました。三浦友和さんと黒木瞳さんの夫婦劇は、とてもリアルであり現代社会を上手く表現しているなと思いました。また、前田敦子さんと工藤亜須加君の役も、現代っ子の抱える問題と直結しており、考えさせられました。

家族4人が同時期に職を失い、お互いを思うが故にお互いの信頼も無くしてしまい、一家が離れ離れになってしまいそうになるお話です。
誰もが家族を無視しているわけではないのに、立場が違うと悪く取ってしまう、お父さんが一番辛い状況でした。
みんな余裕がない時はつい優しさをどこかに置いて来てしまう、自分のことを優先してしまいがちですが、家族の大切さが身にしみるお話でした。

なかなか描いてこなかった人間のドロドロした嫌な場面が多くてリアルだったと思います。父親に親友が出来た事はとても嬉しかったですし、最後はちゃんと心の底では家族が分かり合えていて幸せになれたので癒されました。

自分の身近では無い設定だが、実際にありそうな家族の内容だなと思った。三浦友和や黒木ひとみの両親役はとても自然で良いなと思った。前田敦子の演技が、少しオーバーな感じがあった。わかりやすい内容で見やすかった。最後ハッピーエンドで終わって良かったなあと思う。

まず家族全員が無職になるという設定が無理があると思います。途中で家族それぞれの問題が明らかになっていきますが、どれも中途半端な感じがして、無職の悲壮感もうすく、最終回でバタバタと無理やりハッピーエンドに持っていった感じなので、あまり感動もありませんでした。

就活を家族全員が経験するという、ありふれた感じの内容でした。常に困難と絶望が伴うストーリーであり、脚本が臭いなと感じました。しかし、それぞれが就活をどう乗り越えるかという点については、見どころは確かにありました。

三浦友和、黒木瞳、木村多恵の演技力でぐいぐいと引き込まれていきました。特に木村多恵の薄み悪い存在感が印象深かったです。一般的で幸せそうな家族が、ちょっとし選択ミスで歯車が狂い、一家離散や離婚の危機にいたるところがリアルに感じられて最後までハラハラドキドキしました。よいキャストだっただけに前田敦子の演技力が厳しく感じました。

誰でも一度は仕事のことで悩んだことがあります。つい自分や自分の身の回りに起きている出来事と錯覚してしまうほど現実味があり、その現実味のためにいつもドラマに引き込まれました。最後は全員仕事も家族愛も取り戻してハッピーエンドだったので、憂鬱なストーリーもスッキリ消化できました。ただし、富川洋輔を愛する川村優子の行動が不自然でした。

内容はとても興味をそそられるものでした。プライドの高い父親が家族に自分の心の闇を打ち明けられない事から問題が起きていき、どんどん問題が大きくなっていく…見ていて目をつぶりたくなるほど「なにやってるんだよー」と心が痛くなりました（笑）
しかし、あれだけ上手く最後までドラマしてたのに！と思うほど拍子抜けなラストで作り直して欲しいと思ってしまいました。
離婚まで考えていたお母さんはなぜあんなにアッサリと庭で薔薇を植えているのか…お父さんもそれでいいの？と思ってしまいました。時間延長してもいいからお母さんが気持ちが変わった所を見せて欲しかったです。

また、キャストは前田敦子さんがあまり演技が上手くないように思えてしまい、工藤さんとの演技力の差が感じられてしまいました。

仕事ができない旦那がリストラされるのかと思ったら、大手企業に勤めるエリートが転落して再就職をめざし、また仕事を辞めたことで家族と向き合うというないようはわるくないが、自分を陥れた女性とあんなに頻繁に会うなよと思ったし、教師のお母さんが罪悪感からとは言え、服を脱いだりする姿にツッコミどころ満載でした。

今の時代背景も感じられる内容だったと思います。家族の繋がりの必要性も感じることができました。また特に家族の絆の重要性が毎回それぞれのシーンで表現されていました。どのような環境でも家族で１つになることの大事さが伝わってくるドラマでした。